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極上のおこもりが叶う、伊豆高原の隠れ家的温泉宿「坐漁荘」【宿泊ルポ】

Posted by: 春奈
掲載日: Feb 5th, 2019.

東京からわずか2時間、気軽な週末旅行も叶う静岡県・伊豆高原。ここに、ここぞというときに泊まりたい極上の温泉宿があります。閑静な別荘地にたたずむ「坐漁荘(ザギョソウ)」は、有名人もお忍びで訪れる大人の隠れ家。至福のおこもりステイを現地ルポ。

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坐漁荘7

東京からわずか2時間、気軽な週末旅行も叶う静岡県・伊豆高原。ここに、ここぞというときに泊まりたい極上の温泉宿があります。閑静な別荘地にたたずむ「坐漁荘」は、有名人もお忍びで訪れる大人の隠れ家。

至福のおこもりステイを叶えてくれるお部屋に、世界も認めた美食、伊豆の隠れた名湯と、非日常の時間にどっぷりと浸ってきました。


伊豆高原の隠れ家「坐漁荘」

坐漁荘1

静岡県・伊豆高原の浮山温泉郷にたたずむ「ABBA RESORTS IZU – 坐漁荘(アバリゾート イズ ザギョソウ)」は、有名人もお忍びで訪れるという高級温泉宿。

「日本と親しむ 情緒に憩う」をコンセプトに、原生林に囲まれた閑静な別荘地に位置し、忙しい日常から離れ、本来の自分を取り戻すのにぴったりのロケーション。大切な人との記念日など、ここぞというときに泊まりたい、上質な大人の隠れ家です。

坐漁荘2

「坐漁荘」の名は、近くにある釣りの名所「大灘」にちなんでつけられました。「坐して魚を釣るごとく、心の赴くままにのんびりと過ごしてほしい」― そんな思いが込められているといいます。

アクセス便利な伊豆高原

坐漁荘3

首都圏近郊の保養地といえば、箱根や熱海が有名ですが、実は伊豆高原もアクセス便利な穴場。東京駅から伊豆高原駅までは、JR特急スーパービュー踊り子でわずか2時間と、気軽な週末旅行も叶います。名古屋からのアクセスもよく、新幹線と在来線を乗り継いで、2時間30分程度。伊豆高原駅からは専用車による送迎があり、宿までの交通手段の心配もありません。

しっとりした和の情緒漂う館内

坐漁荘4

坐漁荘は、50年の歴史をもつ日本情緒あふれる温泉旅館。全32室とこぢんまりとしたお宿でありながら、6000坪もの広大な敷地をもち、外界とは隔絶された非日常にどっぷりと浸かることができます。

黒塗りのベンツの送迎車で坐漁荘に到着すると、スタッフがにこやかに出迎えてくれて、早くもお姫様気分に。

坐漁荘5

坐漁荘6

レセプションのある本館は、格調高い純和風のたたずまい。歴史を感じさせる重厚感が漂う一方、天然の木材や周囲の緑が自然のぬくもりを醸し出す居心地の良い空間で、生け花や茶道具、着物など、日本の伝統美を随所に見つけることができます。

憧れのおこもりが叶う露天風呂付ヴィラ

坐漁荘7

5年ほど前に増設されたばかりのヴィラ客室は、贅沢なおこもりステイに最適の場所。純和風の本館に対し、ヴィラは和と洋を融合させた和モダン空間で、露天風呂付ヴィラと、プール&露天風呂付ヴィラ、プール・ジャグジー&露天風呂付メゾネットヴィラの3種類があります。

坐漁荘8

今回宿泊したのは、水盤のある露天風呂付ヴィラ。門扉を開けて奥へと入っていくとき、自分だけの「城」をもったかのような高揚感に包まれます。

77平米以上の広々とした客室は、まるで夢の別荘。ほかのお客さんの気配を感じることなく、至福のプライベートタイムに突入です。

坐漁荘9

坐漁荘10

リビングルームには大きなソファが配置され、窓の向こうには、水盤と露天風呂。ベットルームには、畳敷きの床に2台のベッドが配置され、和の落ち着きに洋のくつろぎを採り入れた、ゴージャスながらもリラックス感あふれる空間です。ここに滞在するあいだは、別荘のオーナーにでもなったような気分で、うんと自分を甘やかしてあげましょう。

自分たちだけの露天風呂

坐漁荘11

大きな窓ガラスの向こうには、憧れの専用露天風呂。ドアを開ければいつでも温泉に浸かれるという特別感は格別です。

坐漁荘12

水盤に反射する木々を眺め、自然を間近に感じながらの入浴タイムは、最上級の癒し。部屋に露天風呂があるって、やっぱり最高ですね。

坐漁荘13

滞在中は、目覚めのお風呂、昼下がりのお風呂、夕食前のお風呂、寝る前のお風呂と、気ままな温泉三昧を楽しみました。

坐漁荘14

しかも、バスアメニティはなんとブルガリ。ヴィラのみならず、全室にブルガリのシャンプーや石鹸、ボディローションなどが用意されているのです。女性としては、こういった細かい部分にも心をくすぐられますよね。

個性豊かな客室の数々

坐漁荘15

坐漁荘の客室のなかでも最上級のお部屋が、プール・ジャグジー&露天風呂付メゾネットヴィラ。

坐漁荘16

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その広さは約135平米にものぼり、1階にはリビングルームやダイニングルーム、プールやジャグジーが、2階にはベッドルームと露天風呂があります。上質感があるのに、周囲の自然となじむインテリアはとても心地よく、「ここに住みたい!」と思ってしまったほどです。

坐漁荘18

和モダン空間のヴィラに対し、本館客室は歴史を感じさせる純和風の空間。本館は東館部分と南館部分に分かれており、二方向から庭園を眺められる東館客室は、坐漁荘のスタンダード。

坐漁荘19

一室一室、少しずつ内装が異なり、ノスタルジックな日本建築の情緒に包まれながら、移ろいゆく自然美を感じることができます。

坐漁荘20

坐漁荘で最も古い部分にあたる南館には、ベッドを配した和室のほかに離れもあり、静寂のなかでゆるりとした時間が過ごせます。

世界も認めた美食

坐漁荘21

坐漁荘は、知る人ぞ知る美食宿。2017年には、小規模なこだわり宿に贈られる国際的な賞「ブティックホテルアワーズ(Boutique Hotel Awards)」で、「アジアのベスト美食宿(Asia’s Best Culinary Hotel) 」に選ばれました。

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日本の温泉旅館では、和懐石かビュッフェのいずれかが提供されることが多いですが、坐漁荘では、和食とフレンチから好みの食事を選ぶことができます。まったく異なるタイプの料理を味わうことができるので、連泊にも嬉しいですね。(ヴィラ宿泊者は、鉄板焼も選択可能)

日本の伝統を伝える本格和会席

坐漁荘23

本館にある和食処「さくら」で味わえるのが、日本の伝統を受け継ぐ贅沢な和会席。伊勢海老やふぐなど、近隣の漁港から直送される新鮮な海の幸や無農薬野菜をはじめ、地元の食材や旬の食材にこだわった、月替わりのコース料理が楽しめます。

総料理長の井戸さんは、静岡県から「ふじのくに食の都づくり仕事人」 に認定され、2018年には「The 仕事人 of the year」として表彰された料理人。料理の一皿一皿から、和食と地元食材への愛が感じられます。

坐漁荘24

なかでも印象的だったのが、伊勢海老のお造り。まだ動いている伊勢海老の刺身は、身が引き締まって驚くほどのぷりぷり食感。上品な甘みもあって、「新鮮な生の伊勢海老ってこんなにおいしいんだ!」と感動しました。

坐漁荘25

「さくら」の和会席は、和食の伝統を重んじる一方で、現代のニーズに合わせたモダンな一皿も採り入れているのが特長。和牛の和風ステーキに添えられているのは、粉末状にしたかつお節をまぶしたフォアグラ。フレンチの代表格というイメージの強いフォアグラですが、和風仕立てにすることで、より繊細でさっぱりとした味に仕上がっていました。

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一つひとつの食材はもちろん、塩やだしなどの調味料にもこだわって丹精込めて作られた和会席は、目で見て、舌で味わって、感性を刺激します。四季折々の旬を大切に、見た目の美しさにもこだわった料理の数々は、無形文化遺産にも登録された「和食」の素晴らしさと奥深さを実感させてくれました。

和洋が融合した珠玉のフレンチ

坐漁荘27

ほかの建物からは独立して建つフレンチレストラン「やまもも」。和洋折衷の落ち着いた空間で提供されるのが、フレンチのテクニックと日本の魂を掛け合わせた「和魂洋才」のコース料理です。

坐漁荘28

和会席同様、新鮮な海の幸や大地の恵みなど、地元の食材をふんだんに使った伊豆フレンチは、「これはなんだろう」「こんな食べ方があるんだ」と、ワクワクと発見の連続。フレンチの食材としては一般的ではないふぐや、鹿のコンソメと日本酒をペアリングしたスープが登場するなど、日本の文化を採り入れた繊細で力強いフレンチの世界が楽しめます。

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今回のメインディッシュが、天城鹿のロースト。標高1000メートル以上の場所に生息する天城の鹿を低温でじっくりとローストした一品です。日本でも近年人気が高まりつつあるジビエ料理ですが、鹿肉を食べ慣れているという人はそう多くはないでしょう。

筆者自身、以前ヨーロッパで一度食べた鹿肉はクセがあってあまり好きになれなかったのですが、ここでいただいた鹿肉はまったくクセがなく、とろけるような柔らかさとモチモチした弾力を兼ね備えているのに驚きました。

坐漁荘30

地場の食材を大切にしている「やまもも」では、珍しいティーペアリングも楽しめます。静岡の名産といえば、お茶。そこで、料理一品一品に対して、料理の味を補ったり、時にはぶつけ合ったりして、味の相乗効果をもたらしてくれるお茶を提案しているのです。

乾杯のお茶は、レモングラスとピーチメルバ、ブドウのお酢を使ったスパークリングほうじ茶、赤座海老には柚子茶を合わせるなど、知らなかったお茶の魅力にも開眼。

朝食から始まるグルメな一日

坐漁荘31

坐漁荘の食事は、朝から特別です。坐漁荘で味わえる朝食は、「さくら」の和食と「やまもも」の洋食の2種類。

「さくら」の和食は、焼きたてのアジの干物に、アツアツの釜炊きご飯やお造り、金目鯛の味噌汁、湯豆腐、小鉢や佃煮などが揃った豪華な和定食。日常のなかで朝食にここまで手をかけることはなかなかできませんから、すらりと並ぶお料理を見るだけで、贅沢な気分になれます。

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朝食時間に合わせて炊き上げるつやつやのご飯や、上品で深い味わいのダシがきいた味噌汁は絶品。「日本人に生まれてよかった」と実感する瞬間です。

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「やまもも」の洋食は、食べ放題のサラダやペストリー、ヨーグルトに加え、出来立ての卵料理やスープ、トーストが用意されるハーフビュッフェスタイル。

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一見するとスタンダードなメニューではありますが、盛り付けも美しいトロトロのオムレツと、まろやかな甘みが朝の身体に染みわたるさつまいもスープは目を見張るおいしさでした。自家製のトーストもほかにはないモチモチ食感で、一つひとつの素材へのこだわりが半端ではありません。

自然とひとつになれる温泉

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坐漁荘が位置する浮山温泉郷は、伊豆の隠れた名湯。泉質は、PH8.9度の弱アルカリ単純泉で、筋肉痛や神経痛などに効果的で、メタケイ酸を多く含んでいることから、高い美肌効果も期待できるといいます。お湯は無色透明で、無臭。熱すぎずほどよい温度なので、なんどもお湯に浸かる温泉三昧には最適です。

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客室の大半に露天風呂または半露天風呂がついていますが、共用の浴場も充実。内風呂の大浴場が2ヵ所に、庭園を臨む露天風呂が2ヵ所、随時利用できる貸切露天風呂も2ヵ所あります。貸切露天からは、やまももの森や伊豆の海を眺めることができますよ。

さりげないおもてなし

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隅々まで行き届いたおもてなしも、坐漁荘の居心地のよさの秘密。とはいえ、いかにも「おもてなしをしています」といった、べったりとした押しつけがましいサービスではなく、さりげない気遣いが印象的です。

事前に希望の時間を伝えて館内のレストランに行くと、名前も部屋番号も聞かずにさっと席に通してくれたり、夕食をいただいたレストランでは、翌日の朝食の場所の案内があったりと、スタッフ間で情報の共有が行き届いていることに感動。

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和食ディナーのため、宿泊していたヴィラから本館に移動した際には、本館に着いたらスタッフが出迎えてくれて、「和食処ってどこだったっけ?」と考えるまでもなく、スムーズに案内してくれました。高級温泉宿だけあって、スタッフの所作や言葉遣いは上品ですが、格式ばりすぎているということはなく、家庭的なあたたかみを感じるところが魅力です。

さりげないおもてなしの心は、館内の備品や設備にも表れています。館内の温泉にはタオルなどが備わっており、手ぶらでの入浴に行けるのが嬉しいところ。

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脱衣所には水やポカリスエットが用意されていて、入浴後の喉の渇きも即座に潤すことができます。

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さらに、ロビーの奥にはアイスクリームの自動販売機があり、ハーゲンダッツのアイスを無料で食べることができるのです。お風呂上りのハーゲンダッツなんて、なんとも粋ではありませんか。

多彩な日本文化体験

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日本文化の継承を大切にしている坐漁荘では、日本刀鑑賞や日本茶体験、香り袋つくり体験、和装着付け体験など、日本文化を体験できるプログラムも用意されています。普段知ったような気になっている日本の文化ですが、日本に生まれ育っても、知らないことが山ほどあるもの。

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筆者は日本刀お手入れ鑑賞と日本茶体験に参加しましたが、日本刀のお手入れ時には刀や刀が経てきた歴史に敬意を払うこと、一口に「緑茶」といっても製法によってさまざまな種類があり、淹れるときに最適なお湯の温度も異なることなどを学びました。

坐漁荘は、アクティブに周辺の観光に出かけるというよりも、館内でゆっくりと過ごしたい場所。上質で居心地の良いお宿だからこそ、リラックスタイムの合間に、日ごろ主体的に学ぶ機会のない日本文化にふれてみるのもいいかもしれません。

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素敵なお部屋に、丹精込めた美食、至福の温泉にあたたかいおもてなし・・・。坐漁荘を去るときには、「ここを離れるなんて、なんと寂しい」という気持ちに。高級旅館とはいえ、むやみに格式ばっているのではなく、暮らすように滞在できるアットホームな雰囲気が坐漁荘の魅力。玄関で見送ってくれた女将さんやスタッフの笑顔は今も印象に残っています。

坐漁荘には、一度滞在すると「またここに帰ってきたい」と思う、とっておきの時間がありました。

坐漁荘45

※その時期に最高の食材を使用するため、食事メニューは日によって内容が異なります。あらかじめご了承ください。
 

ABBA RESORTS IZU – 坐漁荘(アバリゾート イズ ザギョソウ)
住所:静岡県伊東市八幡野1741
http://zagyosoh.com/

 
[All photos by Haruna]
Do not use images without permission

春奈

Haruna ライター
和歌山出身。東京での会社員時代に、旅先でドイツ人夫と出会う。5か月間のアジア横断旅行の後ドイツに移住し、ライターに転身。約2年半のドイツ生活を経て、現在は日本在住。「歴史地区」や「旧市街」と名の付く場所に目がなく、古い町を歩き尽くすのが大好き。世界のリアルな「ワクワク」を多くの人に伝えたい。


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