ニューヨークAirbnb体験を本音でルポ。ありえないことも旅の思い出!?

Posted by: Nao

掲載日: Jun 19th, 2016

一般の人のお家に宿泊し、暮らすような旅が楽しめる「Airbnb」。リーズナブルで手軽に利用できるのが魅力ですが、「具体的にどのように宿泊するのか、わからなくて不安」という声を時々耳にします。そこで今回は、筆者がニューヨーク一人旅で利用したAirbnb体験を本音でレポート。

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鍵は玄関マットの下に

1軒目はブルックリンでも今一番人気のエリアと言われている、ウィリアムズバーグ。Marcy Av駅から歩いて約7分の「Super Sunny Private Room」。

ホスト(男性)とは事前に何回かメールのやりとりをして、「僕は出張でいないけれど、ルームメイトはいるよ。ただ彼女も忙しいから会えないかもしれない。鍵は玄関マットの下に入れておくね。エントランスに着いたら僕に電話して。違う部屋の友人にセキュリティー解除してもらうから」というような、かなりゆるい流れとなっていました。

ドアを開けたら、柴犬が出迎えてくれた

ありえないことも旅の思い出!?ニューヨークAirbnb体験を本音でレポート
(C) Nao

エントランスも無事通過し玄関マット下の鍵も入手。ドアを開けると、出迎えてくれたのはなんと柴犬! すごい勢いで走ってきてくれました。ちなみに「KUMA」という名前のようです。

リビングは白と木目調でまとめられたスタイリッシュな雰囲気。現地の人のインテリアを見られるのは、やっぱりAirbnbの醍醐味かもしれません。

ありえないことも旅の思い出!?ニューヨークAirbnb体験を本音でレポート
(C) Nao

窓からはイースト川やウィリアムズバーグ橋が眺められます。ダイニングスペースはさりげないのにどこかお洒落。3ベッドルームのアパートですが、ゲストルームはゲスト用とわかるようにドアが開いてありました。

「シャワーは自由に使ってね」と言われていたので、シャワーを利用。しかしメールでやりとりをしていたものの、会ったことのない人の家に一人で入ったり、シャワーを使うというのはかなり変な気分でした。

筆者が日本人だからなのか、神経質な性格だからなのかわかりませんが、逆の立場だったら絶対に無理だなと思ってしまいます。しかしアメリカ人友人に聞いてみたところ「べつに自分が家にいない状態で、他人が宿泊しようがシャワー使おうが全然平気。何か盗まれさえしなければ」という意見がほとんどでした。

朝起きたら、隣で柴犬が寝てた

ありえないことも旅の思い出!?ニューヨークAirbnb体験を本音でレポート
(C) Nao

明け方、なんとなく布団か重いなと思い目覚めたら、柴犬君がベッドに入って寝ていました(笑)。筆者は大の日本犬好きなので大丈夫ですが、そうではない人には気になるかもしれません。ちなみにAirbnbの物件紹介ページにはペットの有無の項目もあるので、アレルギーなどが心配な場合は事前に調べておいた方がいいでしょう。

翌朝になってもルームメイトは現れず、犬の散歩に

チェックアウトの時間が近づいても、ルームメイトは現れず。犬を飼っている筆者にとって柴犬君のトイレが心配で仕方なく、「トイレが心配だから散歩に連れてっていい?」とホストに電話してOKの返事をもらい、散歩にお出かけ。晴れたウィリアムズバーグを散策してきました。

「キッチンは使っていいよ」と言われていたものの、やっぱり人様のキッチンを勝手に使う気にはなれず近くのカフェで朝ごはん。はじめてのAirbnbでしたが、かわいい柴犬君と過ごせて楽しい滞在となりました。

2軒目は、映画やドラマに出てきそうなロフトアパートメント

ブルックリンAirbnb2軒目は、イースト・ウィリアムズバーグにある「Suite Room in Williamsburg Loft」。古い倉庫をリノベーションしたロフト。こちらではホスト(女性)も在宅していて、エントランス到着時に連絡して部屋に入るという流れでした。

開放感抜群のお洒落すぎるリビング

天井が高く広々したリビングは最高の開放感! まるで映画やドラマに出てきそうな、お洒落な空間でした。インテリアデザイナーをしているホストの妹さんがコーディネートしたそうで、雑誌の撮影に使われることもあるとか。ダイニングテーブルは白を基調としたレトロモダン。気になって聞いたところ、元々は木目のテーブルを自分で白く塗ったのだそう。

センスよすぎる、ライティングデスクのコーディネート。どうやったらこんなにお洒落になるのでしょうか・・・。

バスルームも白でまとめられ清潔感バッチリ。1軒目のアパートは全体的に生活感がにじみ出ていたのですが、こちらはまるで雑誌の世界のようでした。

しかし、夜にはパーティーがはじまった

ふんわりしたベッドカーテンが女子心をくすぐるゲストルーム。お洒落なリビング、清潔なバスルームと、ここまでは全てOKだったのですが、その夜遅くにパーティが始まりました・・・。

「今夜は友達を呼んでリビングでパーティするから、ちょっと騒がしくなってしまうかも」と事前に言われていたので仕方ないものの、やっぱりすごいどんちゃん騒ぎ。そんなに音楽かけたらまともに話せないでしょ! というくらい大音量が響き渡っていました。当然ゲストルームにも音は筒抜け(笑)。アメリカ生活やアメリカ人のパーティ文化に多少慣れていた筆者でしたが、やっぱりキツかった・・・。

ありえないことも旅の思い出!?ニューヨークAirbnb体験を本音でレポート
(C) Nao

明け方までパーティで盛り上がっていたはずなのに、朝早めに起きてもホストの姿は見当たらず。「仕事に行ってきます。鍵は玄関の箱に置いておいてね。オートロックだからそのまままで大丈夫。楽しいニューヨーク旅を!」と、書き置きがありました。

1軒目同様にチェックアウト時は筆者一人。「暮らすような旅」もたっぷり楽しめましたが、それ以上に「他人を家に一人にしておいても、全然平気なアメリカ文化」に妙に興味を抱いてしまったAirbnb体験でした。

体験してみて感じた、Airbnbを本音で総括

旅先の日常を体感したAirbnbですが、「リラックス」や「居心地のよさ」を求める人、あるいは「海外が初めてで、言葉や異文化が不安」「海外旅行に慣れていない両親と一緒」という人にはやっぱりホテルの方がいいかな・・・と感じました。

反対に「現地の人の家を見てみたい」「非日常の体験がしたい」と考える人にはAirbnbはかなりオススメできます。

アパートや一軒家はもちろん、お城やお寺まで登録されているAirbnb。いつもと違う旅がしたい時、非日常の体験をしたい時には利用されてみてはいかがでしょうか?

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PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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