日本のお隣の国、韓国。韓国も日本と同じくお米を主食として食べる文化。家庭では毎朝キムチを食べるとか? 今回は、そんな韓国の朝ごはん事情を紹介したいと思います。中には二日酔いに効くスープなんていうものもあるんですよ。
やっぱり朝はあっさり「おかゆ」
まだまだ胃が起き切っていない朝に食べるなら、やっぱり温かくて優しい味のおかゆがうれしい。韓国のおかゆは日本のおかゆと違い、出汁で炊いたとろっとしたおかゆに、様々な具材が入ってて種類も豊富です。贅沢するならアワビがたっぷり入ったアワビ粥を。
二日酔いの朝に効く「プゴグッ」
韓国人が二日酔いをした朝に食べると言われている「プゴクッ」。干しダラで出汁を取ったスープは、前の夜にお酒を飲んで胃が疲れているときにとても効き目があるそう。これを飲んだら一気に元気になるとか。旅行中にお酒を飲みすぎてヘロヘロになったら、翌日の朝にはプゴクッを飲みましょう。
牛骨スープでエネルギー補充「ソルロンタン」「コムタン」
牛骨をじっくり煮込んだ「ソルロンタン」。他に牛の内臓も一緒に煮込んだものが「コムタン」。どちらも白い色のスープで、意外とあっさりとしています。そのままでももちろん美味しいですが、キムチを入れたり、塩コショウで味を調えたりして食べます。ご飯を入れてクッパにする人も多いようですよ。
豆もやした〜ぷり「コンナムルクッパ」
コムナムルとは、韓国語で豆もやしのこと。「コンナムルクッパ」は、豆もやしがた~っぷりのスープに、ご飯が入ったあっさりした味の料理です。しゃきしゃきした食感のもやしは、ボリュームたっぷりでお腹もいっぱいになりますよ。朝から野菜をいっぱい食べて、ヘルシーな一日を!
韓国のうどん「カルグクス」は具沢山
「カルグクス」は、韓国の麺料理。太いもちもちした麺が特徴です。日本でいううどんみたいな感じです。あっさりしたベースのスープに麺、そして肉野菜などの具材がたっぷり入っています。このカルグクスに餃子みたいな「マンドゥ」が入っているものもありますよ。
気軽に食べられる韓国海苔巻き「キンパッ」
韓国の海苔巻き「キンパッ」は、あちこちにチェーン店があるくらい、韓国では定番のお手軽料理。もちろん、朝ごはんにもぴったりですよ。キンパッを扱っているお店は、24時間営業のところも多いので、朝早くてもすぐに食べられます。いろんなチェーン店があるので、味比べをしてもいいかも。
韓国式「トースト」はボリューム満点
ご飯以外の韓国の朝ごはんの定番といえば、やっぱり「トースト」でしょう。ただ、日本のトーストを想像してると違いに驚きますよ。韓国でいうトーストは、フライパンで焼いたパンに、オムレツや野菜などをたっぷり挟んだ料理なんです。こちらもお店によって味が違うので、食べ比べてお気に入りを探しましょう。
「ダンキンドーナツ」で朝ごはん
日本ではほとんど見かけなくなったドーナツチェーン店の「ダンキンドーナツ」。韓国ではよく見かけるドーナツ屋さんなんです。ダンキンではドーナツだけじゃなく、簡単な温かい朝食メニューもやっていて、簡単に朝ごはんが取れますよ。日本じゃ食べれないダンキンの朝食をぜひ!
パン屋さんの焼き立てパンも侮れない!
実は、韓国はパン屋さんがとても多いんです。パンを中心としたチェーン店も、「PARIS CROISSANT」、「Paris Baguette」や、「Tous les jours」など、本当にたくさんあります。また、カロスキルにある「TOKYO PANYA」は日本人のパン職人が開いた人気店なので、見つけたらぜひ食べてみてくださいね。
おなじ「朝ごはん」でも国によって十人十色
韓国料理というと、辛いものを想像しがちですが、朝ごはんによく食べられるメニューを並べてみると、そんなこともないのですよ。朝にぴったりのあっさりした料理もいっぱいあるんです。旅行に行ったら、韓国ならではの朝ごはんも楽しんでくださいね。
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