【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」

Posted by: sweetsholic

掲載日: Jul 30th, 2017

季節の移ろいを感じる和菓子。今の時期なら、涼しげな水まんじゅうや寒天菓子などでしょうか。日本と同じように四季のあるフランスにも、季節ならではのデザートがたくさんあります。

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」

初夏を代表するデザート「クラフティ・オ・スリーズ」

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」

夏を代表するデザートといえば、アイスやソルベはもちろんですが、ジューシーなあんずをたっぷり焼き込んだ「タルト・オ・アブリコ」や、今回ご紹介する「クラフティ(Clafoutis)」も定番。今の時期であれば、フランス人のお宅でも、現地のレストランでも登場頻度の高いデザートです。

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」

クラフティは、牛乳と卵がベースの生地にフルーツをたっぷり焼き込んで作ります。基本的にどんなフルーツで作ってもOKですが、当地で夏によく食べるのは、チェリーを使った「クラフティ・オ・スリーズ」。牛乳と卵、砂糖と薄力粉を混ぜた生地にチェリーをどっさり入れて焼くだけ、という手軽さです。生地のほんのりした甘さとチェリーの酸味で、いくらでも食べられそうなおいしさ! もっちりした食感も、私たち日本人好みかもしれません。

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」
知人宅のお庭でスリーズ狩り! (C)sweetsholic

フランス南部ではスリーズが自宅で採れる家庭も珍しくないことや、マルシェやスーパーで安価で購入できること、誰でも失敗なくできる点が、人気のヒミツなのでしょう。

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」

このように、スキレットで作ってもかわいくできますよ。

続いて、クラフティのレシピをご紹介します。

クラフティのレシピ

【材料】(直径15〜18cmの深めのタルト皿、または耐熱皿1台分)
無塩バター・・・35g
卵・・・2コ
グラニュー糖・・・30〜40g
薄力粉・・・50g
牛乳・・・125cc
チェリー・・・200〜300g

1. タルト皿の内側に柔らかくした無塩バター(5g)を塗り、チェリーを入れる。
2. ボウルに卵を割り入れ、グラニュー糖、薄力粉の順に加えて、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜる。牛乳、600Wのレンジで45秒ほど加熱して溶かしたバター(30g)を加え、滑らかになるまでよく混ぜます。

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」
(C)sweetsholic

3. 1のチェリーの上から2の生地を流し入れ、190℃に予熱したオーブンで30〜35分ほど焼き上げたら完成。

フランスの料理サイト「750g.com」を参考にしながら、作りやすい分量でご紹介しました。フランス語になりますが、作る前に動画をご覧になると、工程のイメージがつくと思います。

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」
(C)sweetsholic

動画のように、焼きあがるちょっと前のタイミングで、クラフティの上からグラニュー糖(10〜15g)をかけて上火を強めにして焼き上げると、表面がキャラメル状に仕上がります。パリッとした食感が加わり、こちらもとっても美味!

【簡単レシピ】フランス初夏のデザート「クラフティ」
(C)sweetsholic

ほの温かい状態、または冷たく冷やした状態でいただきましょう。簡単に作れるクラフティ、型崩れしにくいので、BBQやピクニックにもおすすめですよ!

[750g.com]
[tsujicho.com]
[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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