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一生に一度は行ってみたい!世界の小さな美しい国5選

Posted by: 春奈
掲載日: Aug 1st, 2016. 更新日: Jan 17th, 2017
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世界には面積が小さいながらも訪れる価値のある美しい国があります。一度は行ってみたい、小さな国土に大きな魅力がつまった5か国をご紹介しましょう。


バチカン市国

行ってみたい!世界の小さな美しい国5選

イタリア・ローマの一角に位置し、ローマ観光の一環として訪れる人が多いバチカンですが、れっきとした独立国家。東京ディズニーランドよりも小さい世界最小の国であり、国土の全域が世界遺産に指定されているという他に類を見ない国なのです。

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バチカンはローマ教皇庁のあるキリスト教の聖地であり、全世界に10億人もの信者を擁するカトリックの総本山。そのため、面積は世界最小でも国際社会における存在感は決して小さくありません。

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面白いことに、国家とはいえここで生まれ育った人々がいるわけではありません。世界中から集まってきたカトリックの聖職者や関係者およそ1000名がバチカンの国民です。彼らはバチカンに赴任するとバチカンの国民となりますが、出身国に帰れば国籍も元に戻るという非常にユニークなしくみとなっているのです。

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そんな世界でも特殊な国、バチカンを代表する建造物のひとつがサン・ピエトロ大聖堂。4世紀、ローマ帝国のコンスタンティヌス帝がイエス・キリストの使徒ペテロ殉教の地に建てた教会堂がはじまりです。16~17世紀に大規模な改修が行われ、現在目にすることができる大聖堂の大部分はその時代につくられたもの。

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大きさといい、美しさといい、まさに別格。その壮麗な外観はもちろんのこと、一級の美術品で彩られた内部も圧巻です。

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もうひとつ、絶対に見逃せないのがバチカン美術館です。バチカン美術館は教皇の住居があるバチカン宮殿の一部で、教皇が世界各地から集めた宝物を所蔵しています。

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バチカン美術館はひとつの美術館を指すのではなく、テーマごとに分けられた24もの美術館や博物館、図書館、礼拝堂からなる壮大な複合施設です。とりわけ、ラファエロとその弟子によって描かれたフレスコ画からなる「ラファエロの間」とミケランジェロの天井画が圧巻のシスティーナ礼拝堂は必見。世界最小の国でありながら壮大なスケールをもつ国がバチカンなのです。

サンマリノ共和国

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イタリア半島の中北部に位置するサンマリノは、世界で5番目に小さい国であり、現存する世界最古の共和国。4世紀にローマ帝国によるキリスト教徒の迫害から逃れてきた石工職人が仲間とともに建国したといわれています。標高700メートルの山頂に要塞があったため、小国ながら1700年ものあいだ侵略から逃れて独立を維持してきました。城砦をはじめとする歴史的建造物が当時のまま残っており、旧市街は世界遺産にも登録されています。

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人口はおよそ3万人ですが、中世の面影をそのまま残す街並みに惹かれ年間300万人もの観光客が訪れています。日本では近年「ルパン三世」の新シリーズの舞台としても注目を集めるようになりました。

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「山頂の独立国」との異名をとるだけあって、山の上からの景色は壮観。まるで中世のまま時間が止まったかのようです。

モナコ公国

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「リヴィエラの真珠」とたたえられるモナコは、19世紀から高級リゾートとしてセレブたちを魅力してきました。ガイドブックではフランス南部のコート・ダジュールの一都市といった位置づけですが、フランスとは別の国。バチカンに次いで世界に2番目に小さい国で、面積は日本の皇居の約2倍です。

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4万人弱の人口のなんと75%が外国籍者。モナコは居住者に所得税を課さないことから「タックス・ヘイブン」として世界中から富裕層が集まってくるのです。

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小国とはいえ大公宮殿やカジノ・ド・モンテカルロといったゴージャスな建造物にエレガントな高級ホテルとまさに非日常の世界。全客室の75%が4つ星以上というモナコ。滞在するにはやや敷居が高いですが、フランスのニースなどから日帰り旅行を楽しんでもいいかもしれません。

ルクセンブルク大公国

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フランス、ベルギー、ドイツに囲まれた神奈川県ほどの大きさの国、ルクセンブルク。スペイン、フランス、オーストリアなどの支配を受けた後、1815年に独立国となった歴史をもちます。小国でありながら第二次世界大戦後はEUを代表する金融センターとして発展し、世界でも有数の裕福な国へと成長を遂げました。

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中世の面影を首都ルクセンブルクの旧市街は世界遺産に登録されており、その堅牢な要塞都市の風景から「北のジブラルタル」の異名をとっています。

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狭い国土に点在する歴史的建造物と自然が調和した風景が訪れる人の心に安らぎを与えてくれる小さな大国です。

マルタ共和国

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地中海のほぼ真ん中に浮かぶ島国、マルタ。マルタ、ゴゾ、コミノの3つの島からなり、その総面積は淡路島の約半分という小さな国です。小ささとは裏腹に7000年もの長い歴史をもつ国で、世界でもっとも古いといわれるジュガンティーヤ神殿を含めた巨石神殿群は世界遺産にも登録されています。

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さらに聖ヨハネ騎士団が築いた城塞都市、首都ヴァレッタの旧市街も世界遺産。真っ青な地中海と重厚な歴史遺産が織りなす独特の景観が訪れる人々を魅了してやみません。

行ってみたい!世界の小さな美しい国5選

壮大な歴史文化遺産の数々と、美しい自然を堪能できるマルタはまさに地中海の楽園です。

小さな国土にぎゅっと魅力がつまった5つの国々。あなたもその知られざる魅力を見つけに行ってみませんか。

[All Photos by shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。


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