フランス、ロレーヌ地方にあるメッスという街では、有名なクリスマスマーケットが開催されています。美しく、幻想的なクリスマスマーケットの風景をご紹介します。
ゆらゆら揺らめく美しいイルミネーション、オレンジの光を灯して回転するメリーゴランド、子どもたちの笑い声が絶えない夜のスケート場。どこかのお話で読んだようなクリスマスの風景。そんな景色がフランスのロレーヌ地方のメッスという街にありました。メッスの美しいクリスマスマーケットをご紹介します。
フランス国内外で有名なメッスのクリスマスマーケット
フランスのクリスマスマーケットといえば、ストラスブールを思い浮かべますが、メッスのクリスマスマーケットも、ヨーロッパのクリスマス市ランキングに入るほど、有名なのです。European best destinationsというサイトの2019年度クリスマスマーケットランキングでは12位にランクイン。 実際、フランス人だけでなく、ドイツなどヨーロッパの人々も多く訪れていました。
メッスのクリスマスマーケットは、町中に分散されています。この時期、メッスを訪れる人の大半がクリスマス市目当て。街のいたるところに、クリスマスマーケットの地図がありました。
サンテチエンヌ大聖堂前の巨大観覧車
ゴシック建築の中でも最も美しいと言われているサンテチエンヌ大聖堂前に、メッスのクリスマス市の中でもシンボル的な存在の観覧車がありました。あまりの存在感に、圧倒されるほど。
ここでは、主にフードコートの屋台が出ていて、お祭り騒ぎの様相。ここを歩くだけで、楽しい気分になれました。
レパブリック広場
レパブリック広場のクリスマスマーケットには、スケート場やクリスマスツリーの乗り物があります。
クリスマスツリーのボールに乗るアトラクションは子どもに人気。嬉しそうな子どもたちの笑顔が印象的でした。
レパブリック広場では、フードコートの他に、雑貨やお菓子屋、地元の商品を販売するお店が立ち並んでいます。
メッスで作られているビールを購入してみましたが、なかなかのお味でした。
サンテチエンヌ大聖堂近くの広場
サンテチエンヌ大聖堂近くの広場でも、クリスマスマーケットがありました。お菓子のお店や雑貨のお店が立ち並んでいます。
ここでは、どこかのおとぎ話に出てきそうなメリーゴーランドがありました。美しいオレンジ色の電飾に彩られ、ゆっくりと回るメリーゴーランドは、子ども心を思い出したように、眺めているだけで、気持ちが弾みました。
ここで、飲んだホットワインは美味でした。ロレーヌ地方名産のミラベルの果汁が入った白ワインのホットワインは、ほどよい甘さで忘れられない味。凍えるような寒空の下、ホットワインを飲むと不思議と身体も温まります。
サンルイ広場
サンルイ広場でも、クリスマスマーケットは開催されています。クリスマスタワーや巨大なメリーゴーランドがありました。残念ながら、夜のイルミネーションは見れなかったのですが、クリスマスタワーは昼間でもなかなか見応えがありました。
メッスのクリスマスマーケットは、イルミネーションが幻想的な美しさで、絵本の中のクリスマスの世界に浸ることができます。パリやストラスブールのクリスマスマーケットとは違い人もそこまで多くないので、本場のクリスマスマーケットを堪能するには、メッスはオススメですよ。
[All photos by Nanako Kitagawa]
Do not use images without permission.