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「死ぬまでに味わうべき」マスタードから大人気チョコまで!カナダ・トロントの鉄板お土産3選【カナダ・トロント】

Posted by: 坂本正敬
掲載日: Jan 24th, 2020.

カナダ最大の都市、トロント。カナダとアメリカの東部を周遊する際の拠点にもなりますが、トロントで人気のお土産と言えば何でしょうか。今回はトロントと日本を仕事で往復するトロント通の日本人や、現地でフードツアーを開催するEating Through To代表のMackenzie Puticiさんに、鉄板のお土産を教えてもらいました。

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St. Lawrence Market(セント・ローレンス・マーケット)のチーズ


最初はトロントの中心部、ユニオン駅(Union Station)から東へ2kmほど歩いた先にあるSt. Lawrence Market(セント・ローレンス・マーケット)で販売されているチーズになります。

「え、チーズって持って帰れるの?」と疑問に感じるかもしれませんが、日本の動物検疫所によると、販売や営業を目的としておらず、あくまでも個人的な楽しみとして持ち帰るチーズの場合は、10kg以下に限って自由に「輸入」できると言います。

そんなカナダ産のチーズ。上述のMackenzie Puticiさんによると、標準的なカナダ人は週に2度か3度はワインと一緒にチーズを楽しむ文化があるそう。

トロントのあるカナダ東部のオンタリオ州、さらにお隣のケベック州は、チーズの生産が盛んな土地で、カナダの中でも乳製品はほぼオンタリオとケベックが作っていると言います。

その「チーズ王国」の新鮮なチーズが、トロントの台所セント・ローレンス・マーケットで身近に購入できるのですね。

Eating Through ToのMackenzie Puticiさん


具体的にMackenzie Puticiが紹介してくれたチーズは、

Gunn’s Hill 5 brothers(0.094kg CA$5.92=494円ほど)

Grey Owl(0.086kg CA$5.16=431円ほど)

Le Baluchon Organic, raw milk(0.138kg CA$8.00=668円ほど)

といったラインアップ。それぞれ牛、ヤギ、ヒツジと異なる家畜のミルクで作られており、見た目にも特徴的なGrey Owlに関しては、野菜の灰でチーズの外側をコーティングした仕上がりになっています。どれも濃厚で、素晴らしい味わいでした。

トロント周辺は畜産王国としてチーズ、食肉だけでなくワインの生産も充実しています。セント・ローレンス・マーケットにはもちろんカナダ産のワインも売っています。併せて買って帰りたいですね。

セント・ローレンス・マーケット(サウス・マーケット)
住所:93 Front St E, Toronto, ON M5E 1C3, Canada
営業時間:【火~木】8:00am~18:00)、【金】8:00~19:00、【土】5:00~17:00
定休日:日・月曜日
電話:+1 416-392-7219
HP:http://www.stlawrencemarket.com/

KOZLIK’S(コズリクス)のマスタード


次も同じくセント・ローレンス・マーケットで購入可能なKOZLIK’S(コズリクス)のマスタード(1ボトル6.00カナダドル=500円ほど)。

店舗で働くスタッフの方によれば、こちらは1948年、第二次世界大戦の直後に誕生した家族経営のメーカーで、過去60年以上変わらない味を守り続けている老舗でもあると言います。

そもそもマスタードとは、西洋からし菜の種子を原料に作る香辛料で、KOZLIK’Sでは、この原料を100%カナダ産で調達し、マスタードづくりをしているのだとか。


米ニューヨーク・タイムズ紙には「われわれが口にした中で最高の(マスタードの)1つ」と書かれ、カナダのトロント・ライフマガジンには「死ぬまでに味わうべき100の味(の1つ)」とまで書かれています。

さすがに「死ぬまでに味わうべき100の味の1つ」とまで書かれると、ちょっと言いすぎな気もしますが、少なくともニューヨークタイムズ紙の言う通り、人生において「最高のマスタードの1つ」に挙げられる味わいです。。

単に辛いだけではない、酸味と甘みが絶妙に計算されたマスタード。セント・ローレンス・マーケットのお店では、さまざま種類のマスタードが試食できるようにもなっています。

ソーセージやベーコンなど加工肉との相性は完璧ですから、ぜひとも肉好きの人に持ち帰ってあげてくださいね。

KOZLIKS
住所:93 Front St. East #19 Toronto, Ontario M5E 2C3(セント・ローレンス・マーケット内)
電話:+1 416-361-9788
営業時間:【火~木】8:00am~18:00)、【金】8:00~19:00、【土】5:00~17:00
定休日:日・月曜日
HP:https://www.kozliks.com/

SOMA CHOCOLATEMAKER(ソマ チョコレートメーカー)のチョコレート

ディスティラリー歴史地区のクリスマスマーケット


最後はトロントのディスティラリー歴史地区などに3店舗の拠点を構えるチョコレートメーカーの商品になります。

ディスティラリー歴史地区とは、ビクトリア調の産業施設をリノベーションして作ったカナダ最大の複合商業施設で、カフェやショップが敷地内に入居しています。

クリスマスの時期は、クリスマスマーケットが開催され、その盛況ぶりに近年では入場料を取り始めたほど。

El Catrinの店内


敷地内にはEl Catrinというオープンエアのレストランがあり、その近くにSOMA Chocolatemaker(ソマ チョコレートメーカー)の路面店があります。

SOMA Chocolatemakerは、2003年に「小さくてご機嫌なチョコレート店を作ろう」の掛け声とともに誕生したトロント発祥のお店で、瞬く間にトロントニアン(トロントの人たち)の心をつかみました。

トロント観光局と組んで日本向けのPRを行っている日本人の方も、「ここのチョコレートはおいしい」と太鼓判を押して紹介してくれた場所になります。店内に入ると、シンプルなチョコレートバーから、ナッツ入りのチョコレート、カラフルなデコレーションが施されたチョコレートなど、さまざまな商品が陳列棚にいっぱい並んでいました。


価格帯も、オレンジのスライスをチョコレートでコーティングしたSeville Orange Sliceの4.25カナダドル(355円)から、円形のチョコレートにナッツやフルーツをふんだんに散りばめたSoma Possible Worldsの16.50カナダドル(1,378円ほど)まで、さまざまです。

ディスティラリー歴史地区は、マイクロブルワリーやカナダ人が作る日本酒の酒蔵などもあり、トロント旅行では必見のスポット。訪れた際には併せて日本向けのお土産を調達してみてくださいね。

SOMA Chocolatemaker(ディストラリー・ディストリクト店)
住所:32 Tank House Lane, Toronto、Xmasマーケット内
電話:+1 416-815-7662
営業日:【日~月】11:00〜〜20:00、【火~木】10:00〜20:00、【金~土】10:00〜21:00
HP:https://www.somachocolate.com/

[参考]
乳製品の検疫開始について – 動物検疫所
カナダの酪農事情~牛乳乳製品の消費動向・消費拡大策を中心に~

[All photos by Masayoshi Sakamoto]

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。


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