【旅費の滞在費が最も安い国ランキング】2位はインドのムンバイで1位は?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Sep 18th, 2016

海外旅行のネックの1つは、旅費ですよね? 「海外行きたい!」と気分が高まっても、海外はお金がかかるイメージ。二の足を踏んでしまうという人も少なくないのでは?

とはいえ海外と言ってもヨーロッパから東南アジアに至るまでいろいろ。中には驚くほど安く行ける外国もあります。

【旅費の滞在費が最も安い国】2位はインドのムンバイで1位は?
そこで今回は、旅行口コミサイト「TripAdvisor(R)」の発表した『旅行者物価指数(トリップインデックス)2016』から、安く旅費を仕上げられる海外の行き先をランキング形式で紹介したいと思います。

第5位:タイのバンコク 2泊3日65,930円(2名)

【旅費の滞在費が最も安い国】2位はインドのムンバイで1位は?

最初はタイの首都バンコク。TABIZINEの過去記事「アジアナンバー1の観光地!年間2000万人が訪れるバンコクの魅力」でも触れた通り、アジアで最も人気のある海外旅行先の1つですね。

上述の『旅行者物価指数(トリップインデックス)2016』には2泊3日の旅に2名で行った場合の旅費が一覧にされています。航空券を除いた宿泊費、食事、3カ所の観光入場料、3往復のタクシー代の合計が65,930円。

2名で計算していますので、1人旅ならタクシー代は変わらないとしても、その他は全て半額、3万円台で旅ができてしまう計算ですね。

外務省の情報によれば、タイは治安の危険度としてレベル1「十分注意してください」と注意が出ています。ですが、マレーシアと国境を共にする南部の都市と比べれば、バンコクは比較的安全とされています。

隣国で航空チケット代も安く済みますので、バンコクは有力な海外旅行の候補になりますね。

第4位:マレーシアのクアラルンプール 2泊3日64,110円(2名)

【旅費の滞在費が最も安い国】2位はインドのムンバイで1位は?

マレーシアの首都、クアラルンプールが第4位に入りました。マレーシアの素晴らしさは、その治安の良さ。最近は日本からも移住者が多く渡っている国として話題になっていますよね。

過去記事「マレーシアの治安って本当にいいの? 現地在住の日本人に聞いてみた」では、マレーシアに訪れた際に出会った日本人に筆者が治安の現状を聞いています。

場所によっては夜間の女性の一人歩きがちょっと怖いなど、一般的な意味での警戒は必要だと言います。しかし、治安の悪い国で感じるピリピリとした身の危険は、少なくとも昼間のクアラルンプールではありません。外務省からも、特に渡航について注意情報は出ていませんね。

冒頭の調査によると、航空券を除いた2名での旅費は64,110円。1人に割ると32,000円ほど。タイのバンコクも同じですが、東南アジアのお得感が目立ちます。

第3位:南アフリカのケープタウン 2泊3日59,650円(2名)

【旅費の滞在費が最も安い国】2位はインドのムンバイで1位は?

第3位は南アフリカのケープタウン。日本から見れば東南アジアと比べて遠くなる分、飛行機のチケットが高くなります。

その出費をどう評価するかで考え方が違ってくると思いますが、現地の滞在費はタイのバンコクやマレーシアのクアラルンプールよりも安く済むのですね。

冒頭の調査によれば、2名2泊3日の旅費は諸々含めて59,650円。1人旅であれば30,000円ほど。

「アフリカって、治安は大丈夫なの?」

と不安になると思いますが、少なくとも外務省の情報によれば、近隣のレソト、ボツワナ、ナミビアと併せて、アフリカ大陸南部は注意情報が出ていません。

ただ、細かく見るとケープタウンやプレトリア、ヨハネスバーグ、ダーバンなどの大都市には、危険度レベル1「十分に注意してください」といった注意が出ています。

南アフリカに限らず、海外に出かける場合は、夜間に出歩かない、身の回りの手荷物に注意するなど、念のため警戒レベルを高めたいですね。

第2位:インドのムンバイ 2泊3日57,810円(2名)

【旅費の滞在費が最も安い国】2位はインドのムンバイで1位は?

第2位はインドのムンバイ。日本から見て東南アジアよりは遠いですが、南アフリカよりは近くなります。旅券は格安チケットを探せば、なんとかなるかも。滞在費だけを考えると2泊3日の2名の旅で、諸々の旅費が57,810円。1人で行けば29,000円ほどですね。

南アフリカと同じく、インドは治安が心配という人は少なくないと思います。外務省によれば危険度はレベル1「十分に注意してください」といったレベルだと分かります。インド全域に「渡航注意」の情報が出ている点を考えれば、日本と比べるとちょっと緊張を強いられるかもしれません。

ムンバイはデリーよりも安全と言われますが、女性の一人歩きはやはり危険。女子の一人旅の目的地としては、上級編と言えるかもしれませんね。

第1位:ベトナムのハノイ 2泊3日50,810円(2名)

【旅費の滞在費が最も安い国】2位はインドのムンバイで1位は?

第1位は東南アジアのベトナムの首都ハノイになりました。ベトナムを右向きのタツノオトシゴと考えると、その顔の部分にある大都市ですね。外務省からも渡航先として警戒情報は出されておらず、仕事で現地に暮らしている知人に聞いてみましたが、特に怖い目に遭った経験はないと言います。

冒頭の調査によれば、2泊3日の2名の旅行で宿代、食事代、観光入場料、タクシー代を含めても50,810円。1人で割ればなんと25,000円程度ですね。プラスして航空券を格安に抑えれば、国内旅行と同程度のお金で旅を楽しめてしまいます。

過去記事「憧れのあの場所も!5万円で行けるアジアの世界遺産7選」でも触れた通り、ハノイの近くには世界遺産にも選ばれているハロン湾もあります。

「どこか安く海外に行きたいな」と思ったら、とりあえずベトナムのハノイが有力かもしれませんね。

以上、最も旅費が安く済む海外の都市をランキング形式で紹介しましたが、いかがでしたか? 旅先選びに、ぜひとも役立ててみてください。

【旅費の滞在費が最も安い国】2位はインドのムンバイで1位は?

[旅行者物価指数(トリップインデックス)2016 – TripAdvisor(R)]
[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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