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【インタビュー】ドラマ版『ルームロンダリング』/女優 池田エライザ〜幽霊と話せる御子ちゃんがついに旅に出る・・・!?〜

ライター: 渡邊玲子
掲載日: Nov 5th, 2018.

『ルームロンダリング』のドラマ版が、いよいよ11月より放送スタート。ヒロイン御子を演じた池田エライザさんと悟郎役のオダギリジョーさんのスペシャルトークショーが開催されました。TABIZINEではイベント終了後の池田エライザさんを直撃インタビュー!

池田エライザ1
いわく付きとなった物件の事故履歴を帳消しにして、クリーンな空き部屋へと浄化(ロンダリング)するのが生業という御子(みこ)の成長物語を描いた『ルームロンダリング』のドラマ版が、いよいよ11月より放送されます。

去る1日、放送に先駆けて第1話の先行上映会が都内にて行われ、ヒロイン御子を演じた池田エライザさんと悟郎役のオダギリジョーさんのスペシャルトークショーが開催されました。

『ルームロンダリング』ドラマ版 池田エライザ オダギリジョー
このたび、TABIZINEではイベント終了後の池田エライザさんを直撃! ドラマの見どころや、池田さんの旅にまつわるとっておきのエピソードを語っていただきました。
 

【ストーリー】
「ルームロンダリング」するために御子の叔父・悟郎が探してくるワケあり物件の先々で待ち受けているのは、幽霊となって部屋に居座るこの世に未練たらたらな元住人たち。映画でお馴染みの「津軽弁のパンクス」こと公比古のほか、ドラマ版には新たなキャラクターも登場。そして、昔、住み込んだ部屋のお隣さんだった亜樹人との恋にも、ついに進展が・・・!?


深夜ドラマの枠でも映画と同じクオリティ

池田エライザ2
――オダギリジョーさんも「出演した映画がドラマ化されるのは初めての経験」とお話しされていましたが、ドラマ化にあたって池田さんの感想は?

池田エライザ(以下、池田):深夜ドラマの枠にも関わらず、映画と同じクオリティのままでやれちゃうものなんだ! と驚きました(笑)。映像もキレイだしお話も深くて。まさに映画の世界観がそのまま続いている感じがしてホッとしましたね。

御子ちゃんの衣装も映画で着ていたものが再び登場するんです。カニの仮装をしている「はぐむくん」はちょっぴり成長してしまって(笑)。3センチ背が伸びたと言っていました。映画版も手掛けられた片桐健滋監督も、より一層「監督らしく」カッコよくなられていて。

――オダギリさんとはすっかり打ち解けた雰囲気でしたね。

池田:そうですね。御子ちゃんが悟郎叔父さんに懐いているんだと思います。「やんちゃゴコロのある大人」という感じで御子ちゃんを見守ってくださるので、肩ひじ張らずに一緒に居られるんです。撮影中も面白いことを沢山されていて・・・。

――アドリブもあったりするんですか?

池田:基本的には台本通りですが、現場はいたずらっ子だらけなのでお互いに笑わせあっていますね。

御子ちゃんは「ナチュラルボーンたらし」!?

池田エライザ3
――なんといっても映画版との大きな違いは、池田さん演じるヒロイン御子ちゃんの髪形ですよね。30センチ以上短くなったのでは?

池田:ふふ。春が来たんですよ、御子ちゃんにも。一応、(御子ちゃんが)自分で切ったということになっています(笑)。

――そうなんですね! 第1話では、渋川清彦さん扮する‟津軽弁のパンクス”こと公比古が、タモリさんばりに「髪切った?」と御子ちゃんに声をかけていましたが(笑)。

池田:そう。そのときにボソボソ御子ちゃんが言ってるんですよ。本当は亜樹人に気づいて欲しくて・・・という思いもあるんだけど、表向きには「絵を描くときに髪が長いと邪魔だから」っていう可愛らしい言い訳も付けているんですよ。

――映画版のエンディングで、「もしかすると、御子ちゃんは亜樹人と一緒に住むのかな?」と思っていたのですが・・・。

池田:そんなわけないじゃないですか!

――さすがに、そこまで急展開じゃなかったんですね(笑)。ドラマの中でも「はぐむくん」に「ABCどこまで行った? まだマイナスBくらい?」ってツッコミを受けていましたもんね。

池田:そう。おそらく御子ちゃんは(映画版の最後で)「ありがとう。じゃ、またね」って言ってて、亜樹人が「え!? あれっ?」っていうところまでが映画版の『ルームロンダリング』なんです。

――ドラマ版の1話では、亜樹人が引っ越しそばを二つ持って御子ちゃんの新居を訪ねていくシーンがありますが、それを一緒に食べるかどうかでひと悶着ありますね。

池田:ズルい女なんですよ、御子ちゃんは。

――かなり亜樹人を翻弄しているように感じられます。先程のトークでも「御子ちゃんは鈍感なのに前のめりだから、亜樹人はちょっと可哀そう」とコメントされていました。

池田:そうなんですよ。自分に自信がないから相手の気持ちをなかなか受け止められないんですけど、御子ちゃん自身は「ナチュラルボーンたらし」みたいなところがあるんです。

――「ナチュラルボーンたらし」とは・・・!?

池田:だって、お化けをたらしまくっているじゃないですか(笑)。

――たしかに!「お化けたらし」ではありますね。

池田:「お化けたらし」だし、亜樹人に対してもそう。駆け引きができないから「一緒に食べるつもりで来たのに、なんで帰るの?」って訊いちゃうんです。

公比古がいない『ルームロンダリング』なんて寂しい

池田エライザ4
――ドラマ版は1~4話がテレビ放送され、5、6話がTSUTAYAプレミアム配信限定のオリジナルエピソードとのこと。映画版では0.5歩だけ成長した御子ちゃんが、今回どれくらい成長するのか気になります。

池田:どんなに成長しても御子ちゃんは「ヒュッ」て元に戻ってしまう瞬間があって。

――カメが頭を甲羅に引っ込めてしまうみたいに。

池田:そうです、そうです! まさにそんな感じではあるんですが、カメみたいにゆっくりでもちゃんと歩いてはいるんじゃないかな。特に5、6話で悟郎叔父さんや公比古たちと一緒にいる時に、御子ちゃんがすごくホッとした表情を見せていて、内弁慶っぷりが全開になったりするんですよ。

――なるほど~。その頃にはもうすっかり素顔を覗かせるんですね。

池田:亜樹人に見せる可愛らしい顔とは違う、あっけらかんとした御子ちゃんが見られるのも、それまでの1~4話で少しずつ自分をほぐしてあげることが出来たからなんじゃないかな。だからこそ、5、6話を見ないのは本当にもったいない!

――ドラマ版には新たな幽霊も登場しますね。それにしても公比古が成仏していなかったとは・・・。

池田:しないですよ~! 公比古がいない『ルームロンダリング』なんて寂しいじゃないですか。

――確かに。公比古が登場すると一気にドラマのテンションが上がります(笑)。

池田:1話では矢本悠馬さん扮する「元ヤクザのお化け」こと純也が床下から現れて、3話では「サンタクロースのコスプレをしたお化け」こと、生駒里奈さん演じる「まくず」が登場するのですが、回によって全然雰囲気が変わります。

――正直、1話の冒頭は「え!? 『ルームロンダリング』って、こんなにハードだっけ?」と戸惑いました。

池田:そう。ドラマ版は深夜枠なので、冒頭はダークで派手なんです。まずは映画版を観ていない人にも『ルームロンダリング』を幅広く知っていただいて、3、4話とストーリーが進んでいくにつれて、御子ちゃんがお化けに対して何をしているのか、それをすることによって御子ちゃんはどうなるのか、というところをしっかり描いているんです。

――ドラマからでも『ルームロンダリング』の世界に入れますよ、という構成になっているんですね。

池田:セットとか衣装は全部映画版と同じなので、ドラマで興味を持たれた方に映画版もぜひ見ていただきたいです。

台本を読んだだけで涙が止まらなかったラストシーン


――ちなみに、御子ちゃんは基本的にインドア派なのでほとんど旅には出なさそうですが、引越しはしょっちゅうするから新しい街に行くことは多そうですね。

池田:実は5、6話はロードムービーの要素もあって、御子ちゃんも旅に出るんですよ! トラックの荷台に公比古と宇野祥平さん演じる「侍のお化け」こと三平太を乗せて、悟郎さんの運転で公比古のお墓がある青森まで行くんです。御子ちゃんは助手席で景色を眺めたり、コテージに泊まったり・・・。

――なるほど! 公比古をちゃんと成仏させるために、魂の入ったカセットテープをお墓に入れに行くんですね。

池田:そうなんです。テーマは「ふるさと」なんですが、御子ちゃんには無いからよくわからないんです。それで悟郎さんに「ねぇ、ふるさとって何?」って訊くのが、5、6話の重要なテーマになっていて・・・。

――うわぁ、なんだかちょっぴり切ないですね。

池田:オチは言えないんですけど、とにかく悟郎さんがカッコイイんです! オダギリさんが「5、6話のオリジナルストーリーが好き」って言っていたのも、きっと出番が一番多いからだと思うんですよ(笑)。全てのオダギリさんファンがひれ伏すような素晴らしいシーンになっていると思います。

ラストシーンは、私も台本を読んだだけで涙が止まらなくて、「カット!」の声がかかった後もひとりで肩を震わせて嗚咽していたくらい(笑)。本当に大好きなシーンになりました。

――それは必見ですね! ドラマはもちろん、オリジナルストーリーも楽しみです。ちなみに、池田さんにとっての「ふるさと」とは?

池田:生まれ育った福岡と母方の実家があるフィリピンだと思います。でも、ある意味では中学1年生の時からお世話になっている(所属)事務所も「第2のふるさと」と言えるし、「おかえり」って言ってくれるところは、全部ふるさととして自分の中に残っていくんじゃないかな。

――とても素敵な考え方ですね。福岡とフィリピンの好きなところはどんなところでしょう?

池田:両方に共通して言えるのが「人が温かい」ということ。南の国だからというのもありますが、みんなゆったりしてるじゃないですか。フィリピンの人たちは皆おおらかですし、愛情深い人が多い気がする。でも時にはそのルーズさが、いわゆるA型っぽい人だとちょっとイラっとすることもあるかもしれない(笑)。

――ちなみに池田さんは・・・?

池田:私はB型なので、何もしなくても誰にも怒られない南国の雰囲気が肌に合います(笑)。

旅に持っていきたいお気に入りの1冊

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――池田さんと言えば、雑誌で書評を担当されるほどの読書家として知られていますが、旅に持っていきたいお気に入りの1冊を教えていただけますか?

池田:うわぁ、いいですねぇ。今年ロンドンに旅行に行ったのですが、あえてあの曇天の空の下で、アルベール・カミュの『異邦人』とかを読んだら「dope(ドープ)」なんじゃないかな。「元祖サイコ」とも言うべき不条理を描いたあの作品を、夜の丘とかで読んでみたいかも(笑)。

あとは有名なトラファルガー広場もすごく本が読みたくなるスポットでしたね。今回の旅では世界遺産にもなっているバースやストーンヘンジにもバスツアーで行って、ウィンザー城まで1日で回ったので、本を読んでいる時間は全然なかったのですが・・・。

――なるほど。飛行機のなかでは何か読みましたか?

池田:あ、漫画を30冊くらい読んだかも。

――え~! 30冊・・・!?

池田:電子書籍で板垣巴留さんの『BEASTARS』(ビースターズ)とか、(映画からコミカライズされた)『空海 -KU-KAI-』とか。漫画だけでもスマホの中に3,000冊くらい入っているんです。

――それはすごい! ドラマのオープニングにも使用されている羽生生純さんのコミック版『ルームロンダリング』もいつでも読めますね。

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『ルームロンダリング』ドラマ版 池田エライザ
ドラマで演じた役柄とは対照的に、ひとこと話すたびに表情がクルクルと変わる、とってもキュートな池田エライザさん。「ふるさと」にちなんだフィリピンの魅力や、今年訪れたばかりのロンドンと大好きな本にまつわる素敵なエピソードを紹介してくださいました。

ドラマイズム『ルームロンダリング』は、11月4日よりMBSにて毎週日曜深夜0時50分~、11月6日よりTBSにて毎週火曜深夜1時28分~放送予定。

公式サイト:https://www.mbs.jp/roomlaundering/

(C)2018 TSUTAYA Digital Entertainment


[All Photos by Shogo Takebayashi]
Do not use images without permission.

渡邊玲子

REICO WATANABE ライター
映画配給会社、新聞社、WEB編集部勤務を経て、フリーランスの編集・ライターとして活動中。国内外で活躍するクリエイターや起業家のインタビュー記事を中心に、WEB、雑誌、パンフレットなどで執筆するほか、書家として、映画タイトルや商品ロゴの筆文字デザインを手掛けている。イベントMC、ラジオ出演なども。


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