万博記念公園は地元民の憩いの広場として、人気のある場所。万博記念公園の近くで幼少期を過ごした筆者は、週末にはよく家族で訪れていました。十何年ぶりに万博記念公園を訪れて以来、大人になっても楽しめる場所ということを再発見し、度々遊びに来ています。万博記念公園の魅力をお伝えします。
レトロな大阪、太陽の塔
大阪万博のシンボルとして、現在も残っているのが、太陽の塔。芸術家、岡本太郎氏のデザインとして有名です。初めてこの太陽の塔を見た筆者の友人は映画「20世紀少年」の世界観を味わえたと興奮気味に話してくれました。昭和のレトロな大阪が今もここにあります。現在太陽の塔は耐久工事を終え、当時の作品「生命の樹の生物群」や「地底の太陽」を復元し、内部公開も行なっています。大阪万博の世界観を再び味わえる場所として人気があり、予約を取るのも難しいのだとか。それを見に行くだけでも価値がありそうです。
日本の四季、自然を楽しむ場所
万博記念公園は、自然文化園と日本庭園に分かれています。自然文化園では、四季の花を楽しむことができます。桜や梅、チューリップ、コスモス、椿など、かなりの広大な敷地に植えられているので、かなり見応えあり。「梅まつり」や「つばき祭」など、開花に合わせたイベントも行われています。
日本庭園はその名の通り、上代から中世、近世、現代の4つの日本の伝統的な造園様式からなる庭園です。四季の草花とともに、日本の美しい庭園を散歩することができます。
森の散策
万博記念公園の敷地は広大で、その中に森があります。造成から40年以上もたち、木々たちも豊かに成長したのだそうです。その森の中に、ソラードという森の空中観察路があります。ここは、子どもも大人も楽しめるスポット。標高82メートルもある展望タワーからの眺めは、気持ちがいいものでした。また、森には、足湯があり、ひととき足を休めることができます。
懐かしのスワンボート
子どもの頃、ボートに乗るのって、すごく楽しいことではありませんでしたか。万博にはレトロで可愛らしいスワンボートがあります。なんだか懐かしくなって、乗ってみたら、子ども心に戻って楽しむことができました。足で漕がなければならないので、結構疲れますが、夏に乗ったときは、とても涼しくて、水の上で気持ちのよいひとときを過ごすことができました。
文化やイベントも楽しめる
万博記念公園内には、国立民族学博物館や万博の記念館、EXPO’70 パビリオンがあり、文化も同時に楽しむことができます。また、フリマや鉄道まつり、陶器市などのイベントも開催されているので、イベントのタイミングで万博記念公園に訪れてみるのもいいかもしれません。
お隣には大型複合施設エキスポシティもある!
2015年にEXPOCITY(エキスポシティ)という、大型複合施設が万博記念公園の隣に誕生しました。ららぽーとでのお買い物や水族館、絵本の中の『アメリカ』で英語を学ぶことのできる体験型英語教育施設「オオサカ・イングリッシュ・ヴィレッジ」などがあります。万博記念公園を訪れたあとは、エキスポシティも楽しんでみてはいかがでしょうか。
http://www.expocity-mf.com
万博記念公園には、まだここで紹介しきれなかった施設もあります。じっくり訪れてみると、1日は楽しめることができるかと思います。奥深い魅力のある万博記念公園、次回の大阪観光でぜひ訪れてみてくださいね。
[All photos by Nanako Kitagawa & shutterstock.com]