旅先でホテルに泊まったときに困ることの一つが乾燥ではないでしょうか。美と健康を守るため、ホテルで誰でも簡単にできる乾燥対策5つをご紹介します。
意外に怖い!乾燥
気密性の高さから乾燥しやすくなっているホテルの部屋。「たかが乾燥くらい」と甘く見てはいけません。乾燥の影響をもっとも実感するのが肌。肌が乾燥するとくすみの原因になるほか、ちょっとした刺激にも敏感になり、かゆみが起きやすくなります。
また、喉や鼻の粘膜は人間の体を守るバリアの役割を果たしていますが、乾燥するとバリア機能が低下し、喉や鼻からインフルエンザや風邪のウイルスが侵入しやすくなります。さらには体内まで乾燥が進み血液中の水分が減ってくると、血液がドロドロになり、心筋梗塞の原因にもなりかねません。
肌の老化や病気を引き起こしかねない、意外に怖い乾燥。旅行中の体調不良を防ぐためにも、ホテルの部屋ではしっかりと乾燥対策をしておきましょう。
絞った濡れタオルを振り回す
短時間で部屋の湿度を上げたいときに効果的な方法がこちら。タオルをお湯で濡らし、絞ってから部屋の中で振り回します。部屋に水滴をまき散らすことにならないよう、しっかりと絞ってから行ってくださいね。
バスタブにお湯を張り、浴室のドアを開けておく
バスタブがある部屋の場合は、入浴後もバスタブにお湯を張ったままにして浴室のドアを開けておくといいでしょう。ホテルの客室のなかで最も湿度が高い場所である浴室の湿度を寝室に逃がすことで、加湿器と同程度の効果が期待できます。
ただし、煙探知機がある部屋の場合、湯気に反応してセンサーが鳴ってしまうことがあるので、「浴室のドアは閉めておくように」といった注意書きがある場合は避けてください。
タオルを数枚濡らし、部屋に干す
使用済みの濡れタオルやバスタオルなどは浴室に干すのではなく、部屋に干したほうが部屋の湿度が上がります。洗濯物がある場合も、部屋に干しておくと乾燥対策になります。
グラスに水を入れ、ベッドの脇に置いておく
これは特に顔周辺の乾燥を和らげるのに効果的な方法です。吸い込む空気中の湿度が上がるので、ホテルに泊まると翌朝喉の調子が悪いという方はぜひ試してみてください。
マスクをして寝る
あまり快適とはいえませんが、寝ている間に喉が乾燥しやすい方はマスクを着けて寝るのもひとつの手です。マスクをして寝ると、呼気に含まれる湿度が喉や鼻といったマスクで覆われている部分の乾燥を防いでくれます。
今すぐにでも実行できるホテルでの乾燥対策。一つだけを行うよりもいくつかの方法を組み合わせるとさらに効果的です。これまで乾燥対策をしていなかったという方は、次の旅行から早速始めて快適なホテル滞在にしてくださいね。
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