秋の旅。あなたが旅先を選ぶ目的は、美味しい食事も含まれているかもしれませんね。旅に出るのなら、感動的な食に出会いたいものです。各国それぞれご自慢の美食がありますが、どこの国の食が私たち日本人の口に合うのでしょうか。
DeNAトラベルが、所属する男女社員83名を対象に、2017年7月11日(火)~7月18日(火)に「旅行会社社員に聞いた海外旅行先」に関する調査を実施しました。海外に10回以上行ったことがある社員が答えた「訪れた中で食べ物が美味しくて驚いた旅行先」が気になりますね。海外旅行のプロが選んだ、食べ物が美味しくて驚いた旅行先のベスト5とは。
第5位 トルコ 5.4%(同率5位)
サバサンド(Balik Ekmek)
●サバサンドが美味しかった。(30代男性)
●レストランで普通に出てくるような豆のスープや無料のパンですら美味しい。(20代女性)
世界三大料理のひとつに挙げられるトルコ。馴染みの強いケバブ(グリルした肉)をはじめ、ひよこ豆、茄子、きゅうりのフムス(ペースト)、チーズや肉のはいったピザ風のものなど美味しいものがいっぱい。「サバサンド(Balik Ekmek)」はイスタンブールの名物で、ロコのみならず旅行者にも大人気。脂のたっぷりのった新鮮なサバを焼いて、パンに挟んだサンドイッチは日本人の口に合います。レモンをぎゅっと絞って食べましょう。
第5位 香港 5.4%(同率5位)
色々選べる飲茶は楽しい
●庶民的な喫茶店から高級飲茶まで、美味しい店に出会いやすい。(30代女性)
●香港は食に対するこだわりが強く、バリエーションが豊富。(30代女性)
舌の超えた美食家が集まる香港。同じアジア人ゆえ、日本人の口に馴染みますね。特に色々な種類の飲茶は、ワゴンで運んでくるアツアツをどれにしようかと選ぶ楽しさもあります。透き通った皮に包まれたプリプリの海老の点心や、大根餅、ツルツルの皮の腸粉などフレッシュで美味。金魚のような形や、翡翠を模したものなど目にも美しく、満足できます。ごま団子や豆花(トウファ)、マンゴープリンなどデザートを食べる余裕も残しておかなくてはいけませんよ。
次は第4位です!
第4位 イタリア 7.1%
アンティパストとワイン
●何を食べてもハズレがなかった!(40代女性)
●ワインが安くて美味しいのがよかった(40代男性)
美食の国イタリア。皆の大好きなピッツアやパスタ、ラザニア。アンティパストは、手軽につまめるブルスケッタや野菜を浸して頂くバーニャカウダなどワインとの相性がピッタリ。ワイン生産量は、実はフランスやスペインを抜いて世界第一位なのです。トスカーナ州やピエモンテ州は、イタリアを代表するワインの生産地。キャンティやバローロなど有名ですね。
第3位 台湾 12.5%
牛肉麺は各店味が異なる
●臭豆腐が美味しい。(20代男性)
●とにかく牛肉麺がうまくて、滞在中毎日食べていた。(40代男性)
TABIZINEでも大人気の台湾。九份(チョウフン)の美しい景観、治安も比較的良く、日本から近いことも人気の要因。そして手軽で美味しいものの宝庫。ご飯ものでは、刻んだ豚肉を香辛料と甘辛く煮込んだ魯肉飯(ルーローファン)、たれに漬け込んだ豚の骨付きあばら肉がのった排骨飯(パイコーハン)。麺類は、そうめんのような麺に鰹だしがきいた麺線、煮込んだ牛肉がのった牛肉麺、小ぶりの丼で出てくる担仔麺(ターミーメン)。アツアツの小籠包や牡蠣のオムレツ蚵仔煎(オアジェン)ほか、口に合うものばかり。日本人の舌と近いですが、香辛料の八角が嫌いな人には厳しいかもしれません。
第2位 韓国 14.3%
済州島の黒豚はファンが多い
●辛いものが苦手でしたが、美味しいので食べ続けられました。(20代女性)
●済州島の黒豚は肉の甘味がとても美味だった。(40代男性)
お隣の国とあって、日本と食の好みが近い韓国。牛や黒豚の焼肉は本場の味で、お肉好きは大満足。一緒についてくるキムチやナムルなど、バラエティ豊かなバンチャンでテーブルは一杯に。日本のおかずと似ているものもあり、隣国なのだと感じますね。キムチはお店によって味が違うので、食べ比べるのも楽しみ。
次は第1位です!
第1位 タイ 16.1%
嫌いな人はいないであろうパッタイ。もちもち麺がたまりません
唐辛子入りのナンプラー タイ料理にかけると美味!
屋台で指差してあれこれ買うのは楽しい
世界三大スープのひとつ、トムヤムクン。複雑な5つの味が奥行きを深める
●料理とビールの相性が最高(30代女性)
●何を食べても美味しい。特にタイスキは美味しかった。(30代男性)
●パッタイとトムヤムクン、ガイヤーン(タイ風焼き鳥)などが、特にお気に入り。王道のパッタイ、タイカレー、フライドライス(チャーハン)、ヌードルなどは、日本の麺ものや丼物のように手軽に1食で済むところも魅力。現地では屋台とタイエクスプレス(タイ料理のファミレスチェーンのような存在?)、おしゃれカフェのタイ料理、ホテルのデリのタイ料理など食べましたが、個人的には屋台が一番安くて(ホテルの1/3くらい)おいしかった。もしかして安い順においしい?(笑)おいしいラーメン屋のラーメンの方が、高級ホテルのレストランの中華麺よりおいしく感じるのと一緒かもしれません。(TABIZINE編集長)
第1位は、タイでした。納得ですね。筆者の住むニューヨークでも、人種を問わず人気が高いです。タイ料理は5つの味覚で構成された、奥の深い味。スパイスの「辛味」、ライムやタマリンドの「酸味」、ココナッツミルクやパームシュガーの「甘味」、ナンプラーの「塩味」、海老味噌やナンプラーの「旨味」で奥行きのある美味しさになるのですね。
<参考記事> タイ料理 | 【公式】タイ国政府観光庁
https://www.thailandtravel.or.jp/about/thaicuisine/
(C) PR TIMES
さて、あなたは海外旅行のプロの調査結果をどのように感じられましたか? 結果を見て、「よし、この次はあの国に行くぞ」と旅行計画を立てる方もいるかもしれませんね。
旅行先で味覚の新たな扉が開かれたり、また遠い国であっても食文化が意外に似ていることもあったり、旅での発見は常に驚きに満ちています。食を通じて、旅行先を理解出来るかもしれません。世界ではたくさんの美味しいものが、私たちを待っていますよ。
調査タイトル:「旅行会社社員に聞いた海外旅行先」に関するアンケート調査
調査対象: DeNAトラベルに所属する20代~60代社員の男女83名
調査期間:2017年7月11日(火)~7月18日(火)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社DeNAトラベル
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