ロドス(ギリシャ)

エーゲ海に浮かぶロドス島の中心都市・ロドス・タウン。城壁に囲まれた旧市街は、まるごと世界遺産に登録されています。
騎士団長の宮殿や考古学博物館の建物をはじめ、今もロドスに残る建造物の多くは、聖ヨハネ騎士団によって築かれたもの。それを知れば、旧市街を囲む堅固な城壁にも納得です。
中世の雰囲気を色濃く残す旧市街は、どこを切り取っても絵になります。「騎士団通り」と呼ばれる狭い路地を歩けば、どこからか騎士の足音が聞こえてきそうな気がするほど。

城壁を一歩出ると、目の前に真っ青なエーゲ海が広がるロケーションも魅力。中世の城塞都市と海の組み合わせはなんとも粋です。
トロギール(クロアチア)

アドリア海沿岸の古都トロギールは、中世の要塞島。外敵の侵入を防ぐために、水路によって本土と切り離されたことで、中世の街並みがそのままに保たれました。歴史的な街並みは、その名も「古都トロギール」として世界遺産に登録されています。
こぢんまりとした街ながら、クロアチア屈指の教会である聖ロヴロ大聖堂をはじめ、13~15世紀の建造物を中心に、さまざまな時代の歴史的建造物がぎゅっと詰まっています。中世のテーマパークを思わせるほど、統一された古い街並みは、ただ歩くだけでも感動的。

聖ロヴロ大聖堂の塔から望む、世界遺産の街並みとアドリア海が織り成す絶景も必見です。
それぞれに多彩な表情をもつヨーロッパの古都。やはり「古都」には私たちを魅了する特別な力があるのかもしれません。
[All Photos by shutterstock.com]

Haruna ライター
和歌山出身。東京での会社員時代に、旅先でドイツ人夫と出会う。5か月間のアジア横断旅行の後ドイツに移住し、ライターに転身。約2年半のドイツ生活を経て、現在は日本在住。「歴史地区」や「旧市街」と名の付く場所に目がなく、古い町を歩き尽くすのが大好き。世界のリアルな「ワクワク」を多くの人に伝えたい。
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