
カラフルなマーケット

アフリカ系・カリブ系の住民が多いブリクストン。一歩路地に入れば、ロンドンではないような光景が広がっています。ロンドンは移民が多いのでそういうスポットは少なくないのですが、ここは特にそう感じます。



逆さ吊りの鳥、アロエ、そして沖縄でみかける青い魚イラブチャーがエキゾチック!
ロンドンのスーパーにはここまで魚がいっぱい並ぶところはなく、それも日本人の血を湧き立たせます。
ブリクストン・ヴィレッジ(Brixton Village)

ブリクストンにはいくつかマーケットがありますが、そのなかで、ロンドナーにおすすめされたのが、ブリクストン・ヴィレッジです。ここは、アーケード商店街で、レトロなお店といまどきのお店が共存しています。日本でいうと高円寺商店街のようなところ?


さまざまなジャンルのレストランがありましたが、ランチに選んだのはラテンアメリカ料理のお店です。陽気なお兄さんから「おすすめはこれ。まずかったら返金するから!」とタラのフライのジンジャーソースがけをすすめられましたが、ペルーの肉料理をチョイス。酸味がきいたピリ辛の豚肉の煮込みとラムの煮込み。いずれもはじめての味でした。
The provincial

向かいのお店は洋品店。こまごまと色々な色が並んで、脳が疲れるほどのガチャガチャ感です。これはアジアっぽいかも。
ブリクストンらしいスポット
ブリクストンらしさは、カリブ&アフリカ感、レトロ感、そしてストリート感から成り立っています。ストリート感のあるスポットをこれから紹介していきますね。

隣町の名前がついていますが、ブリクストン駅から徒歩6分ほどのところにある、「ストックウェル・コンクリート・ボウル・スケートパーク(Stockwell Concrete Bowl Skatepark)」。スケボーやバイクの練習場です。

マクドナルドの店内です。ロンドンでもこんなデザイン性の高い店舗は初めてみました!

こちらは自然派コスメやジャマイカ系の服、食べ物の屋台が連なるブリクストン・ステーション・ロード・マーケット(Brixton Station Road Market)沿いのスポットです。この先に、これから紹介するポップ・ブリクストンがあります。
ポップ・ブリクストン(Pop Brixton)

ブリクストンで一番のおしゃれスポットがこちら、ポップ・ブリクストンです。
区が提供の空き地を、コンテナとグリーンを使って再開発した期間限定プロジェクトです。新規立ち上げのお店は家賃を割引するなどして、ビジネスをサポートする仕組みも。飲食店や洋服店などが並んでいます。



興味深いのは、最先端のスポットといっても尖った人々以外寄せ付けないといった場所ではないこと。赤ちゃん連れの夫婦とか、いろいろな年代の人が寛いでいました。
居心地がよくて、ひなたぼっこしていると寝てしまいそうな空間。

イベントスペースの内部はこんな感じです。


おしゃれスポットなだけあって、動画やスチールの撮影場面に遭遇しました。
いまも治安が悪いとされているエレファント・キャッスル(Elephant Castle)というエリアにも、同じようなコンテナ式のおしゃれなスポットがあります。ロンドンの最新スタイルは、ストリート感あるコンテナ式と言えましょう。
ブリクストンの治安

平日昼間はこの画像のような混み具合ですが、17時になると駅前の大通りはごった返します。結構な人口密度です。そして夜になってもそれが続くのです。
ブリクストンに10年暮らしている知人の東アフリカ出身の30代男性と、ドミニカ共和国出身の30代女性に治安を訊くと、「ここ数年は治安がいい。夜中でも人がいっぱいいるから、安全。酔っぱらいとか変な人とかいるけれど、それはどこも同じ」と口を揃えます。
彼らとは治安の感覚が違うかもしれないので、20代の日本人女性にも訊いてみました。夜の音楽イベントで何度かブリクストンを訪れたという彼女は、やはり、「暗くなるとホームレスと叫ぶ人がわらわら出てきてカオスに。決して治安が良いとは言えないと思う。特に細い道は要注意」とのことでした。
明るいうちに訪れるのが安全でしょう。
[ All photos by Shio Narumi ]
Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
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