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想像以上にドラマティック!北欧タリンのクリスマスマーケットを現地ルポ【エストニア・タリン】

Posted by: 鈴木幸子
掲載日: Dec 17th, 2019.

映画『アナと雪の女王』の舞台になったと言われるのはノルウェーの「ベルゲン」ですが、バルト三国のひとつ、エストニアのタリンのクリスマスマーケットを訪ねてみると、きっとこちらではないだろうかと思うほどファンタジーな世界が広がっていました。その夢のような様子を、TABIZINEライターが現地からレポートします!

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1441年から続くクリスマスマーケットを散策


北欧エストニアの首都タリンのクリスマスマーケットを訪ねてみました。フィンランドのヘルシンキからフェリーで約2時間。赤いとんがり屋根をもつタリン旧市街の正面玄関ヴィル門を入ってみると、完全に中世の時代へ迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えます。


石畳のメイン通りは車はいっさい通らず、古くから変わらないゴシック様式などの建物が続きます。


お店のスタッフは、中世らしき衣装を身に纏い、たとえば古いヨーロッパの映画を見るようでもありました。そして美男美女がたくさん!!!


バルト海に面したタリンは、中世の交易都市として栄え、交易から戻った商人たちが各地から品々を持ち寄ったのがこのクリスマスマーケットの始まりと言われています。1441年から毎年開かれていて、世界で初めてツリーが置かれたクリスマスマーケットとして知られています。


旧市庁舎広場(ラエコヤ広場)には、レトロな魅力にあふれるクリスマスツリーのオーナメント、ニット類、サウナ用の帽子、雑貨類などのショップが軒を連ねます。ソーセージやジンジャークッキーの屋台もありますよ!


ヨーロッパのクリスマスマーケットには、シナモンなどを効かせが少し甘めのホットワインはつきものですが、エストニアのホットワインにはオレンジやベリー類を入れていただきます。ホットワインをいただきながらクリスマスマーケットを散策しましょう。ややスパイシーな味がクセになり、日本に戻ってきてからも自己流で作って飲みたくなるほど、寒くなると不思議と恋しくなる味です。

職人たちのクラフト店通り、建築群にも魅了されます


バルト三国は手工芸品が盛んですが、タリン旧市街にはアーティストたちの工房を兼ねるお店が約10件ほど集まった「カトリーナの小径」と呼ばれる通りがあります。


ガラス細工やジュエリー、陶器店などが軒を連ねています。


さらにタリンの街を歩いていると、1軒1軒、カメラに収めたいような建築物の連続です。


アールデコを思わす玄関ドアの装飾や鮮やかなガラス戸。


16世紀の建物を生かしながらモダンテイストを取り入れたレストランや、窓から覗き見る美容室の内装も素敵です。レストランは料理教室を行う「クーク Kook」。


古くは13世紀にドイツ騎士団(十字軍)、デンマークの支配を受け、17世紀にはポーランド、スウェーデン、18世紀にロシアの支配を受けるなどの歴史を経て、さまざまな文化の影響を受けた独自の建築様式が旅人を魅了します。

モダンエストニア料理が新鮮


クリスマスには、豚の血入りソーセージや、鴨、シカ肉などジビエもいただきますが、海に近いタリンでは魚料理も豊富です。美しく盛られたエストニアモダン料理も堪能しましょう。写真料理はサボイ・ブティックホテル内のレストランにて撮影。

タリンのクリスマスマーケットは、ベルギーのヨーロピアン・ベスト・デスティネーションズが行う「2019世界のベストクリスマスマーケット」の1位に選ばれています。絵本のような世界に飛び込んで、神聖なクリスマスを満喫してみませんか。

タリンのXmasマーケット 
開催場所:旧市庁舎広場(ラエコヤ広場)
住所:Raekoja plats 1, 10114 Tallinn, Estonia
開催日:~2020年1月7日(火)
開催時間:10:00~19:00(飲食10:00~22:00)

カトリーナの小径
住所・営業時間:それぞれの店舗により異なる

レストラン・クーク
住所:Pikk 42, TALLINN, Estonia
電話:(+372)644-0431
営業時間:料理教室の予約のみ
HP:http://www.kokakool.eu/en/

サボイ・ブティックホテル Savoy Boutique Hotel
住所:Suur-Karja 17, 10148 Tallinn
電話:(+372)680-6688
HP:https://www.visitestonia.com/en/savoy-boutique-hotel

取材協力
エストニア政府観光局

[ALL Photos by SACHIKO SUZUKI]

鈴木幸子

sachikosuzuki 旅行記者、エディトリアル・ディレクター
出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。


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