筆者が毎週訪れる青山ファーマーズマーケットにも、さといもがたくさん並んでおります。しかし、もうそろそろ旬も終わり・・・。「旬は旬のうちに」ということで、さといもを使ったアイデアレシピつくっちゃいましょう!
さといものふんわり大学芋
さつまいもの大学芋よりもあっさりしていて、食感はふんわり。口に入れた瞬間に、はちみつと一緒にトロリと溶けてしまいます。新食感デザート! ライトな食感なので食べすぎには注意が必要ですね(笑)。
さといも 二個
はちみつ 大さじ2
きび砂糖 20g(上白糖やグラニュー糖でもOK)
黒ごま ふたつまみ
塩 ふたつまみ
オレンジジュース 20ml
レシピ
1,皮がついたままのさといもを、20〜30分茹でます。竹串が入るくらいの柔らかさになればOK。
2, 茹でたさといもの皮をむき、乱切りに切ります。
3, フライパンに、はちみつときび砂糖を入れ、火をつけます。
4, 砂糖が溶けきり、ふつふつと沸騰してきたらさといもを入れます。
5, 全体をなじむように混ぜ合わせ、なじんだら黒ごまと塩を入れます。
6, 3分くらい炒めたら、オレンジジュースを入れて水分を飛ばしてできあがり。
さといものとろとろポタージュ
トロトロしていてフワフワという表現がぴったりなポタージュです。さといものとろみがポタージュとシンクロしていて絶妙。味はしっかりしているので、冷静タイプのビシソワーズにも合うなと思いました。また、さといもの泥臭さが気になる場合は、鍋で煮るタイミングでローリエを入れたらよいとのことです。
ポタージュは筆者のなかでハードルが高いレシピなのですが、今回はレンジをつかってかんたんに。15分以内にできちゃうお手軽感もいいですね。
さといも 100g
たまねぎ 50g
水 90ml
固形スープのもと 大さじ1
塩 ひとつまみ
豆乳 100ml (牛乳でもOK)
塩こしょう 少々(最後の味を整える用)
レシピ
1, たまねぎをくし切りにします。
2, さといもは皮をむいて小さめにカットします(さといもはゆでなくても大丈夫です)。
3, 大きめの器に材料をすべて入れラップをして、500Wの電子レンジで4〜5分温めます(食材に火が通るくらい)。
4, 具材が冷めたらミキサーでペースト状にします(熱湯をミキサーに入れると爆発する恐れがあります。ある程度冷めてからミキサーに入れましょう)。
5, 鍋に4と豆乳を入れ、強火で約3分火にかけ、塩こしょうで味を整えてできあがり。
さといもと柚の味噌コロッケボール
え? 柚ですか? と思わず料理監修のシェフに聞き返してしまいました。「さといもと柚は意外とあうんだよ」とシェフ。できあがりは驚き。味噌の塩っけがとろとろのさといもをピリッと引き締めてくれながら、ところどころで柚の香りがさわやかさを演出してくれました。食材それぞれがそれぞれの良さを引きたてあっている感じ。とてもおいしかったです。
つけあわせは、ルッコラやワサビ菜のリーフサラダにオニオンスライスを混ぜたものだったのですが、ルッコラとコロッケボールの相性が抜群でした! 味が濃いめの葉もの野菜はあうのかも。 ちいさく丸めてつくるので、子どもも食べやすくなっております。
さといも 150g
柚の皮 四分の一個分
白みそ 10g
塩 ひとつまみ
小麦粉
レシピ
1, 茹でて柔らかくしたさといもをつぶします。
2, 1に、みじん切りにした柚の皮と塩、白みそを入れ混ぜます。
3, だいたい30gずつに丸めます。
4, 小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけていきます。
5, 180度から200度の油でコロッケを揚げるようにあげてできあがり。
さといもと言えば? と聞かれても、もう、煮っころがしだけの返答では終わらせません(笑)。 今回ご紹介させていただいたレシピはどれも、さといも特有のとろみと粘り気が生かされていて口当たりは軽めでした。ぜひお試しくださいませ。
[All photos by 京田未歩]
[料理監修:柿元英俊 from オレゴン ワイン・ビストロ soyokaze]