イタリア・ローマ発で世界展開する、本格的なモッツァレラ&ピッツェリア【ニューヨーク店ルポ】

Posted by: Kasumi Abe

掲載日: Mar 5th, 2020

オーナーがイタリア・ローマで2004年にオープンして以来、その噂が世界中に瞬く間に広まり、今では世界4ヵ国計22店舗もお店がある「Obicà Mozzarella Bar, Pizza e Cucina」。ここは新鮮なモッツアレラチーズが豊富にそろっているばかりでなく、本格的なピザやパスタもオーダー必須です。

© Kasumi Abe
Pappardell(26ドル)

世界4ヵ国に22店舗展開(東京にも)

「Obicà Mozzarella Bar, Pizza e Cucina」は、Silvio Ursini氏が2004年にイタリア・ローマで創業した「世界初のモッツァレラ・バー」を謳った、モダン&カジュアルな本格的ピッツェリアのお店です。

美味しさの噂は瞬く間に広がり、現在はイタリア国内に10店舗、イギリスに4店舗、アメリカに3店舗(うちニューヨークには2店舗)、そして日本には六本木ヒルズや東京ミッドタウンなど5店舗と世界中に展開しています。

その中でもとにかく広くて曜日に関係なくいつもお客さんで活気があり、「これぞニューヨーク」という雰囲気たっぷりなのが、マンハッタンにあるこのフラットアイアン・ディストリクト店です。

縦に広い店内は平日からすごい活気

© Kasumi Abe
天井が高く、奥に広く、ガヤガヤととても活気がある店内

デザイナーズホテルやレストラン、ショップが連なるフラットアイアン・ディストリクトは、金融や保険会社、広告代理店、スタートアップなどさまざまな企業も多く集まるエリアです。平日の夜7時に来ると、観光客に加え、近隣で働く会社員など地元の人々で広い店内が埋め尽くされ、ガヤガヤと楽しい熱気が充満しています。さすがは「家族、友人、同僚とおいしいイタリア料理を共有する喜び」を提供するお店です。

モッツァレラに加え、ピザやパスタもオーダーマスト

店名の一部にもなっているモッツァレラチーズから見ていきましょう。このお店では、イタリアから定期的に空輸されるカンパニアの水牛の牛乳のみを使用した新鮮なモッツァレラチーズ(9-16ドル)を提供しています。クラシックタイプのものからブラッタなど、6種類がそろっているのですが、どれにするか迷ったら3種類を少しずつお試しできる「モッツァレラ・サンプラー」(24ドル)が良いでしょう。

また店内奥の石窯で焼かれる本格的なピザも外せません。どれもクラストがふんわり、サクサクしています。中でも筆者のおすすめは、2種類のチーズがたっぷりでリッチな味わいの、ポルチーニ茸、タレッジョ、バッファローモッツァレラのピザ、Porcini E Taleggio(写真下)です。

© Kasumi Abe
Porcini E Taleggio(24ドル)

お腹に余裕がある場合は、パスタもオーダーしてみてください。幅広の平麺、パッパルデッレに濃厚なラグー(イタリアのミートベースのソース)が絡んだPappardell(一番上の写真)も試してほしい1品です。ラグーに絡むほのかに酸味のあるオレンジの皮の香りがポイントです。

ワインの種類が豊富なのは、もちろん言うまでもありません。バーカウンターでは本格的なカクテルをミクソロジストが作ってくれます。食前酒、食後酒などの質問や要望にも応えてくれるはず。毎日3-7pmはハッピーアワーで、ドリンクがお得です。また、土日の12-4pmはブランチもあります。

Obicà Mozzarella Bar, Pizza e Cucina(オービカ・モッツァレラ・バー・エ・クッチーナ)
住所: 928 Broadway, New York, NY 10010, U.S.A.
電話:(212) 777-2754
営業時間は季節によって変わりやすいので、ウェブサイトで確認のこと。
HP: http://www.obica.com/restaurants/new-york-flatiron

[All photos by Kasumi Abe]
All images and text are copyrighted.

PROFILE

Kasumi Abe

a.kasumi ライター・編集者

雑誌、ウェブ、ラジオを通して、グルメから社会問題まで、幅広くアメリカ&NY情報を発信中。著書に『NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ』がある。日本の出版社勤務を経て、NYに移住したのは2002年のこと。アメリカ(出版社時代)でも街ネタ取材でNY中を駆け回った後、14年に独立。物書きとしては、今では信じられないがメジャーミュージシャンのインタビュー含む音楽評論が原点。

雑誌、ウェブ、ラジオを通して、グルメから社会問題まで、幅広くアメリカ&NY情報を発信中。著書に『NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ』がある。日本の出版社勤務を経て、NYに移住したのは2002年のこと。アメリカ(出版社時代)でも街ネタ取材でNY中を駆け回った後、14年に独立。物書きとしては、今では信じられないがメジャーミュージシャンのインタビュー含む音楽評論が原点。

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