まるで絵画の世界!無数の奇岩が浮かぶ世界遺産「ハロン湾」をクルーズ

Posted by: 春奈

掲載日: May 29th, 2016

ベトナム北部屈指の観光地・ハロン湾。「ベトナム一の景勝地」といわれ、その類まれな自然景観は世界遺産にも登録されています。龍の伝説を信じたくなる神秘的なハロン湾の魅力をご紹介しましょう。

龍が舞い降りる湾

まるで絵画の世界!無数の奇岩が浮かぶ世界遺産・ハロン湾をクルーズ

ダイナミックな景観から世界中の旅行者を惹きつけてやまないハロン湾。巨大な岩山が立ち並ぶ中国の名勝・桂林を思い起こさせることから、「海の桂林」の異名をもっています。

まるで絵画の世界!無数の奇岩が浮かぶ世界遺産・ハロン湾をクルーズ

エメラルドグリーンに輝く広大な湾に大小1600もの奇岩が浮かぶ光景はまさに神秘的で、自然の脅威を感じずにはいられません。

まるで絵画の世界!無数の奇岩が浮かぶ世界遺産・ハロン湾をクルーズ

「ハロン湾」は「龍が舞い降りる湾」を意味します。その昔、この地域は外敵からの侵攻に悩まされていました。そんなとき、この地に降り立った龍の親子が炎を吹いて敵を破り、さらに吐き出した宝玉が奇岩となって海面に突き刺さったとの伝説が残されています。

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この不思議な光景を見ると、そんな伝説が生まれたのも納得できる気がしますね。

大自然が生んだ芸術

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大地の浮き沈みや風雨、波の浸食が創り上げた力強い彫刻作品のような奇岩の数々。自然の作用によって、ハロン湾は現在でも少しずつその姿を変えているといいます。

まるで絵画の世界!無数の奇岩が浮かぶ世界遺産・ハロン湾をクルーズ

船に乗って、奇岩の島々の間をぬって進んでいくとまるで絵画の世界に入り込んだような気分にさせられます。

一部の岩島は上陸できるようになっており、鍾乳洞の内部を見学することができます。階段を登って洞窟に入れば探検家になった気分。

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一面を石灰華や鍾乳石で覆われた巨大な鍾乳洞は圧巻。石柱やつらら石など、自然の神秘を感じる「作品」の数々に圧倒されます。

まるで絵画の世界!無数の奇岩が浮かぶ世界遺産・ハロン湾をクルーズ

ライトアップされた鍾乳洞

島の外からも、中からも、自然のエネルギーとその造形美を実感できるのがハロン湾の魅力なのです。

ハロン湾の楽しみ方

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首都ハノイから車で3時間半ほどのところにあり、ハノイからツアーを利用して訪れるのが一般的。日帰りクルーズも十分可能ですが、夕陽や満点の星空、朝もやに包まれた山水画のようなハロン湾の姿を楽しみたいなら、船内に宿泊するクルーズがおすすめです。

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宿泊クルーズなら日帰りクルーズでは行けない湾の奥のほうまでアクセスでき、ハロン湾の本当の魅力を存分に味わえます。

まるで絵画の世界!無数の奇岩が浮かぶ世界遺産・ハロン湾をクルーズ

「船に泊まるなんて快適に過ごせるの?」と思われるかもしれませんが、心配はご無用。むしろ「泊まりたい!」と思ってしまう素敵なクルーズ船があります。

2008年に就航した「パラダイス号・ラグジュアリー」は、ハロン湾らしい木造ジャンク船を模したおしゃれなクルーズ船。船内のインテリアも木目調をいかした温かみのあるオリエンタルなデザインで雰囲気満点です。湾の景色を眺めながらの食事は至福の時間。クルーズには食事やドリンクなどのサービスも含まれており、ではハロン湾周辺の新鮮な海の幸を使ったシーフード料理などが楽しめます。

まさに湾に浮かぶホテル。せっかくハロン湾に行くなら、こんな贅沢をしてみてもいいのではないでしょうか。

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一日のなかでも時間帯によって表情を変えるハロン湾。常に移り変わるその姿をじっくりと時間をかけて堪能したいものです。

[パラダイスクルーズ]
[All About ハロン湾 / ベトナム]
[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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