長野県 小布施町
北から南まで47都道府県、小さな日本なのに風土、文化、方言、県民性がそれぞれ違います。そして同じ日本人であっても、食の好み、考え方や気質、肌色、体型も異なりますね。
TABIZINEでは、各都道府県が持つ個性に着目し、「ちょっと面白い都道府県ランキング」をシリーズでお届けしています。今回は、桜の絶景を自慢する県。
ソニー生命保険株式会社が2018年11月10日〜11月21日 の12日間 、全国の20歳~ 59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に対し、「47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(マネー・旅行編)」をインターネットリサーチしました。
全国47都道府県で桜が自慢出来ると誇る県は
「47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(マネー・旅行編)」では、現在住んでいる都道府県民の特徴について自慢できる点を聞きランキングを算出しています。自然景観について「我が県の桜が自慢できる」と回答した人のランキングが発表されました。47都道府県で、我が県の桜が最高と自慢している県はどこでしょうか。
折しも桜の季節で、お花見を考えていたあなたには参考になりそうですよ。ベスト10の第10位から遡ってご紹介しましょう。
第10位 秋田県 22%
角館武家屋敷
秋田県で有名な桜の名所といえば、角館武家屋敷の枝垂桜。黒塀に、ピンクの枝垂桜が揺れるさまは、タイムスリップして江戸時代に迷い込んだようです。今からおよそ350年ほど前、角館佐竹家の2代目義明の妻が嫁いでくる際に持ってきた3本の桜の苗木が受け継がれ、「角館のシダレザクラ」になったと伝えられています。素敵なお嫁入り道具を持参したものですね。
角館さくらまつり
開催日:毎年4月20日~5月5日
入場料:無料
Website: http://kakunodate-kanko.jp/sakura.html
第9位 岩手県 23%
小岩井農場 一本桜
秀峰岩手山を背景に、小岩井農場に花を咲かせる一本桜(樹種:エドヒガン)。なんとも清々しく、きりりと美しい風景です。夏の強い日差しから牛を守るため、明治40年代頃に植えられたものと言われています。
小岩井農場 一本桜
見 頃:4月下旬~5月上旬
入場料:無料
Website:https://www.koiwai.co.jp/makiba/sakura/
第7位 奈良県 24%(同率第7位)
吉野山の桜
日本で一番有名な桜といえば、奈良県吉野郡吉野山の桜かもしれませんね。約200種類3万本の桜は「一目千本(ひと目で千本見ることができるという意味)」と形容され、桜の国へ迷い込むかのよう。山肌を覆い尽くす桜は山麓から山上へと開花し、見頃が長いことも魅力。一度は見てみたい憧れの桜ですね。
吉野山桜まつり・桜ライトアップ
開催日:3月末から4月末予定。
入場料:無料
Website: http://www.yoshinoyama-sakura.jp
第7位 島根県 24%(同率第7位)
斐伊川堤防桜並木(夜桜)
(C) 公益社団法人 島根県観光連盟
斐伊川にそって、約2㎞のソメイヨシノほか800本の桜トンネル。さくら名所百選に認定されている、中国地方随一の桜の名所。夜間はライトアップされ、夜桜を楽しめます。
斐伊川堤防桜並木 桜まつり
開催日:3月下旬〜4月中旬
入場料:無料
Website:https://www.kankou-shimane.com/ja/spot/detail/423
第6位 京都府 27%
(C)Fang ChunKai / Shutterstock.com
平安遷都以降約1200年以上の歴史がある平野神社は、桜の社として知られ、約60種類400本あまりの桜が咲き誇ります。魁桜を筆頭に、胡蝶、一葉、寝覚、御衣黄、衣笠など種類が多く、1ヶ月半もの長い期間次々と境内を華やかに染めます。ライトアップあり。
平野神社
見 頃:3月中旬〜5月上旬
入場料:境内無料
Website:http://www.hiranojinja.com/home/cherry
第5位 福井県 29%
足羽川の桜並木
(C) 公益社団法人 福井県観光連盟
福井市の中心を流れる足羽川の堤防(木田橋-新明里橋の間)には、「桜の名所100選」に選ばれた約600本の2.2km続く桜並木があり、さくら色の美しいトンネルになります。夜にはライトアップされ、花影が川面を染めます。足羽山、福井城址、足羽神社のしだれ桜など、例年3月下旬から4月中旬にかけてが見頃。
ふくい桜まつり 足羽川桜並木
開催日:2019年3月30日(土)~4月14日(日)
入場料:無料
Website:http://www.fukuicity-navi.com/sakura/
第4位 福島県 30%
日中線記念自転車歩行者道 (喜多方市)
(C)公益財団法人 福島県観光物産交流協会
日中線跡約3kmの遊歩道に、1000本ものしだれ桜が咲き誇ります。風に揺れるしだれ桜のカーテンをくぐりながらそぞろ歩きするのは、なんとも華やかでウットリ。途中にはSLが展示されており、SLファンにも人気。全国の行ってみたい桜名所ランキングでも1位になったそうです。
喜多方さくらまつり 日中線記念自転車歩行者道のしだれ桜
開催日:2019年4月12日(金)~4月30日(火)
入場料:無料
Website:http://www.kitakata-kanko.jp/category/detail.php?id=104
第2位 山形県 31%(同率第2位)
霞城大手門の桜(霞城公園)
(C)公益社団法人 山形県観光物産協会
荘厳な佇まいの大手門が特徴的な霞城公園。約1,500本のソメイヨシノが、山形城跡の霞城公園を彩ります。堀にイカダを浮かべての雅楽の演奏、野点(茶会)、やまがた舞子花見園遊などイベントも充実。ライトアップもあります。
霞城観桜会 霞城大手門の桜
開催日:例年4月中旬~下旬
入場料:無料
Website:http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=1180
第2位 長野県 31%(同率第2位)
長野県 中綱湖
長野県には小布施、小諸城址懐古園、高遠の桜など桜の名所が数々ありますが、一幅の絵のような風景が中綱湖(なかつなこ)の桜。オオヤマザクラが湖面に映るさまを撮ろうとするカメラマンの人気スポット。静かな湖面に濃いピンクの花影を落とす姿は幻影的で、思わずため息がこぼれます。
中綱湖のオオヤマザクラ
見 頃:例年4月下旬~5月上旬
入場料:無料
Website:http://www.nagano-tabi.net/modules/enjoy/enjoy_12011020.html
第1位 青森県 42%
弘前公園
桜自慢の県第1位は、42%で青森県でした。弘前公園には約50種類、約2,600本の桜が植えられており、毎年200万人以上も訪れる大人気の花見スポット。咲き誇る桜も美しいですが、桜が散り始めると外濠が花びらで覆われピンク色に染まります。花筏(はないかだ)が水面をたゆたうさまは、一度は見てみたい絶景。青森県民が我が県の桜を誇るのも納得できますね。
弘前さくらまつり 弘前公園
開催日:2019年4月20日(土)~5月6日(月)
入場料:大人310円
Website:http://www.hirosakipark.jp/sakura/
春の桜がきれい自慢 ランキング
春の桜がきれい自慢は、第1位が「青森県」(42.0%)、第2位「山形県」「長野県」(同率31.0%)となりました。日本人は世界一桜を愛す国民だと思いますが、全国にこれほど美しい桜があるのですから当然のことですね。さて今年は、どの県のご自慢桜を見に行きましょうか。
47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(マネー・旅行編)ソニー生命調べ
調査概要
調査タイトル:47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(マネー・旅行編)
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする 全国の20歳~59歳の男女
調査期間:2018年11月10日~11月21日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:4,700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
[Photos by shutterstock.com]
『【特集】ちょっと面白い都道府県ランキング!愛すべき47の県民性』ではこのほかにもいろいろな都道府県ランキングをご紹介しています!