旅行客も、ニューヨーカーも楽しみにしている年末のお楽しみといえば、ホリデー・マーケット。11月の終わりころから、ニューヨークのあちこちで開催されます。数カ所ある中で、ニューヨーク在住筆者のオススメするホリデー・マーケットを徹底紹介しましょう。
ニューヨークの2大ビルディングが眺められる、フォトジェニックなホリデー・マーケット
ウィンタービレッジ ブライアントパーク Bank of America Winter Village at Bryant Park
はじめにご紹介するのは、ブライアントパークにある、ホリデー・マーケット。タイムズスクエアや公共図書館が近いミッドタウン(マンハッタン中央部)にあり、旅行客も行きやすいロケーション。周りはオフィスが多いので、会社帰りのOLが覗いていることも多いです。
インスタ映えスポット。皆この前で撮影していました。
【アクティビティ】
このホリデー・マーケットは、アイススケート・リンクがあります。リンクはさほど広くはありませんが、摩天楼をバックに滑る気分は最高。入場料は無料ですが、スケートシューズのレンタル代($20)がかかります。公園内には、メリーゴーラウンドもありますよ。
詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
Bank of America Winter Village at Bryant Park
http://bryantpark.org/amenities/bank-of-america-winter-village-at-bryant-park
【ショッピング】
どこのホリデー・マーケットに行っても、必ずあるのがオーナメント。
クリスマスツリーの飾りなのですが、種類が多くおもちゃみたいに可愛いので、不動の人気。
ホリデーショップのショーウィンドウを飾る、小さな仲間たち。
ガラスでできたサンタに、白熊、雪だるま、ペンギン。クリスマスが大好きな仲間たちがやってきました。
お土産によさそうなトート。
女子なら欲しくなる、イラストのカード。
ファッションセンスの高い女子友にあげても良いし、フレームに入れて部屋に飾ると、お洒落なインテリアになります。
【フード】
日本にも上陸済み、マックスブレナー(Max Brenner)。身体が冷えたら、ホットチョコレートが飲めます。
マカロン屋さんは女性に人気。
厚切りカットのフレンチフライ(ポテトフライ)屋さん。約10ドル。高い・・・。
できたてのパンが売れていく、ベーカリー。
辛い蜂蜜を売る蜂蜜屋さん。
チーズにつけてくれたものを味見しました。甘辛い蜂蜜とチーズの相性、不思議に合います。試食があったら、トライしてみてください。
小腹が空いたので、こういったマーケットには必ず出ているベーグル屋さんで、買ってみました。以前購入した時、美味しかったので。
トリュフ・チェダーのベーグル、4ドル。随分値上がりしたのね・・・味はうーん、ベーグルの生地がイマイチ。各所で落ちているベーグルの味。ベーグル保存委員会を立ち上げるべき?
きちんと座ってお食事したいあなたには、Bryant Park Grill and Caféがあります。クリスマスシーズンには、ライトアップされて、ロマンティックに。
クライスラー(写真左)とエンパイア(写真右)の2大ビルディングを望めるロケーション。豪華でしょ。
Bank of America Winter Village at Bryant Park
住所 :41 W 40th St, New York, NY 10018(NY公共図書館の隣)
b/t Avenue Of The Americas & 5th Ave, Midtown West
開催期間:2017年10月28日 〜 2018年1月2日
営業時間:月〜金曜日11am – 8pm, 土・日曜日10am – 8pm
開催規模:出店数は多い。
特徴 :スケートリンク、メリーゴーラウンドなどアクティビティも充実。クライスラーとエンパイアの2大ビルディングが眺められ、ムード満点。
フード :ホットチョコレート、ベーグル、フレンチフライ、パン、ラーメンなど店舗数は多い。値段はどこも高め。正直、味はそれなり。
公式サイト:Bank of America Winter Village
http://bryantpark.org/amenities/bank-of-america-winter-village-at-bryant-park
次は、屋内のグランドセントラル ホリデー・フェアをご紹介。
屋内なので、寒くないのが嬉しい
グランドセントラル ホリデー・フェア Grand Central Holiday Fair
ニューヨークの顔でもあるグランドセントラル駅で開催されるホリデー・マーケット。通勤客、旅行客の駅利用者が足を止めます。
マンハッタンのホリデー・マーケットで唯一屋内なので、寒くなく見られるのが利点。
【ショッピング】
ホリデー・マーケットにつきものの、クリスマスツリーに飾るオーナメント。
ガラス製ですね。ライトをつけると綺麗ですよ。
ニューヨーカーは帽子が好き。マダム向けのセレクトですね。
個性的なバッグ屋さん。
ネクタイや靴下などの小物。男性へのプレゼントに。
個性的なガラスのお皿。何を載せましょうか。
ハンドメイドのオーナメント。フェルトでできているようです。温かな感じがしますね。
表情が優しくて癒されます。ツリーに飾らなくても、部屋のどこかに飾るために、連れて帰りたくなりますね。
Grand Central Holiday Fair
住所 :Grand Central Terminal, 89 East 42nd Street, New York, NY 10017
開催期間:2017年11月13日 〜 2017年12月24日
営業時間:月〜金曜日10am – 8pm, 土曜日10am – 7pm,日曜日11am – 6pm
開催規模:こじんまりと小規模。
特徴 :屋内のため、寒くなく見られるのが利点。対象年齢がやや高めの品揃えか。
フード :通りを挟んで、美食フードコート“グレート・ノーザン・フードホール(Great Northern Food Hall)あり。http://greatnorthernfood.com
公式サイト:Grand central Holiday Fair
http://www.grandcentralterminal.com/event/grand-central-holiday-fair/
次はマンハッタンで一番人気のホリデーマーケット! ユニオンスクエアへ。
マンハッタンで一番人気
ユニオンスクエア・ホリデーマーケット Union Square Holiday Market
最後にご紹介するのは、ユニオンスクエアにあるホリデー・マーケット。店舗数はここが一番多いかもしれません。
在住者が明かしますと、こういったマーケットは企画会社(Urban Space)が請け負っているので、内容はほぼ同じ。何軒かのホリデー・マーケットを回っていると、あれ、この店他でも見たなあと思うでしょう。店舗は各所で被っています。
【ショッピング】
ここでも、もれなくオーナメント。サンタやら雪だるまやらイエローキャブやら。好きな子を連れていってください。
個人的には、羽のついたエンジェルのオーナメントが可愛いと思います。
ホリデー・マーケットはクリスマスプレゼントになるものを意識して売っています。そのためお値段も強気価格。オーガニックの石鹸。色でコーディネートしてプレゼントしてもよいですね。
毎年出店しているモビール屋さん。“素晴らしい”、“愛”、“才能に溢れた”などポジティブな言葉が並んでいます。部屋に飾っておくと、自己啓発になるかも?
ビールを手作りするキットを売っているお店。
【フード】
パイ屋さん。ユニオンスクエアはスタッフの美人度指数が高いと思います。
屋外で身体が冷えたら、NY名物アップルサイダーをどうぞ。冬にオススメのドリンクです。アップルサイダーは炭酸ではなくて、リンゴの濃縮ジュースのこと。イケる口のあなたは、グリューワインを。
ホットサイダーと一緒に、ドーナッツを売っている店もあります。リンゴジュースが入ったドーナッツです。
ここは何かなと思いきや、United Chocolate Worksというチョコレート屋さん。ボルトやナット、栓抜きなど、皆チョコレート。
男性が喜びそうですよ。一番人気はボルトとナット。稼働部分は動かして外せます。
その場で揚げている”Doughnuttery”のドーナッツ。小さめの一口サイズ。
ボリュームのあるドーナッツが並んだお店。アメリカ人はドーナッツが大好きなのです。
エンパナーダ。パン生地(元来はとうもろこし粉)に具を挟んだ、ラテン系のスナック。チキン、ポーク、ビーフ、マッシュルームとコーンなど。暖かいスナックが食べたいあなたに。
がっつり食べたいあなたは、レッドカリーなどタイ風のお弁当を。
最近ニューヨークで流行りのラクレット。Baked Cheese Hausは、アメリカのあちこちのホリデー・マーケットに出店しているよう。
バゲットにハム等とチーズを挟んで、11ドルから13ドル。結構よい値段です・・・。
雰囲気がよいので、旅行者だけでなく、ニューヨーカーもデートに使ったりしています。
Union Square Holiday Market
住所 :Union Square Park, Broadway To 4 Ave., E 14 St. To E 17 St.
開催期間:2017年11月16日 〜 2017年12月24日
営業時間:月〜金曜日11am – 8pm, 土曜日10am – 8pm,日曜日11am – 7pm
開催規模:店舗数では、マンハッタン最大。
特徴 :お洒落な人が多いので、目の保養になるかも。
フード :ホットサイダー、チョコレート、ドーナッツ、ラテン系、エスニック系フードなど、トレンドのフードが揃っている。値段は高め。正直、味はそれなり。
公式サイト:http://urbanspacenyc.com/union-square-holiday-market/
ニューヨークの3大ホリデー・マーケットを徹底紹介してみました。ホリデー気分のテンションが上がり、クリスマスプレゼントの物色もできるホリデー・マーケットは年末の風物詩。さて、あなたはどのホリデー・マーケットに行きたいですか?
[All photos by Hideyuki Tatebayashi] ※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。
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