方言が可愛いランキング第1位は意外にもあの県!

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Feb 17th, 2016

旅の途中に各地の方言を聞くと、「現地に来たんだな」という感動がありますよね。普段住んでいる場所であっても、親しくしている人が不意に方言で話す姿を見ると、意外な一面にドキッとしてしまいます。

京都は4位、福岡2位!方言のかわいさNO.1は意外にもあの県

そこで今回はソニー生命保険のニュースリリース「47都道府県別 生活意識調査2015」を参考に、「うちの地元は方言がかわいい」と地元民が太鼓判を押す自治体と、その地方の実際の方言をまとめてみました。

5位・・・三重県、広島県(同率で16%)

京都は4位、福岡2位!方言のかわいさNO.1は意外にもあの県

最初に紹介する“方言がかわいい自治体”は、三重県と広島県。あくまでもこの調査は「地元の方言のかわいさを自慢できるか」と聞き、「はい」と答えた人の割合を調べています。

その調査で16%と第5位にランクインした自治体が、三重県と広島県になります。三重県の方言(三重弁)といえばgoo辞書によると「あたりがほー(くじびきで決めること)」「かんぴんたん(干からびた状態・物)」「こーっと(ええと)」などなど。

「ええと・・・」と悩むときに、「こーっと」と言われたら確かにかわいいですよね。

広島弁といえば「~じゃけん」が真っ先に思い浮かびますが、goo辞書には「えーかわん(買うことができない)」「くじゅーくる(むずかる)」「どんどろさん(雷)」などがありました。

第4位・・・京都(18.0%)

京都は4位、福岡2位!方言のかわいさNO.1は意外にもあの県

次は京都です。京都弁と言えば舞妓(まいこ)さんが「~どすえ」「おおきに」などとしゃべっている印象がありますが、他にはどのような言葉があるのでしょうか? 

「あて/うち(私)」「おあげさん(油揚げ)」「かんこくさい(きな臭い、焦げ臭い)」「なむなむ(まあまあ)」など。確かにすてきな響きですよね。

ただ、京都の人の言葉には表面だけでは分からない、さまざまな意味が込められていると聞きます。完全にマスターするには、かなりの時間が掛かるかもしれませんね。

第2位・・・長崎、福岡(同率で20.0%)

京都は4位、福岡2位!方言のかわいさNO.1は意外にもあの県

第2位は同率で長崎と福岡。ともに九州の自治体になりました。確かに九州弁もかわいらしい印象があります。

ただ、同じ九州でも各地域で全く違うと聞きます。長崎弁をgoo辞書で調べてみると、「あかちょかべ(あっかんべー)」「うったまぐる(びっくりする)」「おっちゃける(落ちる)」「おーばんぎゃーな(無謀な)」などが挙げられていました。同じ言葉を福岡弁で探してみましたが、やはり見当たりません。

福岡弁と言えば、「あいらしか(かわいらしい)」「がまだす(精を出す)」「きんしゃい(おいでなさい)」「てんてれやすい(気安く、容易だ)」「すいとー(好き)」といった言葉が挙げられています。「すいとー」なんて言われたいですよね。

第1位・・・徳島県(22.0%)

京都は4位、福岡2位!方言のかわいさNO.1は意外にもあの県

ちょっと意外な第1位は徳島県。あるいは全く意外ではないのかもしれませんが、徳島県はかわいい方言がいっぱいだと、地元の方が太鼓判を押しています。

調べてみると、「あばばい(まぶしい)」「~じょ(~ですよ)」「てれこ(物の位置が入れ違っている状態)」「どぼれ(あほ)」など、確かにかわいらしい響きの言葉がたくさん見つかります。

徳島といえば鳴門公園や剣山、阿南の海岸、小歩危(こぼけ)や大歩危(おおぼけ)の渓谷、阿波踊りなど、いろいろな観光地やイベントがあります。旅行で訪れた際には阿波弁にも注目してみると、旅の楽しみが増すかもしれませんね。

京都は4位、福岡2位!方言のかわいさNO.1は意外にもあの県

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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