大阪のなんば駅周辺は多くの商業施設やお店が軒を連ね、グリコのマークで有名な道頓堀やアメ村が近くに位置するため、多くの観光客で賑わっています。でも「裏なんば」は、ツウな人間しか訪れないディープなスポット。今回は、観光客もまだ少ない「裏なんば」の魅力をお伝えします。
裏なんばの象徴「味園ビル」
各線なんば駅から徒歩10分の距離にあるのが「味園ビル」です。赤と青のネオンが妖艶に光り、裏なんば界隈を照らしています。商店街と裏路地が交差する味園ビル周辺は、多くの飲み屋やグルメなお店がひしめき合い、観光客よりも地元民が行き交うエリアです。
昭和サブカルチャーの殿堂
怪しげな雰囲気と昭和の匂いがプンプンする「味園ビル」は1956年に大型娯楽施設として誕生し、バブル経済期までミナミを代表する存在でした。当時は、キャバレー、スナック、ダンスホール、宴会場、サウナまで一処に堪能できる場所で、ダンスホールの専属歌手にデビュー前の和田アキ子やピンク・レディーなどを抱えていました。
2004年頃からは若いオーナーが中心のバーや飲食店が増え、「昭和サブカルチャーの殿堂」という名の通り個性的なお店が揃っています。
「味園ビル」は地下1階から地上5階建て。2階フロアにサブカル感満載のバーや、ゲテモノ料理が堪能できるお店が集い、4階に「ホテル味園」、5階には「宴会場味園」があります。
宴会天国味園
同ビルの5階にあるのが、創業50年、昭和モダンな宴会場「宴会天国味園」です。なんと最大500名が一度に宴会することができるほどのスペース。2名から利用できる個室もあるので、気軽に利用することができます。
また、4階の「ホテル味園」は大変リーズナブルな値段で宿泊できるため、夜に宴会場でコース料理をいただいても、市内のビジネスホテルに宿泊するのと変わらないお値段なんです。贅沢な旅が裏なんばで味わえるんですよ。
https://universe-misono.co.jp/
住所 〒542-0074 大阪市中央区千日前2-3-9
電話 06-6641-7777
営業時間
月~金 16:00~22:00
土日祝 12:00~22:00
定休日 年末年始
地下空間に広がるユニバース
「味園ビル」の地下に広がるのは貸ホール「ユニバース」です。もともとは、キャバレーとして利用されていましたが、現在は多くのアーティストが夜な夜なライブを行う場所へと変化しました。
今もキャバレーの面影が残る室内では、スタンディングエリアのほか、バーカウンターで作られたお酒をいただきながら、ライブをゆっくり鑑賞できるソファ席があります。
また、宇宙を彷彿とさせるオブジェが天井から顔を覗かせており、訪れた人々を哀愁漂う空間へと誘っています。
入り口には、ローマ字で「Universe」のネオン文字が光り、昭和の匂いと現代の味園カルチャーが混ざり合っています。年季の入った外壁に、乱雑に貼られたポスター広告。それすら、どこか昭和を感じるような雰囲気に包まれています。「ユニバース」へは、イベント時のみ入場することができるので、事前にイベントスケジュールをチェックして行くことをおすすめします。
ミシュランに3年連続掲載!たこ焼き「わなか」
2016年〜2018年“ミシュラン 京都・大阪 ビブグルマン部門”に3年連続掲載されているたこ焼き店が、「味園ビル」から歩いてすぐの場所にあるんです。「たこ焼道楽わなか 千日前本店」は、連日美味しそうなソースの香りに引き寄せられた人々が列を成しています。
生地の味はダシと塩味で絶妙!外はカリっとしているのに中はとろける食感で、仕上げの特製ソースがアクセントになっています。たこ焼き以外にも、たこせんや明石焼風たこ焼きも楽しめますよ。
たこ焼は8個入り(450円)・12個入り・15個入りの3種類。ネギ・チーズ(各50円)のトッピングもできちゃいます。ソースは選べる4種類「定番ソース」「釜炊き塩」「醤油」「どろソース」と、どれも悶える美味しさです。
http://takoyaki-wanaka.com/
住所 大阪府大阪市中央区難波千日前11-19
電話 06-6631-0127
営業時間
(月~金) 10:00~23:00
(土・日・祝) 8:30~23:00
【店舗へのアクセス】
地下鉄御堂筋線 なんば駅3番出口より徒歩5分
南海本線 難波駅より徒歩5分
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