重いスーツケース、ヨーロッパ旅行中に日本や次の周遊地に発送するには?

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Jan 21st, 2018

重いスーツケース、ヨーロッパ旅行中に発送するには?

ヨーロッパ周遊で、スーツケースをずっと持ち運ぶことなく、他の都市に送ってしまいたいと思ったことはありませんか? LCCに乗る際は、預け荷物分を買い足すより安いことも。

例えばロンドンからパリに23㎏のスーツケースを送る方法をみてみましょう。23㎏と言えば、一般的なエコノミークラスの無料手荷物の上限の重さです。

※レートは2018年1月18日現在のレート(£1=約154円)で計算しています。

まず知っておきたいこと

重いスーツケース、ヨーロッパ旅行中に発送するには?

海外から帰国するとき、税関申告書の内容物のリストを提出しているかと思います。EU内の移動であれば提出不要なので、スーツケースを送る際に書く必要がありません。

スーツケースで荷物を送る際に気をつけたいこととしては、国際エキスプレスルートや無人貨物航空法では、液体、リキッド、ジェル、エアゾールは禁止されているので、返却や遅延、押収の可能性があるということが挙げられます。

ドアツードアの宅配サービス|Send my Bag

スーツケースを取りに来て宅配するサービス会社はいくつかありますが、どこもサービス内容に大きな差はありませんので、Send my Bagという会社を例にご案内します。オンラインで申し込めます。

ロンドンからパリへの料金は、2~3営業日に到着であれば£30(約4,624円)、1~2営業日に到着のエクスプレスを選ぶと、£99(約1万5,261円)です。

ちなみに日本にも送ることができるのですが、2~3営業日の到着で£161(約2万4,818円)です。

もし実際のサイズや重さがネットで申告したものより超えていたとしたら、追加で料金の請求となりますが、申込時と同じ価格設定なのが良心的です。

送付状のラベルは自分でプリントして貼る必要があります。有料のプリントサービスもありますが、郵送となり、ピックアップ時に持ってきてくれるわけではありません。これはこのサービスを提供している会社が、配送は別会社に委託しているからのようです。ホテルでプリントしてもらうのがいいでしょう。

荷物の引き取り日は指定できますが、通常9時から18時の間に取りに来るということで、細かい時間指定ができません。また到着前に電話してもらうことができないので、ホテルのフロントに託せるようであればいいですね。

なお、土日は引き取りができないこと、予約から引き取りまで最短で48時間がかかることなどから、早めに手配しましょう。送る際は、送付先の許可を得ることも忘れずに。

ドアツードアの宅配サービス|ユーロスター

ユーロスターもドアツードアサービスを提供しており、乗客以外も利用できます。1時間毎に引き取り時間の設定ができるのは良いのですが、最低一週間前に予約が必要です。ロンドン・パリ間であれば引き取ったその日に配達のコースもあり、その場合は£125(約1万9,269円)です。

euroluggagedelivery.com
https://www.euroluggagedelivery.com/

空港から送る

重いスーツケース、ヨーロッパ旅行中に発送するには?

空港から送る方法はちょっと割高ですが、自分の都合のいいタイミングで預けられるのが便利です。

たとえばヒースロー空港の場合はExcess Baggage Companyが対応しています。20分で手続き完了です。こちらは1-3営業日の場合£130.73(約2万152円)、3-4営業日の場合£63.09(約9,725円)です。

空港からの 荷物発送は、スーツケースだけでなく、超過荷物対策にも使えます。航空会社に払うよりも安かったら、利用したいですね。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

SHARE

  • Facebook