(c)Cuma Cevik
旅行に出た時の非日常的な光景は、思わずシャッターを切りたくなるもの。とある旅するフォトグラファーに、彼が世界中で撮影した「お気に入りの写真たち」を教えてもらいました。
元・画家志望のフォトグラファー
(c)Cuma Cevik
その旅するフォトグラファーとは、トルコの写真家Cuma Cevik氏。元々は油絵に興味があったそうですが、アート系学校の学費が高すぎると知り、代わりに社会科の先生になるコースを選択したのだとか。そして大学時代、創造的な欲求を満たすために写真を撮り始めたのです。卒業後は、写真撮影のためのロケーションを探しに世界を旅し始めたそう。
独学にも関わらず、まるで絵本の中の1ページのように美しいCevik氏の写真たち。ぜひTABIZINE読者のみなさまに紹介したいのですが、彼の膨大な画像はすべて美しく、筆者はとてもその中から数枚を選ぶことができませんでした。そこでCevik氏にお願いし、撮影したCevik氏ご本人の「お気に入りの画像たち」を教えていただきました。
珠玉の写真たちを、エリア別にご紹介したいと思います。
トルコ
(c)Cuma Cevik
(c)Cuma Cevik
まずは、Cevik氏の母国であるトルコの写真からご紹介します。奇岩群で有名なカッパドキアの雄大な写真たちです。気球での空中散歩はカッパドキアの有名なアクティビティですが、気球が空を埋め尽くす様子も圧巻ですね。ちなみにこの記事の冒頭の画像は、カッパドキアの夜の様子。満月の光に奇岩群が照らされている幻想的な画像です。
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そしてこちらは、トルコのカイセリで撮影された一枚。トルコで4番目に高い山エルジェス山と馬の群れをとらえています。不思議と、動かないはずの山のほうに躍動感を覚えませんか?
イタリア・スイス
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そして、場所を南欧に移しましょう。こちらは、豊かな自然で名高いイタリアのトスカーナ州の光景。空のグラデーションと、淡く光る草原のバランスが絶妙です。
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そして同じくイタリアから、北部のドロミーティでの一枚。光に溶け込む山が幻想的ですね。
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イタリアの隣国スイスでも、Cevik氏は美しい自然をとらえています。丘の頂上に佇む2本の木。つかず離れず、おしゃべりしているようにも見えます。
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そしてこちらは、ドイツの文豪ゲーテも住んでいたスイスのラウターブルンネン。この道の先には何が待っているのでしょう。物語が始まりそうな風景です。
次はその他の欧州諸国、中東、アジアの風景です。
その他の欧州諸国
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ドイツで一番人気の古城、ノイシュヴァンシュタイン城。世俗的なモノが写真に一切写りこんでおらず、絵本の中に迷い込んでしまったような気分になります。
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ドイツの隣国オーストリアの小さな町ハルシュタット。「世界の湖畔で最も美しい町」という呼び声もあるそうです。このCevik氏の画像は、自然美・街並みの美しさどちらも余すことなくとらえている見事な一枚ですね。
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デンマークの自治領「フェロー諸島」の夢見る風景。この小屋は、自然に宿る神様の番人でもしているような気品を感じさせます。時が止まったような一枚です。
中東・アジア
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こちらは、中東ヨルダンのペトラ遺跡で撮影された幻想的な一枚。満天の星とキャンドルに照らされた世界遺産なんて、最高にロマンチックじゃないですか? 旅人の憧れですね。
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アジアからは、インドネシアのバリ島での一枚。金色の朝日に照らされた光景は、さすが「神々の島」と呼ばれるだけありますね。神々しさを感じさせます。
トルコの写真家Cuma Cevik氏が自選した「お気に入りの写真13枚」いかがでしたか?Cevik氏は2018年も多くの撮影旅行を企画しているそうですので、これからも素敵な光景をとらえていってくれるのではないでしょうか。これからも、物語のような画像を撮影していって欲しいです。