豪快なボリュームがインパクトを放つ、ニューヨーク名物のステーキ。日本の霜降り肉とは一味違う、柔からく旨味たっぷりな赤身肉は夢心地のおいしさ! 今回は、ニューヨーク老舗ステーキハウス3つを食べ比べた筆者による本音ルポ。
Peter Luger Steakhouse
ブルックリンにある老舗ステーキハウス「ピーター・ルーガー」。マンハッタンから電車で一駅目なので気軽に訪れられます。テーブルや床、壁が木目調でカジュアルな店内。テーブルクロスがないので気軽にステーキを楽しめる雰囲気です。
ピータールーガー名物でもある、USDA Prime Beefのポーターハウス(Steak for two)。骨を境にフィレとサーロインを同時に楽しめます。表面はカリカリと香ばしく、お肉は柔らかくふっくらジューシー! 日本の霜降りのような脂っこさはなく、お肉本来の旨味が堪能できました。
日本人にとっては少々重たそうなイメージですが、アメリカではステーキの前菜としてベーコンを食べるのが人気。本場ならではの肉厚なベーコンも是非いただきたいところ。スモークの香りが絶妙!
評価
ステーキ★★★★
スタッフ★★★★★
ミディアムレアのステーキは、焼き加減が絶妙で、熟成感もパーフェクト。お肉の旨味と甘味が最高に楽しめました。スタッフもフレンドリーで観光客相手でも手を抜くことなく、丁寧な接客でした。
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Wolfgang’s Steakhouse
日本にも進出しており、アメリカ国内にも幅広く展開する「ウルフギャング」。こちらはタイムズスクエア店。
天井が高く、開放感ある明るい店内。中庭も見えます。場所柄なのか観光客とみられるお客さんが多い印象。
ポーターハウス(Steak for two)。熟成したUSDA Prime Beefをお皿のままオーブンで焼き上げるステーキは、驚くべき香ばしさ! バターの風味もお肉の旨味を一層引き立てています。しっとりと柔らかい赤身肉のおいしさを堪能。
評価
ステーキ★★★
スタッフ★★★
ジューシーで文句なしにおいしいステーキなのですが、他2店と比較すると若干旨味と柔らかさがやや劣るように感じました。またスタッフがメニューを取りに来るのが遅く、ナイフやフォークの置き方も雑。また終始無表情でフレンドリーさに欠けている印象も。
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BENJAMIN STEAK HOUSE
グランドセントラル駅にほど近い「ベンジャミン・ステーキハウス」。吹き抜けがあり洗練された雰囲気ですが、カジュアルな服装のお客さんも多いので安心。
熟成したUSDA Prime Beef使用の、ポーターハウス(Steak for two)。表面はカリカリで限りなく香ばしい香り。何よりもお肉のしっとりした柔らかさと旨味が絶妙! 究極の熟成感と焼き加減を味わえ、一口嚙みしめる度に幸せの時間を堪能。
3人で訪れるならオススメしたいのが、ポーターハウス(Steak for two)にリブアイという頼み方。サーロインよりも赤身感が強めながらも柔らかく、フィレよりもジューシー!
評価
ステーキ★★★★★
スタッフ★★★★★
何と言ってもお肉のおいしさが秀逸。熟成感、旨味、焼き方とパーフェクト!洗練された雰囲気のお店ながらも、スタッフは親切でフレンドリー。注文の仕方も丁寧に教えてくれます。
ニューヨーク名物でもある豪快なポーターハウスステーキ。今回は筆者による食べ比べを勝手に評価してみましたが、やはり実際に訪れて食べてみるのが一番。香ばしくジューシーな赤身肉を心ゆくまで堪能してみませんか?
[All Photos by Nao]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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