奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー、世界の美しい湖8選【TABIZINE BLUE WEEK】

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: May 11th, 2017

私たちが心に癒しを求める時、湖へ向かいたくなります。海面が波立つ海は心がざわめきますが、静かな湖面はひたすら空の青さを映し、心を鎮めてくれます。世界には数え切れないほどの美しい湖がありますが、今回はミステリアス・ブルーの湖を訪れてみましょう。

カナダ ジョフル湖(Joffre Lake)

Majestic mountain lake in Canada. Upper Joffre Lake Trail View.

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

カナダ バンクーバーから車で3時間ほどの距離にあるジョフル湖。Lower、Middle、Upperと点在する3つの氷河湖は、氷河とともに清々しい絶景を見せてくれます。標高が上がるにつれ、氷河が迫り、湖の色が濃くなります。光の加減によって、エメラルド、ターコイズブルーと色を変える美しさに、心を奪われるでしょう。氷河湖なので、水はとても冷たいです。

[Joffre Lake| VancouverTrails.com] 

ニュージーランド プカキ湖(Lake Pukaki)

Lake Pukaki view from Glentanner Park Centre near Mount Cook, on a background of blue sky with clouds, snowy Southern Alps.

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

ニュージーランド・ブルーと呼ばれる空の青さを映す、ミルキーブルーのプカキ湖の美しさ。心に清涼な風が吹きぬけます。氷河から流れ出す水には小さな岩石の粒子が溶けており、青や緑系統の色のみが反射するので、このような美しいブルーになるそうです。

[自然の神秘 プカキ湖|nzdaisuki.com]
[Lake Pukaki|100%PURE NEW ZEALAND]

カナダ ルイーズ湖(Lake Louise)

Canoes floating peacefully on the waters of Lake Louise, Banff National Park, Alberta, Canada.

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

カナダバンフ国立公園内にある「カナディアン・ロッキーの宝石」の異名を持つ、宝石のような湖。湖畔にあるお城のようなホテル「フェアモント・シャトー・レイクルイーズ」のLakeview Loungeでは、すべての席からルイーズ湖を眺められ、お茶や食事をいただくことができます。

[Lake Louise|BANFF & LAKE LOUISE TOURISM]

ボリビア ウユニ塩湖(Uyuni salt lake)

Uyuni salt lake

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

雨期(12-3月)になると湖面に雨水が溜まり、空を映し出す「鏡張り」が有名。雨季であっても毎日見られるものではないので、稀少性が高いのです。空と大地の境がなくなったような浮遊感。心が自由へと解き放たれます。

[Uyuni salt lake|Boliviahop.com]

スロベニア ブレッド湖(Lake Bled)

Bled with lake, island and mountains in background, Slovenia, Europe

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

アルプスの瞳と呼ばれる、美しい水をたたえたブレッド湖。この湖に浮かんでいる「聖マリア教会」は、手漕ぎボートで渡ります。ロマンティックなロケーションに、結婚式を挙げるカップルも多いそうですよ。

[Lake Bled|blejskiotok.si] 

イタリア ガルダ湖(Garda Lake)

beautiful beach on Garda Lake, Italy

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

北イタリア湖水地方にある、イタリア最大の美しい湖。ヨーロッパ人気のバカンス地で、夏はバケーションで訪れる客で賑わいます。ビーチがあり、夏季には澄んだ湖水で泳ぐことができます。

[Lake Garda|visitgarda.com]

日本 北海道 摩周湖

Lake Mashu,AKAN National Park,Mashu-ko, Hokkaido, Japan

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

日本 北海道 美瑛 青池

Beautiful blue water of Shirogane Aoi Ike or Blue Pond in Biei, Hokkaido, Japan

奥底まで覗いてみたいミステリアス・ブルー 世界の美しい湖

最後にご紹介するのは、日本の風景を。日本には、世界第2位の透明度を誇る摩周湖(1位はロシアのバイカル湖)や、日本最大の琵琶湖、日本最深の田沢湖など美しい湖があります。摩周湖は年間100日ほど霧に包まれていており、美しい姿を見せてくれないことでも稀少性が高くなっています。筆者が訪れた時にも霧が深く、姿を見ることはできませんでした。夏季の6-8月は霧が発生しやすいので、その時期を外したほうが良いかもしれませんね。晴れ上がれば、美しい摩周ブルーが姿を現します。

[「霧の摩周湖」というけれど、摩周湖はいつも、そんなに霧深いのか !?|tenki.jp]
[摩周湖|弟子屈なび]

また湖ではありませんが、「北海道美瑛 青い池」の美しいブルーも外せません。2012年Apple社のMacBook Proの壁紙に採用されたため、世界的にも人気が出ました。
昭和63年12月に十勝岳が噴火後、火山災害から美瑛町を守るため、火山泥流を貯める施設としてえん堤を設置したところ、ブロックえん堤に水が溜まり、「青い池」と呼ばれるように。突然幻のように現れた青い池、見る角度や季節により、水色にも緑にも見える美しい青さは、明確な原因は解明されていないそうです。その神秘さがまた魅力を感じさせるのかもしれませんね。

[美瑛 青い池|美瑛時間]

あまりにも美しくて、奥底まで覗き込みたくなるミステリアス・ブルーの湖。青い湖面を覗いた時、あなたの目には何が映るのでしょうか。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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