旅先での楽しみの一つといえば現地の食事とお酒を堪能することですが、飲み慣れないお酒で体調を崩してしまったり、お酒が美味しくてつい飲み過ぎてしまったりして、翌日二日酔いになってしまったら、せっかくの旅先での時間を浪費してしまいます。日本ではしじみの味噌汁、梅干しなどが二日酔いに効くと言われていますが、世界各国ではどのようなリカバリー飯があるのでしょうか 。
日本人にも試し易いアジア編
中国 お粥
お隣中国では二日酔い回復飯として知られているお粥。日本の白がゆとは違いお粥自体に味付けされているものが多く、トッピングの種類も多いのが特徴です。日本人にも食べやすい、お手軽な回復飯ですね。
インド レモンウォーターとハーブティー
インドではレモンの絞り汁と水を合わせたさっぱりと飲みやすい簡単ドリンクがリカバリー飯として知られています。またスパイス大国のインドでは、吐き気がひどい時は生姜やラベンダーを入れるなど、二日酔いの症状に合わせたハーブティーもよく飲まれるようです。
お国柄がユニークなヨーロッパ編
イギリス イングリッシュブレックファスト
イギリスでは二日酔いには高たんぱく質の伝統的なフルイングリッシュブレックファストを食べるそうです。ベーコン、ソーセージ、目玉焼き、ベイクドビーンズ、マッシュルームなどが一つのお皿に盛られて出てきます。日本でおなじみのあっさりとしたリカバリー飯と比べると、そのボリュームと油っぽさにびっくりしてしまいます。
フランス オニオンスープ
美食の国フランスでは二日酔いのリカバリー飯として知られているのはオニオンスープ。口当たりの良いスープと食べ応えのあるパン、二日酔いに効くとされるタンパク質のチーズがバランスよく味わえることから、長きにわたって愛されています。
イタリア エスプレッソ
カフェ大国のイタリアでは、二日酔い対策には一杯のエスプレッソが効くと言われています。日本人の感覚としては、飲み過ぎた翌日に感じる胸焼けや頭痛がひどい朝にコーヒーってどうなの?思いがちですが、そこはさすがイタリアとでも言うべきでしょうか。十分な水分補給のために、普段からコーヒーを飲み慣れていない方は、二日酔い対策にエスプレッソを飲むときは一緒にお水も飲むことをお忘れなく。
ポーランド ピクルスジュース
ポーランドで有名なお酒といえばウォッカ。日本では強いお酒として知られていますが、ポーランドでは老若男女問わず愛されています。お酒に強い人が多いポーランドでリカバリー飯として知られるのがピクルスジュース。塩気と酸味の利いたジュースは、日本の梅干しと同じようにあっさりと体に染み渡るお味です。
デンマーク リペレーションズバイエル
デンマークのリカバリー飯は「リペレーションズバイエル」。なんとこちらは回復ビールとして知られる歴としたお酒です。毒をもって毒を制すではありませんが、リペレーションズバイエルのさっぱりとした香り、口当たりが二日酔いの体をリフレッシュさせてくれるのだとか。
試すのに勇気がいる!?北アメリカ編
カナダ プーティン
カナダではファーストフードとして長らく食べられてきたプーティンと呼ばれるフライドポテトに肉汁から作られたグレービーソースとチーズカードをたっぷりかけたものがリカバリー飯として知られています。イギリス同様、日本とは随分異なるこってりとした味が好まれているようです。
アメリカ プレイリーオイスター
様々な人種が入り混ざったアメリカでは、二日酔い回復飯もその地域や文化によって違いがありますが、その中の一つがプレイリーオイスターと呼ばれるスペシャルドリンク。卵黄にケチャップ、ウスターソース、お酢、胡椒、タバスコをふりかけて一気に飲むというなんともワイルドなこのドリンク。効果も期待できそうですが、試すのにも勇気が要りそうです
世界には様々な二日酔いリカバリー飯が存在します。日本のあっさり、さっぱりの枠にとらわれない世界各国の方法で、旅先でも二日酔いに負けずに過ごしてみたいですね。
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[thrillist.com]
[cnn.com]
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Yoko Nixon ライター
高校時代初めてアメリカのテキサス州に留学してから、縁あって大学もそのままテキサスへ。帰国後リーマントラベラーとして暇を見つけては世界各国を旅し、旅と写真の面白さにハマる。現在はアメリカのアーカンソー州在住。目先の目標はアメリカ全州を制覇することです!
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