ブルームーン〜人生に稀にしか起こらないこと〜【TABIZINE BLUE WEEK】

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: May 14th, 2017

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

英語には、Once in a Blue Moon(ワンス・イン・ア・ブルームーン)という表現があります。「青い月の時に一度だけ」とは、「ごく稀に」「滅多に起こらないこと」を意味します。

「ブルームーン」は、文字通り「青く見える月」。もう一つは「一定期間に追加の満月が巡ってくること」。

月の満ち欠けは平均約29.5日を周期で繰り返されるので、満月は月に1回です。ところが、満月の周期(平均29.5日)と1ヶ月の周期(30日強)がずれて、追加の満月が現れることがあります。「青く見える月」も「一定期間に追加の満月が巡ってくること」も、起こるチャンスが滅多にない、ごく稀なことです。

世界中が憧れる青い月

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

「青い色」を好む日本人に限らず、世界で一番好まれる色は青と言われます。「青い月」の神秘的なイメージから、名前を冠している場所や商品も多いですね。

理想郷のモデルから名付けられた、ブルームーンという場所

中国 雲南省 藍月谷(Blue Moon Valley)

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

イギリスの作家のジェームズ·ヒルトンの傑作「失われた地平線」で描写した、「青い月の谷」にある理想郷シャングリ・ラのイメージから「藍月谷」と名づけられました。英名ではBlue Moon Valleyの中国雲南省にある「藍月谷」は、青く澄み切った水が印象的な人造湖。棚田はコンクリートで作られています。

[52yulong.com]

ブルームーンという薔薇

ドイツ産

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

青く輝く月の光を受けて、そっと花開くようなミステリアスな薔薇。花びらが薄く、透明感のある青みがかったラヴェンダーの花色。ブルー系特有のフルーティで爽やかな香り。バラなのにトゲが少なく、育てやすい、青色系のバラの中で評価が高い銘花といわれています。

和名 ブルームーン
英名 Blue Moon (Sissi,Blue Monday)
系統 【HT】 ハイブリッドティーローズ
作出者 Tantau,M. (タンタウ)
作出年度 1964
作出国 Germany (ドイツ)
花言葉 「神の祝福」「夢叶う」「奇跡」

[バラ関連ポータルサイト「NOIBARA」]

ブルームーンというビール

アメリカ産

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

オレンジの香りのするベルギースタイルのホワイト・エールは、美しい名前に惹かれて飲む機会を持った方も多いでしょう。筆者も初めて飲んだきっかけは、名前の美しさ、青いラベルのボトルに惹かれたためでした。オレンジのスライスを添えて飲む、夏にぴったりのビールです。

[Blue Moon ブルームーン]

月が青く輝く夜には

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

何かが起こりそうな気がします。

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

E.Tを自転車の前かごに入れたエリオットが、自転車で夜空を駆け抜けるのが見えるかもしれません。

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

青く輝く月に照らされて、狼男に変身。

Dracula’s medieval castle at night with full moon – Bran , Transylvania. Romania.

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

ドラキュラが身支度を整えて現れるのも、月が青く輝く夜。

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

ブルームーンの夜に、運命の相手と巡り合って、

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

恋に落ちるかもしれません。

Venice evening. Moon over Venice. Picture taken from the Academy bridge.

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

旅先で、一生涯忘れることの出来ない夜景を目にするかもしれませんね。

人生に稀にしか起こらないこと ブルームーン【TABIZINE BLUE WEEK】

「人生に稀にしか起こらないこと」だとしても、私たちは望み続けるでしょう。青く輝くブルームーンが、私たちに夢や希望、ロマンやスリルを与えてくれる限り。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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