日常の疲れやストレスで気分が下がってしまうことは誰にでもあるもの。そんなときに元気をくれるのが、写真を見ているだけで気持ちがうきうきするカラフルな街。世界のカラフルな絶景の街7つがあなたに元気をお届けします。
1：チンクエテッレ（イタリア）
イタリア北西部のリグリア海沿岸に位置する世界遺産、チンクエテッレ。海に面した断崖絶壁にカラフルな家々が立ち並ぶ風景に心をわし掴みにされてしまいます。
「チンクエテッレ」は、イタリア語で「5つの大地」の意味。その名前の通り、11世紀に城塞として生まれたこの地域の5つの村の総称です。
入り組んだ断崖絶壁という自然条件から1000年ものあいだ陸の孤島となっていたこの地では独自の文化が育まれました。
5つの村それぞれに個性があり、異なる表情で訪れる人を魅了します。「マナローラ」と「リオマッジョーレ」、2つの村を結ぶ遊歩道は「愛の小道」と呼ばれるこの上なくロマンチックな場所。大切な人と一緒に行けたらなんとも素敵ですよね。
2：グァナファト（メキシコ）
「メキシコで一番美しい街」と言われる世界遺産の古都、グアナファト。鮮やかな色彩の街として世界中の旅行者を虜にしています。1500年代に鉱脈が発見され、18世紀には世界の銀の産出量の3分の1を占めるほどに繁栄しました。現在でもスペイン植民地時代の街並みが残り、歴史と文化の香り漂うコロニアル都市です。
日本では見ることのできないポップな色使いの家々を眺めていると、色彩の魔法にかかってしまいそうですね。
一日の中でも時間帯によって表情を変えるグァナファトの街。宝石箱のようにきらめく夜景もロマンチックです。
3：ベルゲン（ノルウェー）
ノルウェー第2の都市で、フィヨルド観光の玄関口としても知られるベルゲンは、山や港と調和した自然豊かな街。ベルゲン港に面して並ぶ三角屋根の木造建築が並ぶエリアは「ブリッゲン」と呼ばれ、世界遺産に登録されています。
カラフルでかわいらしい建物の数々は、まるで絵本の世界から飛び出してきたかのよう。かつては干しダラの倉庫として使われていましたが、現在では手作り雑貨の工房やカフェなどに利用されており、路地裏散策が楽しいエリアです。
フロイエン山から望むベルゲンの街とフィヨルドの景色も圧巻の美しさ。
4：サルヴァドール（ブラジル）
16世紀から18世紀にかけてポルトガル領ブラジルの首都として発展したサルヴァドール。先住民や黒人奴隷、ヨーロッパ移民の文化が融合した多様な文化が生まれました。ブラジルの代名詞、サンバ発祥の地でもあります。
アメリカ大陸でもっとも多くのバロック建築が並ぶ旧市街は世界遺産に登録されています。青い空にパステルカラーの建物がよく映えますね。ダンス格闘技のカポエイラを生んだ街だけあって、パフォーマンスをする人の姿も見られます。
独自の文化を築いてきた音楽と芸術の都、サルヴァドール。そこにいるだけで元気をもらえそうなエネルギー溢れる街です。
5：ブラーノ島（イタリア）
おもちゃの国を思わせるようなカラフルな家々が並ぶブラーノ島。イタリアのヴェネツィア本島から水上バスで約一時間弱のところにある4つの小さな島からなる群島です。
漁師たちが漁から帰る際、霧の中でも自分の家を見つけやすいように自宅をカラフルに塗ったのがはじまりなのだとか。
まさに色の洪水・・・ひと目見るだけで「パッ」と心が晴れますね。何もかもが絵になる、写真好きにはたまらないフォトジェニックな島です。
6：ヴロツワフ（ポーランド）
ポーランド第4の都市・ヴワツロフは、街を川が横切り100本以上の橋が12以上の島を結んでいる水の都。
13世紀初めに造られた広場を中心とする旧市街は中世の面影を色濃く残しています。歴史を感じさせる重厚さとかわいらしさを併せ持った建物は、一つひとつ個性があって見ていて飽きませんね。
ヴワツロフは「小人たちが住む街」としても有名で、街のいたるところに200もの小人が隠れています。中世の街並みに小人たちが遊び心を添える、メルヘンチックな歴史文化都市です。
7：ウィレムスタット（オランダ領キュラソー島）
カリブ海に浮かぶ小さな島、キュラソー島。オランダの植民都市として建設された首都・ウィレムスタットの歴史地区は世界遺産です。
キュートなパステルカラーの建物が海に面して立ち並ぶ風景はまさに夢の島。抜群の透明度を誇る海はシュノーケリングやダイビングスポットとしても人気で、世界各国から多くの人々がこの美しいリゾートを目指してやってきます。
こんな素敵な島で休暇を過ごせたら、日々の疲れや悩みも吹き飛んでしまいそうですね。
見ているだけで心が躍るカラフルな街の数々、お楽しみいただけましたか。日本では見られない光景だからこそ非日常の世界にどっぷりはまれますね。
【現地レポート】イタリアにある世界遺産の村々「チンクエ・テッレ」を巡る
【世界遺産】ミラクルポップで可愛すぎる！メキシコの街「グアナファト」
【ノルウェー】映画「アナと雪の女王」の舞台になった、幻想的な７つの絶景
【世界遺産】甘くて苦くて美しい。カラフルな町「サルヴァドール」
【イタリア】ベネチアのカラフルな姉妹島「ブラーノ」と「ムラーノ」
カリブ海に浮かぶワンダーランド「キュラソー島」
[アーモイタリア旅行ガイド]
[グアナファトガイド]
[All About/ベルゲンの観光スポット]
[ポーランド政府観光局公式サイト]
[All photos by Shutterstock.com]
PROFILE
Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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