【TABIZINE 現地特派員による寄稿】
「あれ? ここ日本だっけ?」 海外にいながらにして、日本にいると感じざるを得ない、そんな場所が地球の裏側ブラジルはサンパウロにあるんです!
サンパウロの中心地から徒歩10分の距離にあるリベルダージ地区。ここは世界でも稀な「日本人街」。戦前からの日本人移民の歴史も既に100年を超えるブラジル。世界最大級の日系社会が根付く国ならではの、おもしろ可笑しい「日本×ブラジル」のミックスされた街を歩いてきました。
目抜き通りには可愛らしい提灯型の街灯
建物は西洋様式のブラジル風とうって変わって、なんともアジアンな雰囲気を漂わせています。
歩行者用の信号も、お茶目に提灯型。可愛い気遣い。
いくつもの商店街のような通りには、日本語の看板がずらり!
今や日本語を読める日系人も減って来ていると言われているので、昔の名残でしょうか。
スーパーには、日本食がズラリ!
日本から輸入された商品はもちろん、ブラジルの日本食品会社が製造する食材もあります。比較的日本からの輸入食品は関税の分、お高め。お味噌は大体ブラジル産200〜300円くらい、日本からの輸入品1000円くらいしちゃいます。
寿司にたこ焼きと、お惣菜コーナーも充実しています。ブラジルではこの発泡トレーに詰められた惣菜を「Obento」というらしいです。温めずそのまま食べるのが主流のよう。
昼食にぜひ挑戦したいのが、ブラジル風日本食!
ビルの中でひっそりと営業する「Mugui」は名店の一つ。昼時は、お客さんでごった返します。醤油ラーメンと天ぷらうどんを注文。「日本食っぽい」という雰囲気の見た目に反して、お味はさっぱりと、しっかり日本食。
日本とブラジルの文化を融合させながら、長年かけて創り上げられた地球の裏側にあるブラジル「日本人街」リベルダージ。ブラジルに来られた際は、いく価値ありです。
昼過ぎになると、とにかく混みます! 私は午前中に行ったので街をぐるりとできましたが、お昼を食べて外に出てみると、比にならないくらいの人混みでした。いらっしゃる際は気をつけて!