世界のドラッグストアを巡る旅【１】２４時間お土産探しができる！アメリカ編

旅行でちょっと頭の痛いお土産選び。限られたスケジュールの中で、１日はお土産探しに時間を取るという人が多いのではないでしょうか。慣れない土地で不案内、目当てのものがどこにあるか分からない、英語表記で内容が理解出来ないなど、思った以上に時間がかかるものです。

お土産探しに大事な日程を潰さなくても、ニューヨークならホテルの近くのドラッグストアで調達可能ですよ。ドラッグストアは街中のどこにでもあり、24時間営業。出張や短期旅行で時間が限られているあなたは、思いついた時にササッとお土産を調達しましょう。

ニューヨークのドラッグストアとは、日本でいえばマツキヨのようなもの。お菓子、ソーダ類、ビール、家庭医薬品、化粧品、文具、おもちゃなどがあり、ちょっとしたものはすべて揃います。

主なものでは、ウォルグリーンズ（Wall Greens）, デュエイン・リード（Duane Reade）, CVSファーマシー（CVS Pharmacy）、ライトエイド(Rite Aid)などがあります。

では、ニューヨーク在住の筆者が、オススメのお土産を提案してみましょう。

M＆Mなどのチョコレート

アメリカのお土産の王道といえば、やはりチョコレートでしょうか。筆者のオススメは、M＆Mのチョコレート。パッケージもカラフルですし、種類も色々あります。種類は、ミルクチョコレートのほか、ダークチョコレート、ピーナッツ、ピーナッツバター、プレッツェル、アーモンド、ミントなど。バレンタインやイースター、ハロウィン、クリスマスの限定パッケージも可愛いですよ。

パッケージは、季節により異なります。アメリカならではのものが探せるのでは。

セール時期だと、お得に買えます。メンバーカードを見せる必要がありますが、入会は無料で、メンバーになりたい旨を伝えるだけ。詳細は後述しますね。

ピーナッツバター好きにはたまらないReese’sのチョコレート。こってり甘いですが、まさにアメリカの味。

サイズは色々ありますが、ミニサイズはバラマキお土産にぴったり。

シーズン限定のお菓子

見逃せないのは、シーズン限定のもの。1月29日現在はバレンタインの直前ということで、店舗入り口付近は赤やピンクで彩られ華やかです。スヌーピーのハート型のチョコレートは、２個で3ドル。お土産に良さそう。

パッケージの絵も異なるので、値段も安いですし、色々買ってしまいましょう。

キットカットのバレンタイン用チョコレートもあります。

職場や家庭用だったら、袋入りを買って配っても良いですよね。

ナッツ類

アメリカ人はナッツ類が大好き。ピーナッツやピスタチオも良いですが、筆者の好みはブルーダイアモンド（Blue Diamond）のアーモンド。

フレーバーは、甘いものではハニーロースト、塩キャラメル。スパイシーなものでは、スイートタイチリ、スリラッチャ、ハバロネバーベキュー、ワサビ＆醤油（Wasabi & Soy Sauce）など目移りするほど。男性にもきっと喜ばれます。

スナック類

ポテトチップスやポップコーン、ナチョスなどがありますが、Werther’s Originalの甘じょっぱいキャラメル・ポップコーンも美味しいですよ。アメリカならではの味を持って帰っては如何でしょう。

キャンディ類

キャンディ類は駄菓子的なものから、大人の好きなキャンディまで色々ありますが、オススメはWerther’s Originalのキャラメル・キャンディ。コンデンスミルクのような懐かしい味。ラム酒フレーバーも美味。キャンディはハードタイプを選ぶと、歯にくっつきません。

シリアル

アメリカといえば、子供はシリアルで育ちます。種類も豊富です。大人でも、たまには朝食に良いかもしれませんよ。バラエティ・パックなら異なる種類が８個入っているので、ひと味違ったバラマキ土産にどうぞ。

パンケーキ、ケーキ・ミックス

スーパーマーケットで調達できるものですが、スーパーは住宅密集地域にあることが多く、短期旅行者が滞在するホテル周辺には見当たらないことも多いです。ならば、ドラッグストアで調達しましょう。Aunt Jemimaは、トラディショナルなパンケーキ。ほのかに塩気が効いたパンケーキにハマるはずです。パンケーキシロップも美味しいので、パンケーキファンはぜひあわせて買って帰ってください。筆者は旅行者の時期、いつも購入して帰っていました。ちょっと重いですが、パンケーキのために頑張って下さい。

アメリカのケーキは、ケーキ・ミックスを使えば、誰にでも簡単にケーキが作れます。しかもかなりお手頃なのです。日本ではないような、カラフルなものもありますよ。スイーツ好きの女子友にあげても良いかもしれません。

のど飴

アメリカのホールズ（Halls）は、袋入りのものが一般的。日本とは違うフレーバーが揃っています。乾燥しがちなオフィスで、同僚へのお土産にオススメ。

ホールズなどのブランドではなく、ドラッグストアのオリジナル・ブランドだとお値段はもっとお安め。２個で2.5ドルと、１袋１ドル強で買えます。また、アメリカではのど飴はお菓子売り場ではなく、「風邪薬を売っているセクション」にありますので、探す時は注意してくださいね。

マルチビタミンなどのグミ（ビタミン入りのグミ）

現代人がドラッグストアで買うお土産としてオススメしたいのは、マルチビタミンのグミです。アメリカはサプリメントが得意で、ビタミンや鉄分、カルシウム、亜鉛などの不足分は、サプリメントで補います。医者もサプリメントで摂取することを勧めます。でも、錠剤などの薬で補うことは日本人には抵抗がありますね。

そこで筆者が愛用しているのは、お菓子感覚で食べられるマルチビタミンのグミです。ほとんどはフルーツ味で美味しく、抵抗がありません。

乳酸菌（Probiotics）のグミは、腸内バランスを整え、便秘や下痢などの改善効果をもたらします。アメリカではサプリメントはお安いので、便秘症の方にはひとつ買っておいても良いのではないでしょうか。こちらもグミで、フルーツ味です。

繊維質（Fiber）のグミ。食物繊維が補いきれない場合の補助として。

筆者もはじめて気がついたのですが、髪の毛、肌、爪用のグミもあります。グミの摂取で、髪の毛・肌ツヤ・爪がピカピカしてきたりするようです。
爪のもろさが気になる筆者は、買ってみようかなと気になっています。

女性用が多いですが、男性用（写真左青いラベル）のマルチビタミングミもあります。外食で栄養が偏りがちな彼に、お土産であげても良いかもしれませんね。サプリメントのグミはお菓子みたいに美味しいので、一気に食べたくなりますが、１日2粒くらいの摂取が一般的です。用法(Directions)をよく確認して、ご使用くださいね。

サプリメントグミは、オフィスの引き出しに入れておいても良さそうです。

ネイル

日本ではないような色のマニキュアがあり、しかもかなりお安い場合があります。まとめ買いできる値段なら、いつもは選ばない冒険色を選んでも。

品質に定評のあるOPIのネイルも、ドラッグストアで買えますよ。

グルー不要のネイルチップなどもあります。試しに買ってみても、懐が傷まない価格ですよ。

マスカラ

アメリカのドラッグストアでは、ボリューム命のカバーガール（Cover Girl）のマスカラがあります。20倍のボリュームが出るって、大げさでアメリカ的な表現ですね（笑）。日本未発売のマスカラが、１本買うと２本目は半額（Buy 1 Get 1 50%off）で買えます。自分と女子友用に買っても良いかも。

５倍のボリューム、80％長くなるなどと、色々謳い文句があります。あまり、本気にしないほうが良いかも（苦笑）。

色付きリップクリーム　Burtsbee

リップでオススメしたいのは、ナチュラルコスメブランドのバーツビー（Burt’s Bees）のリップシマー（Lip Shimmer）。蜂蜜をとった後に残るビーワックス(ミツロウ)をベースにしているので、唇が荒れず安心して使えます。色づきも自然ですが、メイクしているように見えるので愛用していました。筆者はFig（いちじく）の色がお気に入り。口紅の成分が気になる、口紅で唇が荒れるあなたには、オススメしたいです。

ドラッグストアでは、お手頃価格で綺麗色の口紅やアイシャドウが多数売っていますが、アメリカの化粧品の基準は日本と違うので、様子の分からないものは買わないほうが良いです。筆者はドラッグストア・コスメで唇やまぶたが荒れた経験があります。バーツビーは大丈夫でした。

可愛い柄のペットボトルの水

アメリカのミネラルウォーターやサプリウォーターは、ペットボトルがやけに可愛いものが多いのです。中身の水は飲んでしまい、容器だけ日本に持って帰るのも良いのでは。容器はパスタを入れたり、花瓶代わりにしても良いかも。

傷薬

最後のオススメは、ネオスポリン（Neosporin）。アメリカ家庭の救急箱に必ずあるバイ菌の感染を防ぐ軟膏。

軽い火傷や切り傷、擦り傷などに。応急手当（擦過傷なら水で洗って消毒する、火傷なら水で熱が引くまで冷やす）の後、症状が落ち着いてから塗ると、後が残らずきれいに治りました。ただし、軽い程度に限ります。

ドラッグストアのメンバー（会員）になるには

Wallgreensのメンバーカード（Duane Readeも現在Wallgreensの傘下のため、共通）

ドラッグストアで割引料金のものは、メンバー（会員）カードを見せた場合に適用されます。

ニューヨークの主なドラッグストア

ニューヨークの街中にならどこでもある、24時間営業のドラッグストア。あなたが滞在するホテルのそばにもきっとあるはず。お土産選びに時間を取られたくないあなたや短期滞在で時間がないあなたは、ドラッグストアならササッとニューヨーク土産を調達出来ますよ。

（注）価格は2018年1月29日現在のものであり、各ドラッグストア、店舗により異なりますのでご承知下さい。

[All Photos by Sara Aoyama]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。
Do not use images without permission.