毎年12月頃になると現れる、ふたご座流星群はご存知でしょうか。三大流星群のひとつで、一度に見られる流星の数がとても多く、一晩で約500個、一時間に約100個もの流星群に出会えるそうです。
望遠鏡がなくても大丈夫。肉眼でも星空にすーっと線を引くように流れる美しい流星の姿を捉えることができますよ。2015年にふたご座流星群を見るための時間や場所などの情報をチェックしてみましょう。
2015年のふたご座流星群は最高の条件!
電波で流星を観測する「流星電波観測国際プロジェクト」によると、ふたご座流星群は三大流星群の中でも、一晩に見られる流星が年間最大数に及ぶのだとか。流れ星をひとつ見つけただけでも大興奮なのに、流星がシャワーのように降る様子が見られるなんて、想像するだけでドキドキします。
しかも、2015年の観測条件は、ここ数年の中でも最高の状態。流星を観測するには月明りが影響を与えるようですが、2015年は細い三日月であるため、ふたご座流星群を見るための十分な暗さが確保できます。また星の動きがもっとも活発になる「極大」の時間帯が日本の夜間に重なっているので、星降る夜のシチュエーションはまさに完璧な状態だと言えるでしょう。
【ふたご座流星群2015】気になる観測時期は?
2015年のふたご座流星群が活発な動きを見せるのは、12月5日~12月20日頃。最も多くの流星が見られる「極大」のタイミングは、12月14日の夜から15日の午前3時くらいまでと予想されています。
極大は流星を観測する狙い目なのですが、お天気が悪かったり、地域によって空に雲が広がっていたりすることもあるかもしれません。極大を過ぎると流星の数がぐっと減ってしまうので、14日より前の日と、極大当日と、2回に分けて観測するというのがオススメです。
【ふたご座流星群2015】ベストな時間帯は?
2015年のふたご座流星群を見るチャンスは一晩中ありますが、空がしっかり暗くなる午後9時以降がベストです。午前2時頃になると星の位置が空の真上に移動するので、そのタイミングで流星群を見ると、星が横に流れるのではなく、頭の上から落ちてくるように見えるそうですよ。
【ふたご座流星群2015】流星群が見える方向や場所
流星は空のどこからでも見えるそうです。ただし、都市部だと街の灯りに邪魔されて発見しにくいので、できるだけ明るい場所は避けた方がよさそう。月明かりもない方がより見えやすいので、月を背にして、山間部の夜空などを見上げて待ちましょう。
冬の寒い時期の星空観測は、防寒対策もしっかりと準備した方がよさそうです。数年に一度の好条件がそろった、2015年のふたご座流星群。ステキな流星の夜をどうぞお楽しみください。
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