(C)Ai Kaneko
日本からマカオに行く際、”香港経由でマカオ”というルートを真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?しかしせっかくの旅、少しでも早く & 楽に観光を始めたいと思いませんか?ならばマカオ航空の直行便で「マカオ国際空港」を目指すが正解!その恐るべき利便性をご紹介します。
香港経由のマカオ行きが、メジャーな理由
マカオというと「香港から日帰りで遊びに行く場所」かつてはそんなイメージがあったように思います。加えて日本と香港間の豊富なフライト数、LCCを利用すればチケット代が安いなどの利点から、真っ先に香港経由を思い浮かべてしまうのも当然かもしれません。
更に「え?マカオって空港あったの!?」と驚かれることもしばしば。確かにマカオ航空が成田⇔マカオ路線を開始したのは2010年と比較的まだ最近のこと。筆者も実際に利用するまでは、その存在を知りませんでした。
成田から直行便で「マカオ国際空港」へ
現在、日本からマカオへの直行便は「成田国際空港」と「関西国際空港」から毎日1便、「福岡空港」から週3便が運航されています。成田からマカオの飛行時間は約5時間、関空と福岡からは更に短く4時間程度。今回は、成田を出発した筆者がマカオ観光を始めるまでの体験ルポをお届けします!
マカオ航空の乗り心地&機内食レポ
(C)マカオ政府観光局
さぁ、勢いよく搭乗したのはエアバス320便。通路を挟み左右3席づつ、座席数は全150程度の小型機。小型と言ってもLCCとは違い一つ一つのシートはゆったり、座り心地もなかなかです。個人モニターはないものの枕やブランケットなどのサービスがあり、リラックスして過ごせます。ところどころに配置される共有スクリーンには、中国のアクションコメディ映画(?)が映し出されていて、映像を観ているだけでも楽しめます。
(C)Ai Kaneko
機内食は中華風と和風の2タイプから選択。と、ここで筆者痛恨のミスに気が付きます。後方座席を選んでしまった結果、人気の中華風はすでに品切れという悲劇。これはマカオ航空に限らず、「機内食を選びたければ前方の席を押さえるべし!」という鉄則を、すっかり忘れていました。しかし和食は和食でさっぱりしていて美味。魚・茶そば・煮物・ひじき・フルーツなど、栄養バランスの良い健康的な食事に満足です。
(C)Ai Kaneko
(C)Ai Kaneko
ちなみに帰路の食事はこんな感じ、今度はちゃんと中華風をGETしましたよ。マカオビール片手にすっかりくつろぎモード。機内食は15日ごとに変わるそうで、リピーターにとって飽きのこないメニューは魅力的です。
驚愕!早すぎる税関審査
飛行機はあっという間にマカオ国際空港へ着陸。乗ってきた機体が小型なため乗客の人数も少なく、税関通過まで10分程度。顔パスのごとくスムーズで、「あれ、もう終わり?」と拍子抜けしてしまうほど。空港自体もコンパクトですぐに荷物を受け取れ、まるで国内旅行をしている感覚です。
空港から市街地が激近っ!
(C)Ai Kaneko
「マカオ国際空港」の良さは、”便利なロケーション”にあります。例えばコタイ地区の「ザ・ヴェネチアン・マカオ」なら車で5分、橋を渡ったマカオ半島の「グランド・リスボア・ホテル」でも10分程度で到着。成田空港や関西空港は市街地から遠いので、これには本当に驚かされました。ちなみにタクシーがつかまらなくても心配無用、空港から主要ホテルまで無料シャトルバスが出ていますよ。
*無料シャトルバスの運行状況は、宿泊先に事前確認しておきましょう。
香港経由 vs 直行便。マカオに行く時、あなたはどちらを選ぶ?
(C)Ai Kaneko
「そうだ、マカオへ行こう」と思い立ったそこのあなた、”香港行き”のエアチケットを即予約するのはちょっとお待ちを!確かにLCCを使えばチケット代は安くすみ、東京から香港までの飛行時間も最短4時間と早いでしょう。ですが香港からマカオへのフェリーの乗り継ぎに最低1時間、実際の移動でプラス1時間(フェリー代もお忘れなく)、フェリーターミナルでの税関審査待ちに30分〜1時間、更にそこから繁華街への移動・・・諸々考えれば、マカオ航空の直行便は、”極めてリーズナブルな選択肢”と言えるのではないでしょうか?
【協力】
『マカオ政府観光局』 URL:http://www.macaotourism.gov.mo
『マカオ航空(AIR MACAU)』URL:https://www.airmacau.jp/
[Photos by shutterstock]
Ai Kaneko 暮らし旅ライター
【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。
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