和のイメージが強いながらもラーメンの名店が数多くある京都。その京都でも特に多くの有名店が集まるのが、ラーメン激戦区とも呼ばれる「一乗寺」というエリア。
今回は、一乗寺屈指の人気店で、濃厚すぎて“スープにレンゲが立つ”と噂のラーメンが味わえる「麺屋 極鶏」をご紹介しましょう。
叡山電鉄本線・一乗寺駅から歩いて6分ほどにある「麺屋 極鶏(めんや ごっけい)」。他県からわざわざ訪れる人も多いというほど人気があり、行列ができることでも有名。整理券が配布されるので比較的時間を有効に使えます。筆者の場合は平日午後2時に訪問し整理券を受け取り、その40分後にお店に戻って来るような感じでした。
テーブル席のほかにカウンター席もあるので一人でも気軽に入れる雰囲気。
看板メニューでもある「極鶏(750円)」と「煮卵(100円)」をオーダー。ビジュアルからして超濃厚感が醸し出されています!
少々お行儀が悪くて恐縮ですが、やっぱり「レンゲが立つ」という噂を検証せずにはいられません。見事にレンゲは立ち、食べる前から濃厚感が判明されました!
早速スープをいただいてみましょう。極めてドロドロとしたテクスチャーで、まるで食べるスープのような感覚。しかし見た目ほどクドさは全く感じず、すっきりまろやかな味わい。白髪ネギがアクセントになり、鶏の凝縮した濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。
続いて麺を実食。麺は京都で有名な製麺所「麺屋棣鄂」のものを使用。硬めに茹であげられた麺は引き上げると濃厚なスープとごそっと絡み合い、まるでカルボナーラのよう。鶏の旨味や香ばしさがたっぷり溶け込んだスープと絶妙なハーモニーを奏でていました。全国500軒以上のラーメン店を訪問した筆者ですが、この超濃厚感は唯一無二であること間違いなしでしょう!
京都屈指のラーメン激戦区において、圧倒的な人気を誇る「麺屋 極鶏」。まだまだ寒い冬の京都で、身も心も温まる超濃厚な一杯を味わってみてはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]