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推理小説を読んでいるような興奮を覚える「何か」を探す旅行記3選

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「幻獣ムベンベを追え」

読めば旅に出たくなる?「何か」を探す旅行記3選

3冊目は、ノンフィクション作家・高野秀行氏のデビュー作「幻獣ムベンベを追え」。ご自身が所属していた早稲田大学探検部が、アフリカのコンゴ共和国にUMA(未確認生物)モケーレ・ムベンベを探しに訪れた記録をまとめた本。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットーだそうですが、このデビュー作からすでにその作風が確立されています。

読めば旅に出たくなる?「何か」を探す旅行記3選

本作では、探検部の面々が現地の人々やジャングルの厳しい環境に翻弄される様子も余すところなく記録されているのですが、「何故そこまでして、本当に居るかどうかも分からない怪獣を見に行くのだろう」と思わせる困難の連続でもあります。けれどその「誰に頼まれた訳でもないけれど、自分が見たいから、知りたいから行く」という情熱がページ越しに伝わってきて「旅っていいな」「冒険っていいな」とも思わせてくれます。

そして旅に出てからの描写もスリリングですが、筆者のお気に入りは旅に出る前の準備の様子。様々な企業に協賛をお願いしたり、現地語を習うために東京在住のコンゴ人を探し回ったり、大学生たちが「その日」に備える様子は、こちらの興奮も呼び起こします。

こんな旅はなかなか出来ないかもしれませんが、旅先でのちょっとしたアクシデントや困難に遭遇した時にぜひ思い出したい一冊です。「ムベンベ探しの旅に比べれば大したことじゃない」と立ち向かう勇気をくれるのではないでしょうか。

読めば旅に出たくなる?「何か」を探す旅行記3選

以上、「本の著者たちが好奇心に駆られ謎解きの旅に出た本」3冊のご紹介でした。ただ観光地を巡るだけではなく、何かひとつの謎に向き合う旅も素敵ですね。ぜひいつか、こんな密度の濃い旅をしてみたいものです。

[All Photos by Shutterstock.com]
[バウルの歌を探しに バングラデシュの喧騒に紛れ込んだ彷徨の記録]
[前世への冒険 ルネサンスの天才彫刻家を追って]
[幻獣ムベンベを追え]
[高野秀行オフィシャルサイト]

倉田直子

Naoko Kurata ライター
オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/


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