【日本の冬絶景】冬の世界文化遺産を訪れたい 岩手県の雪景色

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Jan 18th, 2020

日本の四季の中で、凛とした冬に惹かれます。着飾ることなく、媚びることなく、色彩を削ぎ落とす潔さ。あるがままの姿で佇む冬に、神様は白いコートをふわりとかけてくれます。空から舞い降りてくる白いもの。汚れも痛みも受け入れ、大地を、山を、海を、川を、白く包み込みます。私たちが待っていたのは、「雪」でした。TABIZINEでは「日本の冬絶景」を連載でお届けします。今回は、岩手県の冬絶景。岩手県は例年12月中旬〜2月下旬頃に雪景色が見られます。

牛は寒さに強いらしい 小岩井農場<岩手県雫石町>

日本百名山の「岩手山」と、国指定重要文化財の赤いレンガサイロの組み合わせが絵になる「小岩井農場」。牛は寒くないのかなとちょっと心配になりますが、牛は平均体温(平熱)が38.5℃~39.0℃もあり、高温多湿が苦手で寒さには強いそうです。2020年1月13日まで行われる、小岩井ウィンターイルミネーションも人気。

参考
牛はなぜ、涼しい場所で飼われているか – 酪農と歴史のお話し
http://farmhist.com/category1/entry5.html

小岩井農場

【住所】〒020-0507 岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1 
【入場料】大人800円。詳細は下記サイトにてご確認ください。
https://www.koiwai.co.jp/makiba/hour/
【公式サイト】小岩井農場 https://www.koiwai.co.jp

印象が強調される冬 厳美渓<岩手県一関市>

栗駒山の噴火によって堆積した岩が、数万年の年月をかけて水流に形成された、国の名勝天然記念物「厳美渓」。冬には奇岩に雪が降り積もってモノトーンの美しさを見せ、エメラルドグリーンの水流は色を深めます。四季折々の表情を見せる厳美渓ですが、冬が一番好きというファンも多く、納得できる絶景です。

厳美渓

【住所】〒021-0101 岩手県一関市厳美町滝ノ上地内
【入場料】無料
【公式サイト】厳美渓 いちのせき観光NAVI
https://www.ichitabi.jp/spot/data.php?no=8

冬の世界文化遺産 中尊寺<岩手県平泉町>

2011年6月世界文化遺産登録、岩手県平泉の「中尊寺」。金色堂はじめ3000余点の国宝・重要文化財を伝える、東日本随一の平安仏教美術の宝庫。雪の降りしきる冬に、樹齢300年を超える杉が囲む月見坂を歩いていると、数百年の時空を超えていくようです。

中尊寺

【住所】〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
【拝観料】大人800円
【公式サイト】関山 中尊寺
https://www.chusonji.or.jp

寒いから創り出される日本の冬絶景。今の時期にしか見られないものですから、温かい格好で防寒して、ぜひ訪れたいものです。

注意:記事掲載の情報は、2019年12月現在のものになりますので、詳細につきましては、公式サイトで確認または開催団体へ直接お問い合わせください。

[Al photos by Shutterstock.com]

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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