週末のくつろぎタイムに、またはお仕事を終えてはじめの一杯におすすめしたい、お洒落で美味しいワインがあるんです。それは白でもなく赤でもロゼでもない、発泡性の緑のワイン。一風変わったこのワインの魅力をお伝えしたいと思います。
ヴィーニョヴェルテって?
ヴィーニョヴェルテというのは北ポルトガルに位置する冷涼な地域、ミーニョ地方で作られているワインの一種で、ヴィーニョ(Vinho)はポルトガル語で「ワイン」、ヴェルデ(Verde)は「未熟な、若々しい」という意味を持ちます。普通であればブドウの糖度が下がりきったところで収穫するところを、その言葉の通りこのワインはあえてブドウのまだ成熟していない時期に収穫。そうすることによって、本来よりも軽めで爽やかな味わいを持つワインが出来上がるのです。
ビールにも負けない喉越しと爽やかさ
糖度の極端に低いヴィーニョヴェルテの最大の特徴は若摘みというポイントにあります。成熟したブドウを使用していないことでブドウ本来の酸味がいかされ、微炭酸のヴィーニョ・ヴェルデは結果的にさっぱりとした軽快な味わいに出来上がるのです。アルコールも8~10%と通常のワインに比べると低めであり、女性やお酒が苦手な方にとっても飲みやすいアルコール度設定になっています。
日本食にもぴったり!
実はこのワイン、日本食にもよく合うというのも嬉しいポイント付きなんです。実は、魚を中心とした日本人の食生活と地中海料理を好むポルトガル人の食生活は似ている部分がたくさん。本場ポルトガルではヴィーニョヴェルテを片手に一緒に魚介類を食べるのが一般的です。軽やかな後を引かずさっぱりとした味わいは、料理の旨さをより一層引き立たせてくれます。
価格もお手ごろ
価格もおよそ1000円〜からとリーズナブルなのでお財布に優しく、チャレンジしやすい価格帯というのもこのヴィーニョヴェルテが人気の理由です。購入はもちろんリカーショップなどで可能ですが、種類の豊富さを求めるならインターネットからの購入がオススメ(「ヴィーニョヴェルテ」と検索するとたくさん出てきますよ)。
これからの時期に大活躍の予感
パーティーやBBQの席が多くなるこの時期、さっぱりとしたヴィーニョヴェルデのテイストは場所や料理を選ばずおもてなしが出来る優秀な一品。新緑が眩しいこの初夏の季節に、ゴクゴクと爽快な切れ味のあるヴィーニョヴェルテで喉を潤してみてはいかがでしょう。
[Wine of Portugal](Vinho Verde)
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