のんびりと暮らすようにニューヨークで過ごすのも良いものです。自由の女神を見て、エンパイアステートビルディングに上って、ブルックリンブリ
ッジを渡って、ショッピングで駆け回って過ごすのとは違う過ごしかた。
ニューヨーカーみたいに過ごすニューヨーク
いかにもベタな観光旅行ではなく、ニューヨーカーみたいに過ごしましょう。カフェで道行く人を眺めたり、本屋で立ち読みしたり。見逃していた映画を見るのも良いですね。そういえば、8ドルで映画を見られる映画館があります。見逃した映画を、ニューヨークで見るのも旅の思い出になるかもしれませんよ。
ニューヨークで映画を見よう
ニューヨークで新作映画を見ると、映画代は18-20ドル(映画館により異なる)。日本も同じくらいだと思いますが、お高いですよね。筆者のように、新作にこだわらない、また見逃した映画を見たい場合は、小さな映画館ならお安く見られます。ニューヨークで歩き回るのにくたびれた、数時間時間を潰したいという時には、飲みたくもないコーヒーを飲んで時間を潰すより、映画館で過ごすのがオススメです。
女性でも安心な映画館ってどこ?
筆者の場合、映画館で気になるのは治安です。タイムズスクエアやヘラルドスクエアなどの繁華街は、ジャンキーや変質者みたいな人も多いので、その辺りではあまり見る気がしません。暗い映画館内で、隣に座られたら嫌だからです。旅行者には馴染みが少ないかもしれませんが、アッパーイーストは高級住宅地が多く、治安が良い地域です。そこでイースト86丁目にある、その名も”East 86th St. Cinema“にしました。
こじんまりしているものの小綺麗な映画館
アッパーイーストのご近所御用達の映画館で、館内で3つ上映しているようです。入り口でチケットを買う時は座席を指定します(座席によっては追加価格)が、中に入ったらガラガラでチェックする人もいないので、別料金席以外は場所を変更しても問題なさそう。筆者の入った場内は、上記写真の通り。内部はややこじんまり、スクリーンも大きくはありませんが、小綺麗でシートも悪くはありません。「アポロ11(APOLLO 11)」を上映している場所は「ヒーター故障中」と、窓口に断り書きが貼ってありました。クレームを言われないように、それでも良ければどうぞって感じですね。この時期(3月中旬)のニューヨークはまだ寒かったので、自分の見たい映画がヒーター無しだったら入らなかったかもしれません。
午前中(お昼12時以前)の回なら8ドルで見られる映画
筆者が映画館に行った目的は、「ボヘミアン・ラプソディー(Bohemian Rhapsody)」が見たかったからです。2018年11月封切りの映画でしたが、2019年2月にオスカーを獲ったので、探したら上映していたのがEast 86th St. Cinemaを含む数館の上映館。その中で、お昼12時以前の回だったら8ドルで見られるのが、この映画館でした。
ボヘミアン・ラプソディー
筆者はこの映画館で、「ボヘミアン・ラプソディー(Bohemian Rhapsody)」を観ました。
ライブエイドの再現ぶりがハンパない
Bohemian Rhapsody | Live Aid Side by Side: “We Will Rock You” | 20th Century FOX
既に多くの観客を動員した映画ですので、ご存知の方も多いかもしれませんが、映画のラストシーンをクライマックスに盛り上げた、ライブエイドの再現がハンパでなかったのです。YouTubeで映画とライブエイドの比較20分版を見たら圧巻。ブライアン・メイ役の俳優さん(Gwilym Lee)のカッコよさにハマり、さらにロジャー・テイラー役のベン・ハーディ(Ben Hardy)のキュートさにハマりました。これは遅まきながら、映画を見なきゃねと思った次第です。
クイーンという不世出バンドの絆(きずな)を綴ったミュージック・ビデオ
Bohemian Rhapsody | Official Trailer [HD] | 20th Century FOX
「ボヘミアン・ラプソディー(Bohemian Rhapsody)」は、筆者の印象ではクイーンという不世出バンドの絆(きずな)を綴ったミュージック・ビデオで、改めて彼らの楽曲の良さを再認識しました。ストーリーの流れと使用する音楽がマッチしており、皆が見たかったクイーンを見せてくれたと思いました。フレディ・マーキュリーという奔放な天才を演じたラミ・マレック(Rami Malek)は、メンバーの中では一番似ていない(優しい目のフレディとビー玉目のラミが違いすぎる・・)と思いましたが、ラミ・マレックが真面目な人に見えるのでとんでもないシーンは出てこないだろうと安心して見てられましたね。実際フレディ・マーキュリーのセクシュアリティーに関するシーンは少なく、幅広い年代が見られたと思います。色々思ったことはあるのですが、映画批評の記事ではないので、この辺で。筆者はいまだ、Bohemian RhapsodyとSomebody To LoveとDon’t Stop Me Nowにハマっています。いずれも、不世出のバンドの名曲です。
トイレも綺麗な映画館
Capture from CITY CINEMAS
映画館は女性が多いので、女性一人でも安心して映画鑑賞が出来て、トイレも綺麗。ただトイレは奥に深いので、人が少ない場合はあまり奥の個室に入らない方が良いかもしれません。
8ドルでニューヨーカーに混じって映画鑑賞、ちょっとお得だと思いますよ。午前中に映画を見てから、午後は観光やショッピングに出かけるのも良いでしょう。
住 所: 210 E. 86th St. New York, NY, 10028
電 話:(212) 734-4427
入場料:一般 16ドル、正午(12時)前 8ドル (一般席の場合)
https://www.facebook.com/east86thst/
注:映画の入場料は2019年4月4日現在のものであり、変更する可能性がありますのでご承知ください。
[All photos by Sara Aoyama]
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