世界から各国の人々が集まり、世界の味が味わえるニューヨーク。今回は、ギリシャ人街にある人気行列レストランを訪れてみました。魚好きの日本人にはたまらない、新鮮なシーフードが楽しめますよ。地中海香るギリシャ料理のレストランにご案内しましょう。
ニューヨークでギリシャ料理といえばここしかない
ニューヨークでギリシャ料理のレストランは数々あれど、最も有名な店は”Taverna Kyclades(タベルナ・キクラデス)”。ニューヨーク市内に3店舗ありますが、ギリシャ人街アストリアにある一番人気の店舗を訪れてみました。筆者の知人のチリ出身の女性から、「ここは最高。新鮮だし、大盛りだし、本当に美味しい。絶対行ってみて。」と強くオススメされた店です。テラス席も多いのですが、気温30℃ほどの日だったので、店内の席に案内してもらいました。
ザガットやミシュランでも評価されている
ガラス窓には ザガットやミシュラン、トリップアドバイザーの高評価が誇らしげに示してあります。期待出来ますね。
予約を取らない店
平日木曜日の6PM頃到着したのですが、席は8割ほど埋まっていました。この店は予約ができないので、早めに出かけないと1時間ほど待つことになります。奥のテーブルでは、大人数でパーティ中。早い時間からディナーを楽しんでいるようでした。皆の席には、大皿の料理が次々と運ばれていきます。
最初に出されるオリーブ入りのパン
メニューを眺めてオーダーをすると、焼きたてのオリーブ入りのパンが運ばれてきます。オリーブオイルに浸していただきながら、料理が運ばれるのを待つのです。
利用客全員が頼むGreek Salad(グリークサラダ)
客席にいるほぼ全員がオーダーする、ギリシャのチーズFeta(フェタ)が丸ごと1個どーんとのったサラダ。トマト、きゅうり、レタス、オリーブ、ハラペーニョ、玉ねぎなど野菜が新鮮で美味しいですね。味はオリーブオイルとビネガーでシンプル。スモールサイズで、9.95ドル。二人では食べきれないほどボリュームあり。ラージ(大)サイズは、洗面器ほどある特大です。
シグナチャー料理 Grilled Octapus(グリルしたタコ)
アペタイザーに選んだのは、この店のシグナチャーであるグリルしたタコ。ほとんどのテーブルに運ばれていきます。アメリカ人は基本肉星人なので、タコはゲテモノ扱い。ニューヨークではタコを食べる機会は、今までほとんどありませんでした。でもここには、タコLoverが集結しているようですよ。グリルしたタコの足が2本で23.95ドル。
「柔らかいタコ」で有名なのですが、確かにナイフで簡単に切れます。味付けは塩と軽くシーズニング、オリーブオイルであっさりしています。シンプルなのに、今までに食べたことがない味。いったん食べ始めたら、止まりませんよ。魚食いの日本人およびアジア系だったら、嫌いな人はいないはず。
メインは、Fried Whiting(小型のタラのフライ)
イワシにしようか悩んだのですが、Whiting(小型のタラ)をチョイス。グリルを頼んだつもりが、フライが来ました。グリルってちゃんと言わなかったかもしれませんね。グリルかフライかきちんと伝えましょう。魚はよく太っていて、身はホクホク。付け合せも含めて、15.95ドル。レモンを絞っていただきましょう。
人気の付け合せ Lemon Potatoes (レモンポテト)
メイン料理(今回は小型タラのフライ)の付け合せは、ライス、フライドポテト、スイスチャード(青菜)、ビーツサラダ、レモンポテトの5種類から選べます。人気なのはギリシャ料理オリジナルのレモンポテト。レモンで煮たポテトは初めて食べましたが、さっぱりして食べやすいですよ。魚臭さを口から消してくれる効果がありますね。食べきれず持ち帰りして、冷蔵庫で冷えたのを翌日に食べましたがまた美味でした。
お会計時に運ばれるデザート
はじめにビール、ハーフのカラフェで白ワインをいただいて、二人でお腹いっぱい。タコ以外は食べきれず、半分ほどはお持ち帰りに。値段は以前に比べて値上がりしたようですが、手頃だと思います。
デザートは無料サービス。お会計を頼むと、テーブルへ持ってきてくれます。今回はギリシャのデザート、Galaktoboureko。カスタードをパイで包み、シロップがかかった甘いデザート。グリークヨーグルトの場合もあるようですよ。
常に行列の出来るレストラン
食べ終わって外に出ると8時過ぎ。店の外には、行列(写真右手木のあたり)が出来ていました。1時間から1時間半待ちはザラのようです。
待たずに食べたいあなたは、ランチ(平日12時から4時)で12時ぴったりに行くか、ディナーの早い時間に行ったほうが良いかもしれませんよ。魚介類はレモンやオリーブオイル、ワインビネガーで頂くのが基本ですが、お醤油の小パック(寿司などで付いている使い切りサイズ)を持参すると、日本人の私たちの好みに合うかもしれません。筆者は持参しましたので、付け加えておきます。
住所:East Village(イーストビレッジ マンハッタン), Astoria(アストリア クイーンズ), Bayside(ベイサイド ブルックリン)の3箇所にあり
URL: http://www.tavernakyclades.com
Instagram : @tavernakyclades
※表示した価格は2018年8月9日現在のもので、変更する可能性がありますのでご承知ください。
[All Photos by Sara Aoyama]
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