日本で爆発的な人気のタピオカミルクティー。ニューヨークにはタピオカミルクティーの発祥地である台湾の人が多いので、10年以上前から定着しているドリンク。ニューヨークでは、タピオカミルクティーのことを「バブルティー(Bubble Tea)」と呼ぶのが一般的。バブルとは、丸いタピオカが泡のように見えることから付けられたものでしょう。ストローでドリンクを吸い込むと、カップの底に沈んだタピオカが泡立つようにユラユラと揺れるのは、楽しいですよね。
トレンドのマーケットにあるボバガイズ
チャイナタウンにある「キャナルストリート・マーケット(Canal Street Market)」は、ミートパッキングにある「チェルシーマーケット」のアジアバージョン。「チェルシーマーケット」ほど広すぎず、ぐるっと見て回れ、休憩できるフリースペースが多く、ニューヨーカーや旅行者に人気。フードセクションの中で、ダントツ人気は「ボバガイズ Boba Guys」。
サンフランシスコから来たボバティーとは
「ボバガイズ Boba Guys」はサンフランシスコ発祥で、ニューヨークでは2019年8月現在3店舗出店。西海岸ではタピオカミルクティーを「ボバ(Boba)」と呼ぶそうです。「バブルティー(Bubble Tea)」を縮めた愛称なのでしょう。キャナルストリート・マーケット(Canal Street Market)」店は、地下鉄駅そばで使い勝手も良く、常に列が出来ているようですよ。
ニューヨークの女子が夢中
列に並んでいる9割が女性。ニューヨークにはバブルティーを取り扱う店が、専門店を含め星の数ほどありますが、移り気なニューヨーカーの心を掴むのは簡単ではありません。去年はあんなに長い列を作っていた店が、今年はガラガラというのはザラ。その中で、ボバガイズは人気を保ち続けています。
ボバガイズのこだわりとは
ニューヨークの女性は、トレンドに敏感でかつシビア。なにが彼女たちの心を惹きつけているのでしょうか。
1.本物の茶葉を使用
2.甘さのカスタマイズ
3.自然食品の使用(オーガニックの牛乳、ナチュラル・ブラウンシュガー使用のホームメードシロップ、パウダーやシロップではない本物の茶葉やフルーツなど)
参考 Boba Guys ”Next Level Quality”
http://www.bobaguys.com/nextlevelquality
美味しくて、身体にも優しいもの。ヘルシー志向のニューヨーク女子のお眼鏡に叶ったようです。お茶の種類も、紅茶、緑茶、ほうじ茶、ジャスミン茶、ウーロン茶、アールグレイ、カモミール茶、チャイ、抹茶など色々。何度も通いたくなるバリエーション。
あなたの飲みたいドリンクと甘さをレジで伝えたら、名前を告げて、しばし待ちます。タピオカは別売り(50セント)なので、追加をお忘れなく。デフォルトでは入っていません。
お待ちどうさま!あなたのドリンクが出来ました。
名前が呼ばれたら、あなたのドリンクを受け取りましょう。スタバと違って、カップにあなたの名前は書いてありませんので、お間違いのないように。オーダーした皆が今か今かと待っています。スタッフは手際良く作っており、筆者は平日の3時頃行って、待ち時間は5分ほどでした。ただし、週末はもっと待つかもしれませんね。
当然インスタ女子多し
トレンドのフードやドリンクをインスタにあげたい女子多し。お気に入りを手に入れたら、スマホで撮影がお約束。
ボバガイズで、一番人気のドリンクは?
一番人気のメニューは、何でしょうか?
ボバガイズのスペシャルで、シグニチャーの「ストロベリー抹茶ラテ(Strawberry Matcha Latte)」。レギュラーサイズが5ドル、ラージサイズが6ドルです。タピオカが欲しいあなたは追加(50セント)でどうぞ。
3色のパステルカラーが、ニューヨーク女子の乙女心を掴む
7割のオーダーする「ストロベリー抹茶ラテ(Strawberry Matcha Latte)」。3層になったパステルカラーが綺麗ですね。インスタ映えもバッチリです。しかしながら、筆者は抹茶とストロベリーの組み合わせってどうよ?と半信半疑でした。
さて、実食!一口啜ってみると、底にあるストロベリーのほのかな酸味が、濃すぎない抹茶とよく合います。濃すぎる抹茶ってちょっと苦いですよね。それがないのが好印象。そして、ミルクの優しい甘さ。これは、想像したより美味しいかも。
肝心のタピオカはどうでしょう。一口食べると、超モチモチ。普通のタピオカより、かなりモッチリ。しかも、甘味を感じます。うーん、この味どこかで・・と考えてみたら、日本の「すあま」を思い出しました(笑)。
「ストロベリー抹茶ラテ」を含むストロベリーシリーズのスペシャルは、甘さが調節できないようですが、多分ストロベリーに甘みがついているのでしょう。甘過ぎるほどではないですが、タピオカも甘いので、甘さでけっこうお腹がいっぱいに。ラージサイズは1ドルしか違いませんが、レギュラーサイズで十分な気がしますね。お値段はレギュラーサイズが5ドル+タピオカ50セントで、税込5ドル99セント。6ドルってプライシーですが、抹茶とストロベリーの相性の良さを味わうために、一度は試す価値ありです。
[All photos by Hideyuki Tatebayashi]