トビリシきってのヒップな空間!「Lolita」
トビリシの中心部、活気溢れるヴェラ地区にある「Lolita」。デザインホテル「Rooms Hotel」が運営するカフェ&レストランです。ジョージア伝統料理をモダンにアレンジしたメニューなどを用意。開放感たっぷりのテラス席もありますよ。
店内はもうヒップとしか言いようがない刺激的なデザイン。そしてお客さんもおしゃれな人ばかり。年齢層が幅広いところも特徴的でした。
どちらかというと地味なファッションの人が多いジョージアにおいて、この空間はまるで違う国に来たような気分にも。最先端のジョージアを感じたい時にピッタリ。
ジョージアの伝統料理の代表格、「ハチャプリ/約450円」。チーズをのせて焼くピザのようなパンです。様々な形があるハチャプリですがこちらは中央に卵黄がトッピング。とろけるチーズやもっちりしたパン生地と絶妙なハーモニーに。
「ジョージア式サラダ/約380円」と「ローストチキン/約450円」。サラダはトマトやキュウリなどの野菜に数種類のハーブがプラス。シンプルながらも奥深い繊細なお味でした。皮がパリッと香ばしく焼かれたローストチキンはしっとり柔らか。爽やかなコリアンダーとも相性抜群。
ジョージア産ワインリストも充実!「Alubali」
こちらもヴェラ地区にあるレストラン「Alubali」。スタイリッシュで洗練された空間に緑が配され、まるで都会のオアシスのような雰囲気。
ジョージア産赤ワイン「Alapiani’s Marani Shavkapito/約1,500円」。ふくよかな甘味と心地よい濃厚感。太陽をたっぷり浴びた葡萄の味わいが凝縮されています。
実はジョージアは世界最古のワイン産地として考えられており、なんとフランスやイタリアよりも古い歴史を持つのだそう。
地中に埋めた大きな壺の中で自然発酵させるクヴェヴリ製法で造られており、2013年にはユネスコ無形文化遺産にこの醸造方法が登録。近年多くの醸造家から注目を集めているのだとか。
「ラムのケバブ/660円」。発祥のトルコの隣国であるジョージアでもケバブは代表的な料理の一つ。屋台で味わう豪快なケバブもいいけれど、モダンなスタイルもまた新鮮。付け合わせのサラダもハーブの香りが際立っていて大変美味でした。
「ハチャプリ/520円」。伝統的なジョージア料理の一つ、ハチャプリ。こちらは生地の中にチーズを包み込んで焼き上げたもの。パンのもっちりふわふわした食感とチーズのトロッと感が至福のグラデーションに。ピザのように見えながらも実はそうではない、ありそうでなかった極上のパン!
ジョージア伝統の「バドリジャーニ(520円)」。揚げたナスにくるみやニンニク、ハーブを練ったペーストをのせた料理です。程よく油が染み込んだナスと濃厚なコクのペーストが見事にマッチ。さらにコリアンダーの香りとザクロの甘味が絶妙なアクセントに。独特のハーブやスパイス使いに思わず脱帽! というべき逸品でした。
以上、今のトビリシを象徴するレストラン2軒をご紹介しました。伝統料理をモダンにアレンジした、魅惑のメニューを楽しんでみてはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
ニンニク好きなら絶対に作ってほしい!悶絶するほど超美味なジョージア名物「
Jan 24th, 2024 | Nao
【2024年1月24日更新】ジョージア流ニンニク料理「シュクメルリ」。数年前某牛丼店のメニューに登場したことでも話題になりました。現地で食べたあのシュクメルリを再現したい! と記憶を頼りに何度も試作。改良を重ねてやっと納得いく味に辿りついたレシピをご紹介します。
【再現レシピ】お家で簡単に作れる!復刻した「松屋シュクメルリ鍋」をもっと
Feb 4th, 2021 | Nao
SNSで大反響を呼び、日本にジョージアという国名を知らしめた松屋の大ヒットメニュー「シュクメルリ鍋」。昨年開催された「松屋復刻メニュー総選挙」で1位を獲得し、この冬カムバックするなど話題に事欠きません。筆者も先日シュクメルリ鍋と再会を果たしたのですが、今年もまた超絶ニンニク感の虜に。そんな中、クックパッドで松屋公式レシピが公開されているのを発見!レシピを参考に、本場ジョージアスタイルも取り入れて作ったところ、えらいおいしく仕上がったのでご紹介させてください。
待望の復刻!松屋「シュクメルリ鍋」を実食し、人気の秘密を勝手に考察してみ
Jan 31st, 2021 | Nao
昨年、一世を風靡した松屋の「シュクメルリ鍋」。超絶なニンニク感と唯一無二の味わいが評判を呼び、SNSで瞬く間に話題になったのは記憶に新しいところ。なんとその「シュクメルリ鍋」がカムバック!2021年1月19日より期間限定で復刻販売されています。ご時世に合わせて、テイクアウトするとアルミ鍋が供されるといううれしいサービスも。約1年ぶりにシュクメりましたので、実食ルポと勝手な考察をお伝えさせてください。
【新型コロナ終息後に食べに行きたい世界の料理】美食の宝庫ジョージアグルメ
May 18th, 2020 | TABIZINE編集部
北をロシア、南をトルコに挟まれたヨーロッパの小国「ジョージア」。かつてグルジアと呼ばれていた南コーカサスの国の一つです。豊かな自然の中に歴史的建造物も数多く現存しており、近年訪れる人が増えている注目のエリア。さらには、物価の安さから日本の移住者も増えています。そんなジョージアに行ったら必ず食べたい絶品料理5選を紹介します。
最先端のジョージアを堪能!料理も雰囲気もハイセンスなレストラン2軒【トビ
Mar 28th, 2020 | Nao
ロシアやトルコなどに隣接し、古くから独自の文化を育んできたコーカサスの秘境ジョージア(旧グルジア)。首都トビリシには歴史的な名所だけでなく、現代的でハイセンスなスポットも多く点在。新旧多彩な楽しみ方ができるのも魅力です。今回は地元のお洒落ピープルたちが集うレストランをピックアップ。最先端のカルチャーを感じてみませんか?
こんな大きな餃子見たことない!圧倒的なサイズ感を誇るジョージアの餃子「ヒ
Jan 18th, 2020 | Nao
中国はもちろん、ユーラシア大陸全体で食べられている餃子。国や地域それぞれに個性が光る餃子ですが、ジョージアのそれは驚くべき大きさとビジュアルを誇り、圧倒的なインパクトを放っているんですよ。今回はそんなジョージア版餃子「ヒンカリ」をご紹介!
【連載】ベストシーズンを迎える海外の旅先 <7月編 ジョージア>
Jul 1st, 2019 | 春奈
この連載では、1ヵ月ごとに、その月にベストシーズンを迎えるおすすめの海外の旅先を紹介していきます。第7回目となる7月におすすめの旅先は、コーカサスの小国ジョージア。日本ではまだまだ認知度が低いものの、バックパッカーのあいだでは沈没地として有名で、エキゾチックな町並みに雄大な自然、世界屈指の美食など、知られざる魅力が満載の秘境です。
定番観光地に飽きた人が行く秘境、コーカサス三国ってどんなところ?
Apr 9th, 2019 | 春奈
南コーカサスに位置するジョージア(旧グルジア)、アルメニア、アゼルバイジャンは「コーカサス三国」と呼ばれ、ヨーロッパに分類されることもあれば、アジアに分類されることもある、独自の立ち位置の国々。ミステリアスな雰囲気に包まれた秘境、「コーカサス三国」とは?
意外な料理も登場!ぜひ味わいたい、マルタのおすすめ料理6選
Feb 9th, 2019 | あやみ
地中海に浮かぶ島国「マルタ」では、伝統的な料理から新鮮な魚介類を使った料理、イタリア料理、お手軽なファーストフードまで幅広い料理を味わうことができます。マルタに行ったらぜひ味わいたい美味しい料理を6つご紹介。
中世の街並みが残る、マルタの古都「イムディーナ」がすごかった
Jan 4th, 2019 | あやみ
「地中海のへそ」と呼ばれている島国、マルタ。マルタには中世の面影が色濃く残る古都「イムディーナ」があります。城壁に囲まれたイムディーナは、狭い路地が多い、静寂の町。そんなイムディーナを探索してきました。