日本では、デパ地下並みに楽しい高速道路のサービスエリアが人気ですが、世界一の車大国アメリカのサービスエリアはどうなのでしょう? NY在住の筆者がドライブに行った時、 NYのお隣ニュージャージー州のサービスエリア(ターンパイク)を取材してみました。
1.サービスエリアといえばトイレ
日本人はトイレ好き? なこともあって、サービスエリアの規模にもよりますが、トイレの数はかなり多めですよね。サービスエリアに寄るのは、「トイレ休憩」のことが多いです。アメリカでもみなもちろんトイレに行くのですが、日本に比べるとトイレの個室数は少ないかもしれません。日本ではトイレだけの広い別建物がありますが、アメリカでは治安面(暴行、強盗)のため別棟トイレは開けてない場合もあります。
だからといって、アメリカ人のトイレの使用時間が短いわけではなく、むしろ日本人の方がさっさと出てくるかもしれませんね。アメリカでは辛抱強く長い列を作って、待っています。それゆえ、アメリカではトイレをギリギリまで我慢せず、早めに行きましょう。
筆者が寄った時は、雨天だったせいか別棟のトイレはクローズしていました。利用者が少ない時は犯罪が起こりやすいためと、掃除とメンテナンスが面倒だからでしょう。トイレはこんな感じ。女性の個室数は、4-5個だったと思います。
2.土地のお土産はあるの?
日本ではサービスエリアの楽しみといえば、ご当地名産のお土産ですよね。種類豊富なお饅頭やお菓子は見ていて楽しく、ついつい購入してしまうものです。アメリカのNJ州のサービスエリアのお土産は、NJ州のパーカー、トレーナー、サービスエリアのTシャツの他、NJ州名物のソルトウォータートフィ、ソフトクリーム型のグミ、NJの名前付きチョコなど。
日本と比べてバラエティには乏しく、地味なラインアップに眺める人影も少なく、閑散としていました。欧米人は日本人ほどお土産には興味がなく、日本人は世界一「お土産好き」なのかもしれません。
3.どんな飲食店がある?
飲食店は、Roy RogersやPizza Hutなどのファストフード店が並んでいます。長時間温められて、干からびたようなピザやチキン、ハンバーガーなど。あまり魅力的なものはありませんでしたね。飲食店の一番人気は、Starbucks。筆者が気を惹かれたのは生絞りのオレンジジュースでしたが、価格表示がないのと、使用感があまりなく新鮮度が気になり利用しませんでした。
感じとしては、日本のコンビニのやや大きめ版といったところ。日本のサービスエリアの充実度に比べて、完全に負けています。
4.意外なあの商品の専門店が!
アメリカはなぜか香水のコーナーがあり、男性に人気でした。ドライブ中、車内で距離が接近するので、彼女を口説くため?? でしょうか。日本では見ないですよね。興味深いです。でも、サービスエリアに寄った途中から、急にコロンの匂いがプンプンしたら、女性は引くと思うのですけれどね(苦笑)。
5.アメリカと日本のサービスエリアの違い
では、アメリカのサービスエリアと日本のサービスエリアの違いをまとめてみましょう。
アメリカ | 日本 |
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犯罪防止のためか、トイレの個室数は少なめ | 別棟専用トイレもあり個室数が多い | トイレの待ち時間は長い | トイレの待ち時間は短め | 飲食店は期待できない | 飲食店は充実 | お土産品は地味 | お土産はバラエティに富み、デパ地下並み | 無料サービスなし | 無料の給茶サービス、足湯など |
日本のエリアごとのご当地ソフトクリームやご当地のスナックは楽しく美味しく、場合によっては温泉があるところもあり、サービス度、エンターテイメント度は日本が勝っているといえますね。
[New Jersey Turnpike – Woodrow Wilson Service Plaza]
[All photos by Hideyuki Tatebayashi]
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