見るだけでお腹がすいてくる! 国内の変わり種うどん5選

Posted by: sweetsholic

掲載日: Feb 21st, 2016

形や具材、汁に違いはあるものの、日本全国で古くから食べられているうどん。現在のような細長い形になったのは室町時代のことで、奈良時代には餡入りのお団子のようなものだったそうです。歴史上の人物たちも、各地でうどんを堪能していたかと思うと、なんだか少し感慨深いですね。

いくつ知ってる? 国内の変わり種うどん5選

各地で食べられているうどんの中から、あまり知られていないものをピックアップしてみました。みなさんはいくつ知っていますか? 

武蔵野うどん/東京

しいたけやゴマ、豚肉などを入れた甘みのある濃いつけ汁につけながらいただく、多摩地域と埼玉県西武(旧武蔵野国の入間郡と多摩郡)につたわる郷土料理。地粉を使った、コシの強い手打ちうどんです。これらの地域は良質な小麦の栽培が盛んで、家庭でも古くからうどんを打って食べる習慣があるそう。かつてはうどんが打てなければ嫁入りできなかったのだとか!

【ここで食べられる!】武蔵野地粉うどん
 

魔除けになる「耳うどん」/栃木県

まるで耳のような形をした、佐野市仙波町の郷土料理の「耳うどん」。うどんというよりは、すいとんに近い見た目です。悪い神様の耳を模しているそうで、耳を食べてしまえば魔除けになるとされています。もともとはお正月の三が日に食べられていたうどんで、おせち料理の残り物を入れて作ります。五目うどんのような具材と濃いしょうゆ味が特徴。

【ここで食べられる!】野村屋本店

スタミナ満点「かすうどん」/大阪

牛ホルモンをじっくり素揚げした、コラーゲンがたっぷりの「油かす」入りのうどん。「油かす」は大阪南東部の南河内地域の郷土料理で、肉の旨みが凝縮されておりスタミナ満点! 大阪ではお好み焼きやたこ焼きに油かすを隠し味に入れることもあるぐらい、油かすは広く親しまれているそう。

【ここで食べられる!】かすうどん「KASUYA」

ボリュームたっぷり「倉敷ぶっかけうどん」/岡山県

茹で上げたうどんに甘めの濃い麺つゆをかけて、バリエーション豊かな具材と薬味をトッピングした「倉敷ぶっかけうどん」。もともとは倉敷市の家庭料理だったそうです。昭和30年代に饅頭の店「ふるいち」がぶっかけうどんの専門店を開いたのをきっかけに、倉敷名物として知られるようになりました。

【ここで食べられる!】ぶっかけ本舗「ふるいち」

さっぱりヘルリー「もずくうどん」/沖縄県

海の幸に恵まれた沖縄。透明度の高い海に囲まれた伊平屋島産の、ミネラルや食物繊維が豊富な「もずく」をうどんに練り込んだ「もずくうどん」が有名です。もずくのぬめりを利用して作るため、材料はもずくと小麦粉のみなのだそう。温かくしても、冷たくしても。また、焼うどんやスパゲッティのように炒めて食べるところも。もずくに刻みネギ、とろろにオクラ、わさびなどを乗せてシンプルにいただきます。

【ここで食べられる!】伊平屋島産のもずく100%の「もずくうどん」の通販

トッピング次第でボリューム満点の食事になる一方、体調が優れないときにも胃腸に優しいうどん。日々のどんな場面でも活躍してくれる、私たちの食卓に欠かせない料理です。シンプルで飽きのこない美味しさですが、時には新しい味を試してみるのもよさそう!

[うどんミュージアム]
[Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

SHARE

  • Facebook