圧巻の雪景色を楽しむ絶景スポット3選
「美山かやぶきの里」の「一斉放水」と「雪灯廊」
京都府の中央、南丹市には昔ながらのかやぶき屋根の民家が、39棟現存している地区「美山かやぶきの里」があります。日本の原風景が残るこの集落は、1993年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。火気に弱いかやぶき屋根を守るため、この地区には62基の放水銃が設置され、年に2回一斉点検が行われます。一帯が水のカーテンに包まれる壮大な景色が見られますよ。今年の一斉放水は12月2日(月)です。
日時: 12月2日(月)13:30~ 雨天決行
住所: 京都府南丹市美山町北
南丹市美山観光まちづくり協会TEL: 0771 75 1906
公式サイト: https://kyotomiyama.jp/sightseeing/kayabukinosato
「美山かやぶきの里」は、雪景色も格別です。毎年1月下旬からは、里全体をライトアップする「雪灯廊」を実施。雪や竹の灯篭のほか、雪が積もった民家の屋根がふわりとライトアップされ、幻想的な雰囲気に。期間中は屋台が出店し温かい食事を楽しめるほか、雪灯籠をつくる参加型イベントも開催されます。
日本三景「天橋立」幻の景色とは
京都府宮津市にある宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる「天橋立」は、日本三景のひとつに数えられる名所です。天に架かる橋のような自然が作り出したこの美しい景色は、通年で絶景が楽しめますが、雪が降り積もる冬には違う景色を楽しめるといいます。
それが、特別寒い冬の朝に見られる雪景色。天橋立にある松の木までもが雪に覆われ、真っ白の橋が架かったような風景に。日が昇って気温が上がってくると、松の木の雪は落ちてしまうため、この真っ白な景色を見れるのは朝の一定時間のみ。気象条件がそろった限られた時間しか見られないため、「幻の景色」とも言われているそうですよ。
明智光秀ゆかりの「福知山城」の雪化粧
明智光秀が1579年に築いた福知山城。一度取り壊され、現在の天守閣は1986年に再建されたそうです。冬は雪が降ると、天守閣が真っ白な雪化粧をまとい、さらに情緒ある姿に。2020年のNHK大河ドラマは明智光秀が主人公の「麒麟がくる」が放映されることで、ゆかりの地として注目を集める福知山市。2020年1月11日(土)には、「福知山光秀ミュージアム」が開館予定です。
住所: 京都府福知山市字内記5
TEL: 0773-23-9564
営業時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 12/28~12/31,1/4~1/6
入館料: 大人330円、小・中学生110円
公式サイト: https://dokkoise.com/temple_shrine/
絶景が楽しめる宿泊施設4選
日本海を一望する「琴のやはなれ空遥」
日本海の目の前、丹後半島にある一軒宿「琴のや はなれ 空遥」。一日4組限定という宿は、全室がオーシャンビューで部屋から景色がゆったりと楽しめるほか、源泉100%かけ流しの天然温泉露天風呂からも海を眺望できますよ。
露天風呂から日本海を望む「佳松苑はなれ櫂(かい)」
丹後市にある「佳松苑はなれ櫂(かい)」は、日本海を見下ろす高台に立地。この施設に2017年11月に新設されたのは、海と空とお湯がひとつの景色に溶け込む「海と空のインフィニティ露天風呂」です。大浴場のお湯の先にそのまま海が繋がって水平線までつながっているような、開放感のある景色の中で天然温泉を楽しめます。
「京都るり渓温泉for REST RESORT」
南丹市にある「京都るり渓温泉for REST RESORT」は、大浴場のほかに水着で入れる露天風呂や温泉プールも完備。男女一緒に楽しめるリゾート感覚の高原スパです。
同施設内には、昨年10月に「シナスタジアヒルズ」がオープン。天気や気温などと連動させ光と音を演出する、通年で楽しめるイルミネーションスポットです。今年11月からは新たなイルミネーションも追加され、さらにパワーアップしているようですよ。
住所: 京都府南丹市園部町大河内広谷1-14
TEL: 0771-65-5001
公式サイト: http://rurikei.jp/
[シナスタジアヒルズ]
開園時間: 日没~22:00(最終入場21:30) ※開園時間は季節により変動(ウェブサイトに掲載)
料金: 大人平日1,000円、土日祝1,200円/小人平日500円、土日祝600円 (※シーズンによって変動)
休館日: 年数回 (※ウェブサイトに掲載)
TEL: 0771-65-5001
公式サイト: http://www.synesthesia-hills.jp
全客室天橋立ビュー「文珠荘松露亭」
日本三景「天橋立」の運河沿いにある「文珠荘松露亭」は、全客室から天橋立が眺められる宿。同施設の名物料理は、新鮮な松葉ガニを使ったオリジナルメニュー「松葉ガニのカニ味噌フォンデュ」です。茹でたカニや野菜を、極上のカニ味噌と合わせて食べる、冬にぴったりの温かな鍋料理です。
春の桜や紅葉など特に人気の高い京都ですが、冬景色も見逃せない場所がたくさんありそうですね。 冬も美しい「もうひとつの京都」に、しっとりと訪れてみては?
情報/写真提供: 京都府PR事務局