ソウルで一番フォトジェニック、ヒップな韓屋村「イクソンドン」の魅力

Posted by: 春奈

掲載日: Dec 5th, 2018

いまソウルで最もフォトジェニックな場所といえば、韓屋村「イクソンドン(益善洞)」。古い建物を大胆にリノベーションしたカフェやショップが多く、独特の景色や雰囲気がソウルっ子に大人気。新旧が混在する、どこを切り取っても絵になるイクソンドンを歩いてみましょう。

イクソンドン扉

いまソウルで最もフォトジェニックな場所といえば、韓屋村「イクソンドン(益善洞)」。古い建物を大胆にリノベーションしたカフェやショップが多く、独特の景色や雰囲気がソウルっ子に大人気。

新旧が混在する、どこを切り取っても絵になるイクソンドンを歩いてみましょう。

ヒップな韓屋村「イクソンドン」

イクソンドン街並み1

ソウルの韓屋村といえば、古くからの観光地として知られるプッチョン(北村)が有名。プッチョンとともに、「ソウルの2大韓屋村」と呼ばれるのが、鍾路3街駅周辺に広がる「イクソンドン(益善洞)」です。

イクソンドン街並み2

単に「韓屋村」というと、似たような雰囲気なのかと思いがちですが、大違い。昔からの観光地であるプッチョンは伝統的な雰囲気が濃厚で、外国人旅行者の姿が目立つのに対し、イクソンドンを訪れるのは圧倒的に韓国人が多く、外国人の姿はまばら。古い街並みを現代風にアレンジしたイクソンドンは、ソウルの若者に人気のヒップな韓屋村なのです。

新旧が交錯する独特の世界

イクソンドン街並み3

イクソンドンの韓屋村が造成されたのは、韓国が日本統治時代下にあった1920年代のこと。日本人の入植により家を失った庶民のために、ここに韓国式の団地の建設が始まりました。

イクソンドン街並み4

そのため、イクソンドンの韓屋は、窓にガラスが入っていたり、外壁にレンガが使われていたりと、近代的な素材や西洋の様式を採り入れたモダンなスタイルとなっています。

イクソンドン街並み5

ソウル中心部にありながら、開発から取り残され、寂れていた時期もありましたが、2016年ごろからソウルのおしゃれな若者に注目されるように。韓屋を大胆にリノベーションしたカフェやショップが続々とオープンし、ソウルの流行発信地に進化を遂げました。

イクソンドン街並み6

おしゃれなお店が並ぶ一方、現在も人が住んでおり、年季の入った食堂や、味のある看板、古い台車など、なつかしの風景も見られます。これぞ、つくられたものではない、「本物のレトロ」。

イクソンドン街並み7

観光地として確立されているプッチョンとは違い、イクソンドンにはまだまだ「整っていない」場所があります。「この先に何が待っているんだろう」と思わせる、新旧が交錯する雑多な雰囲気がイクソンドンの魅力です。

すべてが絵になるフォトスポット

イクソンドン街並み8

韓屋の建ち並ぶエリアはプッチョンに比べるとずっと小さいながら、狭い路地が連なるイクソンドンは、どこを切り取っても絵になる最高のフォトスポット。

イクソンドンアート1

イクソンドン扉

イクソンドンアート2

ドアの装飾や壁画、カフェの周囲を飾る傘や緑など、どの通りを歩いても写真に収めたくなる風景に出会えます。

イクソンドン街並み9

新しいアートな感性と、日本でいえば昭和っぽい生活臭が共存しているのが、イクソンドンならではの面白さ。いい意味で観光地らしくない、ひねりのある写真が撮れるはずです。

韓国の若者のあいだでは、西洋風モダンガールの衣装を着てイクソンドンで写真を撮るのが流行中。プッチョンでは韓服(チマチョゴリ)を着て歩いている人をよく見かけますが、イクソンドンに似合うのは、西洋風レトロなのです。

行列必至のマンドゥ専門店「チャンファダン」

チャンファンダン外観

こぢんまりとしたエリアながら、イクソンドンはソウル屈指のグルメスポットでもあります。なかでも常に行列ができている人気店が、マンドゥ専門店の「チャンファダン(昌華堂)」。「マンドゥ」とは韓国式餃子のことで、デパ地下でおなじみの専門店が路面店をオープンし、たちまち人気になりました。

チャンファンダン料理

おすすめは、肉、キムチ、エビ、唐辛子、レギュラーの5つの味が楽しめる5種盛り合わせ。表面をパリッと焼いた皮の中に、しっかりめに味つけされた具が詰まっていて、後をひくおいしさです。

チャンファダン(昌華堂)
住所:ソウル特別市 鍾路区 益善洞 174

写真映え抜群の「ソウルコーヒー」

ソウルコーヒー外観

おしゃれスポットとしてのイクソンドン人気を高めたカフェが「ソウルコーヒー(SEOUL COFFEE)」。韓屋をリノベーションしたカフェで、昼夜問わずソウルの若者で賑わっています。

ソウルコーヒー内装

韓屋らしい情緒を大切にしつつも、大きなガラスや真ちゅう、玄武岩など、異素材を組み合わせたスタイリッシュな空間は、目を見張るほどハイセンス。写真映えすると大評判です。

ソウルコーヒー名物1

ソウルコーヒーの名物が、「あんバター」。小さな食パンに切り込みを入れ、あんことバターを挟んだもので、白い「あんバター牛乳食パン」と「黒いあんバターイカ墨食パン」の2種類があります。

ソウルコーヒー名物2

小さなパン丸ごと一個に、縦にあんと分厚いバターが挟まれたビジュアルも画期的。あんこと大量のバター・・・高カロリーとはわかっていても、クセになってしまう組み合わせです。

ソウルコーヒー(SEOUL COFFEE益善店)
住所:ソウル市 鍾路区水標路28キル 33-3/益善洞166-31
http://www.seoulcoffee.co.kr/

ソウルの若者に人気のイクソンドンには、タイ料理やイタリア料理、フランス料理、日本風の洋食など、多国籍なグルメスポットが揃っています。味はもちろんのこと、内装にもこだわったハイレベルなお店が多く、グルメスポットをはしごするのもイクソンドンの楽しみ。

イクソンドンの韓屋村は、「一度歩いたら終わり」ではなく、何度も訪れたくなる場所なのです。

[All photos by Haruna]
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PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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