今年は海外からの観光客が大幅に増えたというニュースを耳にします。実際に各都市を歩くと、外国人観光客の姿をよく見掛けますが、日本の中で今年最も外国からの宿泊客が多かった都市はどこだったのでしょうか?
そこで今回は、観光庁の宿泊旅行統計調査における各月の集計結果を参考にして、外国人の実宿泊者数で見た上位5つの都市を紹介したいと思います。
ただ、この文章を執筆している年末の段階で細かい情報が9月までしか出ていません。10月以降は9月までと同じように人が訪れたという前提で計算してみます。
第5位:港区(東京都)
第5位は港区。東京都の23区は別々の計算です。その中でも最も外国人の実宿泊者数を伸ばしたエリアは港区。オシャレスポットいっぱいの町ですね。
月によって上下があるのですが、月間で9万人くらい。年間で105万人ほどの外国人宿泊客が集まっています。ちなみに東京23区で言えば、千代田区、新宿区あたりも人気ですよ。
第4位:京都市
第4位は京都市。さすがの国際観光都市で、見事ランクインですね。時期にもよりますが、夏を中心に多くの人が訪れ、月に10万人ほどの実宿泊者数になっています。
年間だと115万人ほどの計算に。東京だけではなく、関西にもかなりの数の外国人が遊びに来ていると分かります。
第3位:成田市(千葉県)
意外や意外、第3位は千葉県の成田市です。もちろん、その理由は成田国際空港があるからですね。
ざっと調べただけでも、ANAクラウンプラザホテル成田、リッチモンドホテル成田、ホテル日航成田、成田ビューホテル、成田エアポートレストハウスなど、いろいろな宿泊施設が空港周辺にあると分かります。
月間で平均して10万人ちょっと。年間の推計で120万人近くが泊まっている計算になります。東京ではなく成田に宿泊する外国人観光客は少なくないようです。
第2位:札幌市
次は北海道の中心地、札幌市です。
こちらは夏にぐっと外国人観光客が増えるなどの特徴があるのですが、そうでない月と合わせても月間で外国の実宿泊者数が10万人ちょっとには達しています。
年間だとおよそ125万人ほどの外国人が札幌に泊まった計算に。さすがの貫禄ですね。
第1位:大阪市
栄えある第1位は大阪市です。9月までの月ごとの実宿泊者数はだいたい20万前後。その計算でいくとおよそ年間で230万人ほどが大阪市に訪れ宿泊した計算になります。
最近も南米のサッカーチームのファンが道頓堀を占拠したというニュースがありました。実際にその周辺を歩いてみても、いつでも外国人旅行者がた~くさん歩いています。
もはや大阪は国際都市の感がありますよね。
以上、2015年に外国人が多く集まった都市を調べましたが、いかがでしたか? ランクインした都市を抱える大阪、北海道、京都、東京は屈指の観光エリア。やはりその中心地が上位にランクインしました。
「外国人の友だちが欲しい~!」という人は、ランキングを参考にお出かけてしてみるといいかも!?
[宿泊旅行統計調査 – 観光庁]
[All Photos by shutterstock.com]