マカオ料理って日本ではあまり聞きませんよね? 実はマカオは隠れた食の宝庫だってご存知でしたか?
16世紀の大航海時代から、つい15年前までポルトガルが統治していたマカオには、今もポルトガル文化が根ざしています。そして広東料理とポルトガル料理のいいとこ取りをしたのがマカオ料理。
そんな知られざるマカオの安くて美味しい、これだけは押さえておきたいローカルグルメをご紹介したいと思います。
マカオのテッパンスイーツ「エッグタルト」
サクサクのパイ生地に卵黄たっぷりのカスタード。お店から漂う甘〜い匂いについ引き寄せられてしまいます。エッグタルトは1個10MOP(160円)ほどで、街のあちらこちらで売られていますが、もっとも有名なのは「ロード・ストウズ・ベーカリー」。その次に「マーガレット・カフェ・イ・ナタ」。オーブンから取り出したばかりの焼きたてエッグタルトをその場でハフハフ。病みつき間違いなしです!
住所:路環市區市中心撻沙街1號
営業時間:月〜木曜10:00〜23:00 、金、土曜10:00〜23:00
定休日:無休
ザ・ヴェネチアン・マカオ店は08:00〜21:00
■瑪嘉烈蛋撻店(Margaret’s Café e Nata)
住所:新馬路馬統領街金利來大廈17B
営業時間:08:30~20:00/日曜9:00~19:00
定休日:水曜日、旧正月3日
キング・オブ・ファストフード「ポークチョップ・バーガー」
マカオ名物なだけあり、街のいたるところで「猪扒包」と書かれた看板が目に止まります。これがポークチョップ・バーガー。胡椒やニンニクを効かせた骨つき肉をバンズに挟んだだけ。見た目は地味ですが、口いっぱいにほとばしる肉汁の旨味と、ふっくら香ばしいバンズとのハーモニーが最高!
値段は店によってまちまちですが、10〜40MOP(160〜480円)ほど。バンズや肉の味付けも店によって異なるので、食べ比べながら好みの猪扒包を探してみるのも楽しいですね。おすすめはセナド広場のすぐ近くの地元民に愛されるパン屋さん「金馬輪咖啡餅店」。
また、新しくオープンしたホテル「スタジオ・シティ・マカオ」内のマカオ・グルメ・ウォークに出店している「地道猪扒包」は、バンズが選べてトマトやオニオンが入っている進化系。どちらも美味しいですよ。
住所:新馬路營地大街50
営業時間:7:00~18:30
不定休
■地道猪扒包
住所:スタジオ・シティ・マカオ2F澳門食街遊(マカオ・グルメ・ウォーク)
営業時間:11:00〜21:00
しっとりふわふわの朝スイーツ「サーヨン」
通勤通学途中の男女が求める「サーヨン」。見た目はポルトガルのスイーツ、マラサダのように砂糖がまぶしてある揚げパン。でもふっくらしたシュー生地のようなサーヨンは、中はフレンチトーストのようにしっとり。マカオ生まれのスイーツです。サーヨンは作りたてに限るので、午前中の早い時間が狙い目です!
住所:十月初五街85-85A
営業時間:06:30〜18:30
定休日:旧正月3日間
みんな大好き!カレーおでん
店頭にずらりと並んだ串刺しの具材を指差して「カレー」と店員さんに叫ぶだけ。辛党は続けて「スパイシー!」と叫べば辛さ増量してくれます。
1本8〜10MOP(125〜160円)ほどで練り物や肉、野菜などたくさんの種類があり、二人で4串でもかなりなボリューム。小腹が減ったときにぴったりです。セナド広場から大堂へ向かう「大堂巷」という小道におでんの路面店が並んでいます。通りにはベンチがあるので座って食べられますよ。
住所:新馬路大堂10
人気上昇中!インパクト抜群!ドリアンスイーツ
今マカオで続々とオープンしているのがドリアンスイーツ専門店。一部のアジアでは、ホテル持ち込み禁止の対象物になっているくらい強烈な匂いを放つ果物の王様ですが、ドリアンアイスクリーム、ドリアンシェイク、ドリアンケーキなどスイーツに変身すると不思議な美味しさ。
住所:新馬路大堂16
ドリアンシェイク45MOP(700円)
ドリアンケーキ25MOP(400円)
大航海時代の歴史が染み込んだ「アフリカン・チキン」
さまざまなスパイスにココナッツミルクを加えて作る、マカオ料理を代表する「アフリカン・チキン」。レストランごとに秘伝のレシピで作られるので、その味は千差万別。
お値段は100〜200MOP(1600〜3200円)ほど。ベースとなる香辛料のピリッとした刺激とナッツの香ばしい味わいは大航海時代のロマンの味です。スパイシーがお好みなら「ヘンリーズ・ギャレー・マキシム」がおすすめ。ココナッツミルクとナッツのマイルドなソースが特徴の「ソルマー」も人気です。
住所:西灣民國大馬路4號G-H
営業時間:12:00〜22:00
■沙利文餐廳Restaurant Solmar
住所:南灣大馬路512
営業時間:12:00〜22:00
マカオには美味しい料理がまだまだあります。グルメ目的で訪れるのもアリですね! 日本から約4〜5時間。女子旅、恋人、家族でマカオを訪れて美味しいご飯と観光を楽しんじゃいましょう!
[All photos by Hiromi Suzuki]
[取材協力/マカオ観光局]