七色の色が敷きつめられた大花壇。

会場の『里山ガーデン』入り口では、マスコットキャラクター〈ガーデンベア〉と、色彩豊かな〈ウェルカムガーデン〉が迎えてくれます。Eテレでもお馴染みのフラワーアンバサダー三上真史さん監修のウェルカムガーデンのテーマは「横浜の旭・緑・瀬谷・港南区の区制50周年、よこはま動物園ズーラシア開園20周年のお祝い」がイメージの〈ハッピー・フラワー・ケーキ〉です。

ウェルカムガーデンから入ると、まず最初に感じるのは、なんとも言えないふんわりお花の良い香り。うっとりするのも束の間に、大きな花壇が目の前いっぱいに広がっています。その広さは横浜市内最大級約10000㎡！大花壇には横浜市内で育てられたパンジー、ビオラ、ネモフィラを中心に、チューリップ、桜など多種多様。ピンク、青、黄色、白、紫、色とりどり形さまざま。

わくわく手作り。わくわくイベント。

大花壇の他にも、谷戸の菜の花畑には、青空を泳ぐ鯉のぼり。
イベント広場では、木のマイスプーン作りやしおり作りなど、創作ものたくさんのワークショップ、音楽やトークショー、スタンプラリー、バードパフォーマンスなどイベントも盛りだくさん。ソフトクリームや軽食もあり、にぎわっています。
なお、ワークショップやイベント等は日替わりです。(無料・有料あり)

その名の通り、つなぐネックレス。

〈ガーデンネックレス横浜〉さん主催の、花を巡り横浜を満喫するというイベントは、3月23日～6月2日まで、横浜の山下公園、港の見える丘公園、里山ガーデンなど、市内18区全域で一体となっての取り組みで地域の活性化につながっています。〈ネックレスのように花と緑と人を繋げる〉というなんて素敵なネーミング・・・

食や農に関わる農畜産物・農景観など、農業全体をひとつの農場とする〈横浜農場〉で魅力を発信し、大花壇の約8割の花苗は横浜市内の農家さんが育てられたそうです。
いたるところでスタッフの方々が愛しそうに花の手入れをされている姿が印象的です。人の手と愛が加わり癒しの景観を作り出しついるということに繋がって、農業をより近くに感じます。
種類豊富な花の名前をチェックできるパネルや、アプリで検索という新しい形も。

・デージー(雛菊)～花言葉は、希望、平和～

・ラナンキュラス　ラックス～花言葉は、魅力、飾らない美しさ～

風がはこぶよ。あなたに届く。今だけのパステルカラフル。

その目と心に栄養を運んでくれる桃源郷のような極上の景色。「ただそこにいるだけでいいよ、あなたはあなたでいいんだよ」と言ってもらえているような、そんな花たちの背景には、お花を育てる方々の献身的な愛情があってこそ。
お気に入りのお花を見つけて花言葉を探しながら、虹の橋を渡るようなお散歩を、『里山ガーデンフェスタ』が終わっても、6月まで横浜市内でお楽しみいただけます。

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kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。