東南アジアに関する噂
東南アジアと一言で言っても、たくさんの国がありますが、海外旅行者の間で「あの国は値切れた」、「値切ったら半額以下になってびっくりした」という噂がよく囁かれています。また逆に「あの街ではボラれた」、「観光客用の金額で売りつけられた」といった残念な噂を聞くことも。しかし、それらの噂の真相は? そこで筆者が旅した東南アジアの国で値切れた国トップ5をご紹介!
5位:タイ(バンコク)
タイのバンコクでは商品を値切るほどの金額ではなく、安くしてくれたとしても提示された料金の10パーセントオフ程度でした。料理店でディスカウントをお願いしたところ、料理を多めに盛り付けてくれたことはありましたが、基本的にそこまで値切れない印象です。
逆に物価が日本と比べて安いため、多少値段を上乗せされていても、気づかないことすらありました。サイアムのデパートなどではレシートが出てくるので安心ですが、路面店や屋台では、料金すら不明な場合も。商品を購入する前に、店員さんに値段を聞いて、そこで高いのか安いのかしっかり判断した方がいいかもしれません。それでも数円や数十円程度の上乗せだと気づかない危険性がありますが・・・・。
4位:マレーシア(ボルネオ島)
マレーシアのボルネオ島のデパートに行った時、旅の同行者がオラウータンのぬいぐるみを値切りました。しかし、一向に店員さんは価格交渉に応じてくれず、ノーと言って渋い表情をするばかり・・・。仕方なく同行者は表示価格で購入していました。
ですが、諦めるのはまだ早い! マレーシアもショップが変わればディスカウントに応じてくれます。特に夜の街中心部の路面店では、2000円程度の時計が1500円程度になったりしました。マレーシアで値切るには、ショップの高級感で判断するのが一番かもしれません。高級そうなショップやデパートでは基本的にディスカウントに応じてくれませんが、小さな路面店であれば価格交渉できる可能性が高いです。
3位:香港
香港には一流のブランドショップから、女人街に並んでいる比較的安価な路面店まで幅広い価格帯のショップがあります。さすがに一流のブランドショップでは値切ることはできませんでしたが、女人街では値切ることに成功しました。まとめてTシャツを3枚購入したところ、2枚分の料金でオッケーということになり、嬉しかったです。香港の物価は決して安くはないため、値切ってみる価値はあると思います。
2位:ラオス(ビエンチャン)
ラオスの市場で大好物のマンゴスチンを購入したところ、10個で70円程度から50円程度まで値下げできました。正直、ディスカウントをお願いするほどの言い値ではなかったのですが、「東南アジアでは値切れる」、という噂がどこまで本当なのか確認したくて、トライしたところ、ラオスのビエンチャンは値切れるという結果に。
穏やかな気質のラオス人は観光客に高値で商品を売ろうという感じではありませんでした。一度、間違って、一桁多い小銭を渡してしまったことがあったのですが、ラオス人は「多いよ」とびっくりした表情で返してくれました。そのような体験を経たこともあり、今でもラオス人には好印象を抱いています(笑)。
1位:バリ島(ウブド)
商品につけられている値段がもともと観光客価格なのかもしれませんが、交渉すると簡単に半額までディスカウントできたのはバリ島のウブドだけでした。シルクの素敵なワンピースが4000円程度で売られていて、店員さんと交渉したところ、10分後にはいともたやすく2000円程度に! またシルバーアクセサリーで有名な村に行った時も、7000円程度のシルバーアクセサリーが4000円くらいになりました。このことから、バリのウブドでは比較的簡単に値切れることが発覚。最初は面倒に感じた価格交渉ですが、1週間の滞在の終わり頃には、店員さんに価格交渉するのが楽しくなったほどです。
ただ、逆にバリ島でボラれたという噂を耳にすることも少なくありませんので、表示価格が極端に高かったり、店員さんの言い値がおかしいものは、買わないに越したことはないでしょう。周りのお店でお目当てのものと似た商品を見て、平均価格を割り出してから、購入するといいかもしれません。
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