(C)Kasumi Abe
歴史的地区に位置するおしゃれな2店
18世紀、イギリスとの和平交渉などが行われた歴史的地区、フラウンス・タバーン(タバーンは居酒屋という意味)の一角にある。 (C)Kasumi Abe
自由の女神やグラウンド・ゼロに行った帰り、マンハッタンの南端で小腹が空いた時などにおすすめしたい店が、このザ・ポーターハウス・ブルー・コー・NYCとザ・ラブレース・カクテル・アンド・ジンです。
外からはわかりにくいですが、この一見違う2つの店は中で繋がっていて、経営も同じです。ザ・ポーターハウスの方はアイリッシュバー、ザ・ラブレースの方はカクテル&ジンバーとなっています。
この辺はニューヨークの金融街・ウォールストリート近くで、昼間はビジネスピープル向けのランチ処がたくさんあるのですが、夜になると数が限られます。その中でも毎夜賑わいを見せているのが、この2つのお店なのです。
アイリッシュバーはバーフードの種類も豊富
ピリ辛のChicken Wings(15ドル)とMahi Mahi Fish Tacos(16ドル)。 (C)Kasumi Abe
移民の街、ニューヨークにはたくさんアイリッシュバーが点在していますが、どこも本場アイルランド仕込みのどこか(いい意味で)男臭い雰囲気。日本から観光でやって来た女性客(特にお一人様)にとって、入りやすい雰囲気とはもしかして言えないかもしれません。
しかしポーターハウス・ブルー・コー・NYCは、女性でも入りやすい素敵なインテリアが特徴です。
ドリンク類は、アイルランドのクラフトビールが5種類(オイスタースタウト、IPAなど)と、38種類ものアイリッシュウイスキー、アイリッシュコーヒーをはじめとする世界中から輸入したさまざまな種類があり、迷うほどの品揃えです。
またビールなどのあてになる一品料理の種類も豊富です。チキンウィングやタコス、ロブスター入りのマックアンドチーズ (写真上)などが人気メニュー。タバーン(居酒屋)らしいしっかりした味付けなので、お酒がどんどん進みます!
女性でも入りやすいカクテル&ジンバー
角に位置したザ・ラブレースの方は、アール・デコ調のインテリアがおしゃれで、女性客も多いです。
ここでもポーターハウスと同じメニューがオーダーできますが、アイルランド産をはじめとするさまざまなジンや、それらを使った各種カクテル、ワインが揃っていて、店の雰囲気にもぴったり。
夕方以降はバンドの生演奏も始まり、店の活気がさらに増します。
サービスや対応は、いつ行っても感じがよいです。アイルランド訛りの英語を話すフレンドリーなスタッフも、アイリッシュの気分を盛り上げてくれます。
The Porterhouse Brew Co. NYC(ザ・ポーターハウス・ブルー・コー・NYC)、The Lovelace Cocktail and Gin bar(ザ・ラブレース・カクテル・アンド・ジン)
住所: 36 Water St, New York, NY 10004, U.S.A.
電話:(212) 425-7171
営業時間は季節によって変わりやすいので、ウェブサイトで確認のこと。
HP:
https://porterhousebrewconyc.com/contact-us/
[All photos by Kasumi Abe ] All images and text are copyrighted.
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a.kasumi ライター・編集者
雑誌、ウェブ、ラジオを通して、グルメから社会問題まで、幅広くアメリカ&NY情報を発信中。著書に『NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ』がある。日本の出版社勤務を経て、NYに移住したのは2002年のこと。アメリカ(出版社時代)でも街ネタ取材でNY中を駆け回った後、14年に独立。物書きとしては、今では信じられないがメジャーミュージシャンのインタビュー含む音楽評論が原点。
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